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教皇の意向:病者への司牧的ケア (7月)

祈祷の使徒
🌸「祈る花」🌸へようこそ

2024年07月27日

毎日のみ言葉と教皇の意向に合わせて、一緒に祈り、祈祷の使徒になるために、主イエスとともに生きましょう[1]

聖イグナチオ・ロヨラの祈り

🌸 父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。 🌸

朝イエスと共に

価値ある真珠
 私たちの一日は、今日の福音の言葉から始まります: 「天の国は次のようにたとえられる。商人が良い真珠を探している。 高価な真珠を一つ見つけると、出かけて行って持ち物をすっかり売り払い、それを買う。」(マタイ13:45-46)。この言葉を少し味わってみましょう。
 「このみ国の道を歩む者のしるしは創造性であり、常にそれ以上のものを探し求めることです。そして、創造性とは、いのちを得て、いのちを与えるものです」(教皇フランシスコ)。今日、私たちは自分の探求について自問することができます…私たちは何を求めているのでしょうか?そして、創造性、喜び、平和、柔和という果実は、私たちが御国の道を歩んでいるという手がかりを与えてくれます。
 今月の意向を捧げる祈りで結びましょう。
(EYMイタリアチーム)

🌸 🌸 🌸

日中イエスと共に

御国の宝
 私たちは道中で一休みします。教皇フランシスコのこの言葉を黙想します: 「神の国は、私たちが見つけることのできる最大の宝です。それは、神の国に従うために他のすべてを捨て、愛、正義、平和という神の国の価値観に従って生きるよう、私たちを招いているのです」。
 私たちの人生において、神の代わりになるものは何でしょうか?主のためにもっと場所を確保するために、私たちは何を手放さなければならないでしょうか?
 私たちは、主を生活の中心に置き、妨げとなるものを取り除くという願いを新たにします。そして、今日病者の塗油を受けている人々のために祈りながら残りの一日を過ごすことを決意します。
月ごとの祈りの意向を祈ります。
(EYMイタリアチーム)

祈る花:Inoruhana

🌸 🌸 🌸

祈る花:Inoruhana

夜イエスと共に

御国を求めて
 主よ、今日も私たちと共に歩んでくださったことを感謝します。私たちの探求を促してくださり、ありがとうございます。私たちをあなたのもとに引き寄せてくださり、ありがとうございます。今日、私たちは何を求めましたか?私たちは今日、私たちの心の中にある促しと願望に気づきます。私たちがあなたの価値観を求め、生きた時と、世の中のことに流された時を思い起こします。
 私たちのもろさや失敗を赦し、私たちをあなたから遠ざけるもの、あなただけにしがみつくことを助けてくれないもの、方法、場所、執着を手放す勇気を与えてください。
 私たちが明日、あなたの御国とその正義を求めることができるように助けてください。
天におられる私たちの父よ...。
(EYMチーム イタリア)

🌸 🌸 🌸

日にち
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[1] 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。

毎日のみ言葉を味わう

年間第十六土曜日(7/27)

刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。
集会祈願

全能永遠の、神である父よ、私たちの行いが、いつもみ旨にかなうよう導いてください。御子キリストの内にあって、豊かな実りを結ぶことができますように。聖霊による一致のうちに、あなたと共に神であり、世々とこしえに生き、治められる御子、私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 第一朗読 (エレミヤ7:1-11)

エレミヤの預言

 1主からエレミヤに臨んだ言葉。
 2主の神殿の門に立ち、この言葉をもって呼びかけよ。そして、言え。
 「主を礼拝するために、神殿の門を入って行くユダの人々よ、皆、主の言葉を聞け。 3イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。お前たちの道と行いを正せ。そうすれば、わたしはお前たちをこの所に住まわせる。 4主の神殿、主の神殿、主の神殿という、むなしい言葉に依り頼んではならない。 5-6この所で、お前たちの道と行いを正し、お互いの間に正義を行い、寄留の外国人、孤児、寡婦を虐げず、無実の人の血を流さず、異教の神々に従うことなく、自ら災いを招いてはならない。 7そうすれば、わたしはお前たちを先祖に与えたこの地、この所に、とこしえからとこしえまで住まわせる。 8しかし見よ、お前たちはこのむなしい言葉に依り頼んでいるが、それは救う力を持たない。 9盗み、殺し、姦淫し、偽って誓い、バアルに香をたき、知ることのなかった異教の神々に従いながら、 10わたしの名によって呼ばれるこの神殿に来てわたしの前に立ち、『救われた』と言うのか。お前たちはあらゆる忌むべきことをしているではないか。 11わたしの名によって呼ばれるこの神殿は、お前たちの目に強盗の巣窟と見えるのか。そのとおり。わたしにもそう見える、と主は言われる。

🌸 答唱詩編 詩編84 典102①⑥

答:幸せな人、神をおそれ、主の道を歩む者。

すべてを治められる神よ、
あなたの住まいは麗しい。
私の魂は主の庭を慕い、
心と体は生ける神にあこがれる。 【答】

よこしまな人の幕屋に泊まるより、
私は神の家の戸口に立とう。
主は光と恵みを豊かに注ぎ、
とがなく歩む者に幸せを拒まれない。 【答】

アレルヤ唱 典272㉚

アレルヤ・アレルヤ。あなた方の魂が救われるように、心に植え付けられた神のことばを受け入れなさい。アレルヤ・アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マタイ13:24-30)

マタイによる福音

 〔そのとき、〕イエスは、別のたとえを持ち出して言われた。「天の国は次のようにたとえられる。ある人が良い種を畑に蒔いた。 25人々が眠っている間に、敵が来て、麦の中に毒麦を蒔いて行った。 26芽が出て、実ってみると、毒麦も現れた。 27僕たちが主人のところに来て言った。『だんなさま、畑には良い種をお蒔きになったではありませんか。どこから毒麦が入ったのでしょう。』 28主人は、『敵の仕業だ』と言った。そこで、僕たちが、『では、行って抜き集めておきましょうか』と言うと、 29主人は言った。『いや、毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。 30刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。刈り入れの時、「まず毒麦を集め、焼くために束にし、麦の方は集めて倉に入れなさい」と、刈り取る者に言いつけよう。』」

奉納祈願

命の源である父よ、御子の奉献を記念する供え物を受け入れてください。感謝を込めて行うこの秘跡によって、私たちの内に救いの業が全うされますように。私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 有名な「毒麦のたとえ」。これも、畑仕事や植栽の経験のある方にはなじみ深い現実に違いない。よく世話をし、丹精込めて作った作物や植物の中に、まったく意図していない不純な芽が出て成長し、よい芽をしのぐ勢いになる。常識のある人であれば、当然、よくない芽を早いうちに摘んでおくに違いない。
 しかし、イエスは言われる、「毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい」と。イエスは、決して、無菌状態の世界に、信仰者が生きることを望まれない。むしろ、神に逆らう様々な力が働き、その影響を受けて、信仰がゆがめられたり、道から外れる人が出ることを許容される。純粋培養の状態を最善と思われるわけではない。
 イエスを歓迎しないサマリア人の村を通って進まれるとき、天からの火を降らせて焼き尽くしましょう、といった弟子たちを厳しく戒められたことから明らかなように、人となられた神の子イエスは、悪を滅ぼそうとはなさらない。神の裁きの厳しさを強調した預言者と異なり、イエスは、裁きは、神の手にゆだねる、という姿勢を生涯貫かれた。そして、人には不可能と思われる、「回心」を何よりも望まれ、それがために、自らを、人々の手に渡された。たとえそれが100%報われないとしても。
とかく、力によって、相手を滅ぼし、自らの正当性を主張しようとするわたしたちに、イエスの寛容を理解し、その心を生き抜く恵みを祈ろう。(S.T.)

🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸

御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。