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教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

四旬節第一火曜日(2/20)

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わたしたちを誘惑に遭わせず、

マタイ6:13
集会祈願

🌸 第一朗読 (イザヤ55.10-11)

10〔主は言われる。〕
雨も雪も、ひとたび天から降れば
むなしく天に戻ることはない。
それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ
種蒔く人には種を与え
食べる人には糧を与える。
11そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も
むなしくは、わたしのもとに戻らない。
それはわたしの望むことを成し遂げ
わたしが与えた使命を必ず果たす。

🌸 答唱詩編 詩編34 典128 ②⑤

アレルヤ唱 典261 ⑨

🌸 福音朗読 (マタイ6.7-15)

マタイによる福音 

 7〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。 8彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。 9だから、こう祈りなさい。
『天におられるわたしたちの父よ、
御名が崇められますように。
10御国が来ますように。
御心が行われますように、
天におけるように地の上にも。
11わたしたちに必要な糧を今日与えてください。
12わたしたちの負い目を赦してください、
わたしたちも自分に負い目のある人を
赦しましたように。
13わたしたちを誘惑に遭わせず、
悪い者から救ってください。』
14もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。 15しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

  「主の祈り」は毎日少なくとも一回、日によっては、数回唱える、祈りの中の祈り。「異邦人のようにくどくどと述べてはならない」という導入の言葉からして新鮮に響く。わたしたちも、どこかで言葉豊かにお願いをすれば、聞き入れてもらえると、思い込んでいるふしがある。しかし、神は、大声で叫ばなくても、繰り返し念を押さなくても、わたしたちの願いを受け止めていてくださる。「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ」。
 必要なのは、そうした「父」、「わたしたちの父」と呼ぶことを許された神への信頼、委ねる心。だから、まず、神ご自身に心を向けること。何を願うかではなく、だれに向かって祈っているかを考えること。「み名が崇められるように、御国が来ますように、御心が行われますように。」祈りを捧げる神を第一にする。それがあって、はじめて、祈るための心が整えられ、自分が抱えている必要を訴えることができる。
 小さな、弱い、罪深い人間であることを認めて、それにもかかわらず恵みを注がれる方であることを確信して祈る。今日生きる力を、罪の赦しを、そして、誘惑に遭わせず、悪に陥らないようにと。
 「主の祈り」は主イエスご自身が教えられた素晴らしい祈りだが、祈り以上のものである。キリスト教信仰の核心を、すべて盛り込んだ要理のようなもの。唱えすぎて、不感症になった心を洗い、そこに、何物にも勝る人生の知恵、指針をくみ取ろう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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