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教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

灰の式後の木曜日(3/3)

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わたしのために命を失う者は、それを救う

ルカ9:24
集会祈願

万物の造り主である神よ、あなたの恵みでわたしたちの行いを導き、一日の働きを支えてください。すべての仕事があなたのうちに始まり、あなたによって実を結びますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 第一朗読 (申命記30.15-20)

 15〔モーセは民に言った。〕見よ、わたしは今日、命と幸い、死と災いをあなたの前に置く。 16わたしが今日命じるとおり、あなたの神、主を愛し、その道に従って歩み、その戒めと掟と法を守るならば、あなたは命を得、かつ増える。あなたの神、主は、あなたが入って行って得る土地で、あなたを祝福される。 17もしあなたが心変わりして聞き従わず、惑わされて他の神々にひれ伏し仕えるならば、 18わたしは今日、あなたたちに宣言する。あなたたちは必ず滅びる。ヨルダン川を渡り、入って行って得る土地で、長く生きることはない。 19わたしは今日、天と地をあなたたちに対する証人として呼び出し、生と死、祝福と呪いをあなたの前に置く。あなたは命を選び、あなたもあなたの子孫も命を得るようにし、 20あなたの神、主を愛し、御声を聞き、主につき従いなさい。それが、まさしくあなたの命であり、あなたは長く生きて、主があなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われた土地に住むことができる。

🌸 答唱詩編 詩編1 典100 ①④

アレルヤ唱 典260 3C

🌸 福音朗読 (ルカ9.22-25)

ルカによる福音
  22〔その時、イエスは弟子たちに言われた。〕「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」 23それから、イエスは皆に言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。 24自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを救うのである。 25人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の身を滅ぼしたり、失ったりしては、何の得があろうか。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 昨日から四旬節に入ったが、今日は、その歩みを始める者の覚悟を問う厳しい言葉が選ばれている。申命記では、イスラエルの民が約束の地に入り、そこで繁栄を得るための絶対条件をモーセは提示する。命と幸い、あるいは、死と災い、どちらを選ぶか、生と死、あるいは祝福と呪い、どちらを求めるのか。そのためには、すべてのものの与え主である神を愛し、その掟を守り、その示す道に従って歩むことだと。
 イエスは同じく、いのちへの道を弟子たちに提示する。「わたしについて来たい者は身分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」と。これだけ聞くと、いかにも、あの受難へと歩みを進めるイエスに従おうとする者への戒めの言葉かと、思うかもしれない。しかし、よく読むと、「自分を捨てる」ということには、実に深い意味が込められている。自分が持っているもの、これこそが自分だと思っているもの一切を手放すということ、これは、簡単にできることではない。同時に、それによって、自分では想像もできなかった、広く深く、限りない自由な世界への道が開けてくることを経験する。
 「自分の十字架を背負う」ということは、当初、だれもが忌避することに違いない。しかし、それは、自分で求めるものでなく、生きている限り必ず向こうからやってくる様々な困難、苦しみ、痛み、悲しみ、それらを、ただ無意味なものとして退けるのではなく、むしろ、素直に受け入れることによって、自分が大きな力に生かされていることを体験するものだ。
 そのような逆説を厭わずに生きること、これこそがキリスト者の誇りとすべき生き方であることを教えているのではないか。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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