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教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

年間第十火曜日(6/7)

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あなたがたは地の塩である

マタイ5:13
集会祈願

🌸 第一朗読 (列王記上17:7-16)

列王記

 〔その日、エリヤがとどまっていたところの近くにある〕川も涸れてしまった。雨がこの地方に降らなかったからである。
 8また主の言葉がエリヤに臨んだ。 9「立ってシドンのサレプタに行き、そこに住め。わたしは一人のやもめに命じて、そこであなたを養わせる。」 10彼は立ってサレプタに行った。町の入り口まで来ると、一人のやもめが薪を拾っていた。エリヤはやもめに声をかけ、「器に少々水を持って来て、わたしに飲ませてください」と言った。 11彼女が取りに行こうとすると、エリヤは声をかけ、「パンも一切れ、手に持って来てください」と言った。 12彼女は答えた。「あなたの神、主は生きておられます。わたしには焼いたパンなどありません。ただ壺の中に一握りの小麦粉と、瓶の中にわずかな油があるだけです。わたしは二本の薪を拾って帰り、わたしとわたしの息子の食べ物を作るところです。わたしたちは、それを食べてしまえば、あとは死ぬのを待つばかりです。」 13エリヤは言った。「恐れてはならない。帰って、あなたの言ったとおりにしなさい。だが、まずそれでわたしのために小さいパン菓子を作って、わたしに持って来なさい。その後あなたとあなたの息子のために作りなさい。 14なぜならイスラエルの神、主はこう言われる。
 主が地の面に雨を降らせる日まで
 壺の粉は尽きることなく
 瓶の油はなくならない。」
 15やもめは行って、エリヤの言葉どおりにした。こうして彼女もエリヤも、彼女の家の者も、幾日も食べ物に事欠かなかった。 16主がエリヤによって告げられた御言葉のとおり、壺の粉は尽きることなく、瓶の油もなくならなかった。

🌸 答唱詩編 詩編4 典70①④

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (マタイ5:13-16)

マタイによる福音

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。 14あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。 15また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。 16そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 聖霊降臨の主日をもって復活節が終わり、年間の季節に入りました。週日のミサの福音は、しばらくマタイから読まれます。
 「あなたがたは地の塩である」。有名な山上の説教の言葉です。イスラエルの地は、塩分濃度が極めて高いことで知られる「死海」で有名ですが、昔は「塩の海」と呼ばれ、塩の重要な供給源だったようです、同時に、エゼキエル預言書では、生き物を寄せ付けない「汚れた海」とも呼ばれています。
 塩は生物が生存するために不可欠ですが、同時に腐敗から守る大事な役割もある。「塩づける」という言葉は食べ物だけでなく、神への捧げものについても言われていました。人間を清める意味をもっていたのです。はたして、わたしたちは、人間社会を腐敗から守り、神にささげるにふさわしいものとする塩の役割を果たしているでしょうか。
 「あなたがたは世の光である」。人工的な光が溢れる社会に生きていると、なかなか光の尊さを実感しませんが、かえって、真の光への飢えが覆い隠されているのではと思います。光の価値を知るためには、闇を体験しなければなりません。まず、自分の中にある闇を素直に認めること、光を必要としている自分に気づくこと。それがあって、はじめて「世の光」そのものである方に照らされて、小さな光になることができるのではないでしょうか。「この世に倣ってはなりません」(口語訳では「妥協してはならない」)と、パウロは書きますが、「ともに歩む」ことが強調される時代、あらためて思い出さなければならないと感じます。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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