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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第三十金曜日(11/3)

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イエスは病人の手を取り、病気をいやした

ルカ14:4

聖マルチノ・デ・ポレス修道者

集会祈願

🌸 第一朗読 (ローマ9.1-5)

 1わたしはキリストに結ばれた者として真実を語り、偽りは言わない。わたしの良心も聖霊によって証ししていることですが、 2わたしには深い悲しみがあり、わたしの心には絶え間ない痛みがあります。 3わたし自身、兄弟たち、つまり肉による同胞のためならば、キリストから離され、神から見捨てられた者となってもよいとさえ思っています。 4彼らはイスラエルの民です。神の子としての身分、栄光、契約、律法、礼拝、約束は彼らのものです。 5先祖たちも彼らのものであり、肉によればキリストも彼らから出られたのです。キリストは、万物の上におられる、永遠にほめたたえられる神、アーメン。

🌸 答唱詩編 詩編147 典135 ①②

アレルヤ唱 典272 ㉖

🌸 福音朗読 (ルカ14.1-6)

ルカによる福音

 1安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。 2そのとき、イエスの前に水腫を患っている人がいた。 3そこで、イエスは律法の専門家たちやファリサイ派の人々に言われた。「安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか。」 4彼らは黙っていた。すると、イエスは病人の手を取り、病気をいやしてお帰しになった。 5そして、言われた。「あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか。」 6彼らは、これに対して答えることができなかった。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスがいやされた人は、水腫を患っていました。今では「浮腫」という言葉が使われていますが、どちらも体液がたまって手足がむくみ、関節がこわばり、動作に支障をきたす症状を指します。この奇跡を目撃したファリサイ派の人々は、安息日に行ういやしについてのイエスの見解を知っていたでしょう。というのも、この質問はすでになされて答えられており、ファリサイ派の人々は恥をかかせられたからです(ルカ13:10-17参照)。二度目のいやしも歓迎されそうにありませんでした。しかし、イエスは彼らに招待状を与えておられました、今度は自分自身のいやしを求めるようにと。

 それは、私たち全員に差し出されている招待状です。つまり、主との関係を深めるために、霊的肥大や硬直をいやすためのものです。神がどのようなお方で何を望んでおられるのかを固定的に理解してしまうことは簡単です。しかし、神が何よりも望んでおられるのは、私たちとの親密で流動的な関係であり、日々動き、成長し、成熟していく関係です。ですからイエスは、私たちが神に向かって歩み、また神と共に歩むことを妨げる全ての物事をいやすことを願っておられます。

 今日、イエスは、あなたの霊の健康について考えるように招いておられます。あなたが聖霊に尋ねるなら、聖霊はあなたの霊的生活にある腫れやこわばりを軽減したい場所を示してくださるでしょう。もしかしたら、「神様、わたしはほかの人たちのよう(……)でないことを感謝します」(ルカ18:11)という微かな気持ちが、あなたの自己イメージを膨らませているかもしれません。また、急いで聖書を読んだりミサで祈りを暗唱したりすることに満足する思いが、主との歩みをこわばらせているかもしれません。このような生き方をする必要はありません。その「霊的な水腫」の部分を書き留めて、イエスに「あなたと一緒にもっと自由に動きたいのです」と伝えてください。

 いやしを求めよという主の招きは、特定の日や特定の人のためだけではありません。主の子供たち全員のためであり、毎日のためです。あなたのためなのです。ファリサイ派の人々は、イエスの招きに黙ったままでした(ルカ14:4)。あなたには「はい」と答える機会があります。今日のあなたの応答が、あなたをいやしてもっと自由に共に歩むように招いてくださる御方への喜びと感謝の祈りでありますように。

 「イエス様、あなたをもっと知るよう私を招いてくださり、ありがとうございます。あなたと共に歩むことを妨げるものは何でもいやしてください」。

『毎日の黙想』聖母の騎士社、2021年10月29日。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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