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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第十八月曜日(8/1)

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聖アルフォンソ(リゴリ)司教教会博士

安心しなさい

マタイ14:27
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ28:1-17)

エレミヤの預言

 1その同じ年、ユダの王ゼデキヤの治世の初め、第四年の五月に、主の神殿において、ギブオン出身の預言者、アズルの子ハナンヤが、祭司とすべての民の前でわたしに言った。
 2「イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたしはバビロンの王の軛を打ち砕く。 3二年のうちに、わたしはバビロンの王ネブカドネツァルがこの場所から奪って行った主の神殿の祭具をすべてこの場所に持ち帰らせる。 4また、バビロンへ連行されたユダの王、ヨヤキムの子エコンヤおよびバビロンへ行ったユダの捕囚の民をすべて、わたしはこの場所へ連れ帰る、と主は言われる。なぜなら、わたしがバビロンの王の軛を打ち砕くからである。」
 5そこで、預言者エレミヤは主の神殿に立っていた祭司たちとすべての民の前で、預言者ハナンヤに言った。 6預言者エレミヤは言った。
 「アーメン、どうか主がそのとおりにしてくださるように。どうか主があなたの預言の言葉を実現し、主の神殿の祭具と捕囚の民すべてをバビロンからこの場所に戻してくださるように。 7だが、わたしがあなたと民すべての耳に告げるこの言葉をよく聞け。 8あなたやわたしに先立つ昔の預言者たちは、多くの国、強大な王国に対して、戦争や災害や疫病を預言した。 9平和を預言する者は、その言葉が成就するとき初めて、まことに主が遣わされた預言者であることが分かる。」
 10すると預言者ハナンヤは、預言者エレミヤの首から軛をはずして打ち砕いた。 11そして、ハナンヤは民すべての前で言った。
 「主はこう言われる。わたしはこのように、二年のうちに、あらゆる国々の首にはめられているバビロンの王ネブカドネツァルの軛を打ち砕く。」
 そこで、預言者エレミヤは立ち去った。12預言者ハナンヤが、預言者エレミヤの首から軛をはずして打ち砕いた後に、主の言葉がエレミヤに臨んだ。
 13「行って、ハナンヤに言え。主はこう言われる。お前は木の軛を打ち砕いたが、その代わりに、鉄の軛を作った。 14イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたしは、これらの国すべての首に鉄の軛をはめて、バビロンの王ネブカドネツァルに仕えさせる。彼らはその奴隷となる。わたしは野の獣まで彼に与えた。」
 15更に、預言者エレミヤは、預言者ハナンヤに言った。
 「ハナンヤよ、よく聞け。主はお前を遣わされていない。お前はこの民を安心させようとしているが、それは偽りだ。 16それゆえ、主はこう言われる。『わたしはお前を地の面から追い払う』と。お前は今年のうちに死ぬ。主に逆らって語ったからだ。」
 17預言者ハナンヤは、その年の七月に死んだ。

🌸 答唱詩編 詩編119 典75③④

アレルヤ唱 典272㉜

🌸 福音朗読 (マタイ14:13-21)

マタイによる福音

 13イエスはこれを聞くと、舟に乗ってそこを去り、ひとり人里離れた所に退かれた。しかし、群衆はそのことを聞き、方々の町から歩いて後を追った。 14イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て深く憐れみ、その中の病人をいやされた。 15夕暮れになったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、もう時間もたちました。群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう。」 16イエスは言われた。「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」 17弟子たちは言った。「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」 18イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い、 19群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。 20すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二の籠いっぱいになった。 21食べた人は、女と子供を別にして、男が五千人ほどであった。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスは洗礼者ヨハネの死を悼んで、一人、人里離れたところへ退いて、祈りの時を持たれた。彼の後を追ってやってきた群衆に、イエスはいろいろと教えられ、その中にいる病人を癒された、マタイは記す。
 そして、話は、五つのパンと二匹の魚をもって5000人の人々の腹を満たされた、イエスの大いなる御業を通して、あたかも、イエスの活動が頂点に達したかのように展開する。ほぼ、同じ言葉を使って記す福音書は、その出来事の奇跡性に注目し、さらには、最後の晩餐での聖体の秘跡の制定を暗示しているように思われる。
 ヨハネ福音書は、その出来事の描写に留まらず、それを契機として、イエスが「いのちのパン」について展開された長い説教に頁をさいている。共観福音書は、そうした説教には触れないが、今日のアレルヤ唱には、イエスが行われたパンの奇跡の意味を解き明かすかのように、イエスがかつて誘惑を受けた時に引用された、申命記の言葉、「人はパンだけではなく、神のことばによって生きている」を記している。
 かつて、イスラエルの民が砂漠で飢えに苦しんでいたとき、天から降った不思議な食べ物―マナーで命をつないだことの意味を、モーセの口を通して、申命記の著者が解き明かしたように、今日、あらためて、パンの増加の奇跡が、神のことばこそが、人々を養う糧であることを思い起こさせる機会となる恵みを祈ろう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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