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教皇の意向:女性の役割 (4月)

降誕三日前(12/22)

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主はわたしが願ったことを叶えて下さいました。

サムエル上1:27
集会祈願

🌸 第一朗読 (サムエル上1:24-28)

サムエル記
 24 〔サムエルが〕乳離れした後、ハンナは三歳の雄牛一頭、麦粉を一エファ、ぶどう酒の革袋を一つ携え、その子を連れてシロの主の家に上って行った。この子は幼子にすぎなかったが、 25人々は雄牛を屠り、その子をエリのもとに連れて行った。 26ハンナは言った。「祭司様、あなたは生きておられます。わたしは、ここであなたのそばに立って主に祈っていたあの女です。 27わたしはこの子を授かるようにと祈り、主はわたしが願ったことをかなえてくださいました。 28わたしは、この子を主にゆだねます。この子は生涯、主にゆだねられた者です。」
彼らはそこで主を礼拝した。

🌸 答唱詩編 詩編105 典177 ①②

アレルヤ唱 典257(12月22日)

🌸 福音朗読 (ルカ1:46-56)

ルカによる福音
46〔そのとき、〕マリアは言った。
「わたしの魂は主をあがめ、
47わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
48身分の低い、この主のはしためにも
目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人も
わたしを幸いな者と言うでしょう、
49力ある方が、
わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、
50その憐れみは代々に限りなく、
主を畏れる者に及びます。
51主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、
52権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、
53飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。
54その僕イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません、
55わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」
56マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 昨日の福音に続く、マリアがエリザベト訪問の際に唱えたとされる「マグニフィカト」が読まれた。その有名な賛歌は、教会の祈りの夕の祈りの賛歌として、全世界の司祭・修道者が毎日唱えるもの。
 降誕節に読まれるルカの四つの賛歌の一つですが、実は、第一朗読で読まれたサムエル記上の「ハンナの祈り」を下敷きにして作られたと言われる。ハンナは、子どもに恵まれない妻として、神に必死に祈り、聞き入れられて、王時代のはじめの偉大な指導者、サムエルを授かる。マリアは、自ら願ったわけではないが、予想もしない仕方で、「偉大な人、いと高き方の子」、救い主を宿すことになる。
 二人は、ともに、自らを弱い者、貧しいもの、身分の低い者と認め、思い上がる者、富める者、権力ある者を打ち散らし、飢えた人を良いもので満たされる主をたたえます。
 この賛歌は、マリアの祈りでありながら、マリアだけでなく、すべての人、自らのうちに小ささ、弱さ、無力さを抱いている人類皆の祈りの歌として、また、それに応える神の偉大さを讃える歌として大切にしたい。
この賛歌は、世紀を越えて歌い継がれてきましたが、旧約と新約を結ぶ橋渡し、わが子を人類に委ねる神の一貫した思いを、世の終わりまで、人々に告げる貴重な詩であると言えましょう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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