♰ キリストにおいてすべてを新しく見る ♰

Generic filters
Exact matches only
Filter by content type
Comments
Attachments

教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

四旬節第三木曜日(3/7)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

神の国はあなたたちのところに来ている

ルカ11:20
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ7.23-28)

 23〔主は言われる。〕わたしは次のことを彼らに命じた。「わたしの声に聞き従え。そうすれば、わたしはあなたたちの神となり、あなたたちはわたしの民となる。わたしが命じる道にのみ歩むならば、あなたたちは幸いを得る。」 24しかし、彼らは聞き従わず、耳を傾けず、彼らのかたくなで悪い心のたくらみに従って歩み、わたしに背を向け、顔を向けなかった。 25お前たちの先祖がエジプトの地から出たその日から、今日に至るまで、わたしの僕である預言者らを、常に繰り返しお前たちに遣わした。 26それでも、わたしに聞き従わず、耳を傾けず、かえって、うなじを固くし、先祖よりも悪い者となった。
 27あなたが彼らにこれらすべての言葉を語っても、彼らはあなたに聞き従わず、呼びかけても答えないであろう。 28それゆえあなたは彼らに言うがよい。「これは、その神、主の声に聞き従わず、懲らしめを受け入れず、その口から真実が失われ、断たれている民だ。」

🌸 答唱詩編 詩編95 典 35 ③④

詠唱 典263 ④

🌸 福音朗読 (ルカ11.14-23)

ルカによる福音

 14〔そのとき、〕イエスは悪霊を追い出しておられたが、それは口を利けなくする悪霊であった。悪霊が出て行くと、口の利けない人がものを言い始めたので、群衆は驚嘆した。 15しかし、中には、「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」と言う者や、 16イエスを試そうとして、天からのしるしを求める者がいた。 17しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。「内輪で争えば、どんな国でも荒れ果て、家は重なり合って倒れてしまう。 18あなたたちは、わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出していると言うけれども、サタンが内輪もめすれば、どうしてその国は成り立って行くだろうか。 19わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁く者となる。 20しかし、わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。 21強い人が武装して自分の屋敷を守っているときには、その持ち物は安全である。 22しかし、もっと強い者が襲って来てこの人に勝つと、頼みの武具をすべて奪い取り、分捕り品を分配する。 23わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「イエスは悪霊を追い出しておられた。それは口を利けなくする悪霊であった」。
 イエスは、多くの病気を癒されたことが聖書に記されている。目の不自由な人、耳の聞こえない人、足の不自由な人、そして、最も恐れられていた「重い皮膚病の人」等。しかし、そうした病気の多くは、医学の発達によって、人間の力、医療技術によって治療されるようになった。もちろん、すべてではない。今、世界中の人が不安と恐怖に襲われているコロナはその最たるものかもしれない。しかし、それもいずれ、ワクチンの普及等によって、終息するだろう。 
 しかし、人間を神から引き離そうとする悪霊の働きは、今も、これからも、人間が地上に生きる限り、無くならないであろう。人間は、繰り返し、巧妙・狡猾な悪霊の誘惑に乗せられ、自ら自由を失ってゆく。人間が逆らえないような巧みな方法によって、人間は悪霊の罠にはまって行く。神からいただいた素晴らしい賜物にもかかわらず、避けることのできない弱さ、思い上がり、自己中心等により、無意識のうちに、神よりも悪霊に仕える道を歩むものが少なくない。そして、わたしたち自身も例外ではない。イエスは、そのような人間に真の自由と喜びをもたらすために、自ら弱く、小さな、蔑まれたものとなる十字架の道を選ばれ、悪霊の力を滅ぼしてくださった。しかし、それは、一人一人が、自分で自分の道を選ぶ自由を奪うものではない。生きる限り、悪霊に逆らう知恵と勇気、そして、主への大きな信頼をもって、イエスの歩まれた道を歩む恵みをお祈りしよう。(S.T.)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

関連投稿🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

コメントする