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教皇の意向:女性の役割 (4月)

聖母のみ心 土曜日(6/12)

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母はこれらのことをすべて心に納めていた

ルカ2:51
集会祈願

いつくしみ深い父よ、あなたは聖母のみ心を、聖霊のふさわしい住まいとしてくださいました。聖マリアの取り次ぎを求めるわたしたちも聖霊の神殿となることができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン

🌸 第一朗読 (イザヤ61.9-11)

9彼らの一族は国々に知られ
子孫は諸国の民に知られるようになる。
彼らを見る人はすべて認めるであろう
これこそ、主の祝福を受けた一族である、と。
10わたしは主によって喜び楽しみ
わたしの魂はわたしの神にあって喜び躍る。
主は救いの衣をわたしに着せ
恵みの晴れ着をまとわせてくださる。
花婿のように輝きの冠をかぶらせ
花嫁のように宝石で飾ってくださる。
11大地が草の芽を萌えいでさせ
園が蒔かれた種を芽生えさせるように
主なる神はすべての民の前で
恵みと栄誉を芽生えさせてくださる。

🌸 答唱詩編 詩編105 典177 ①②

 わたしの心は神のうちに喜び、
  その救いに喜びおどる。

神に感謝してその名をたたえる。
諸国の民に神のわざを告げ知らせよ。
賛美の歌を神にうたい、
そのすべての不思議なわざをかたれ。 【答】

とうといその名をたたえよ。
神を探し求める者よ、心から喜べ。
神にその力をもとめ、
いつも、その顔を慕い求めよ。【答】

アレルヤ唱 典276 聖マリアの訪問

アレルヤ、アレルヤ。おとめマリア、信じたあなたはさいわい、神からあなたに言われたことは成就される。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (ルカ2.41-51)

ルカによる福音
 41〔イエスの〕両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。 42イエスが十二歳になったときも、両親は祭りの慣習に従って都に上った。 43祭りの期間が終わって帰路についたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。 44イエスが道連れの中にいるものと思い、一日分の道のりを行ってしまい、それから、親類や知人の間を捜し回ったが、 45見つからなかったので、捜しながらエルサレムに引き返した。 46三日の後、イエスが神殿の境内で学者たちの真ん中に座り、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。 47聞いている人は皆、イエスの賢い受け答えに驚いていた。 48両親はイエスを見て驚き、母が言った。「なぜこんなことをしてくれたのです。御覧なさい。お父さんもわたしも心配して捜していたのです。」 49すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」 50しかし、両親にはイエスの言葉の意味が分からなかった。 51それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった。母はこれらのことをすべて心に納めていた。

奉納祈願

全能の神よ、聖母マリアに与えられた恵みをたたえ、この供えものをささげます。わたしたちが、み旨にかなう者となり、恵みのうちに生きることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

喜びの源である神よ、救いの秘跡に強められて祈ります。聖母マリアの祝日を祝ったわたしたちが恵みに満たされ、救いの喜びを味わうことができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスのみ心の祭日の翌日に設定された聖母のみ心の記念日。第二次世界大戦が終局を迎える1944年、この日を祝日に定めた時の教皇ピオ12世の胸中は何だったのだろうか。
 聖母マリアは、救い主の母となる類いまれな恵みを受け、同時に、イエスの最初の、そして最上の弟子となられた方。わが子イエスの神秘を、受胎の瞬間から、十字架の死に至るまで、ずっと心に納め、味わっておられたに違いない。
 今日、選ばれている箇所は、エルサレムでわが子を見失った両親が、三日もイエスを捜しまわり、ようやく神殿で学者たちに立ち混じって、聖書について語り合っておられたイエスを発見された時のことを記す。マリアは、世の母親の心で言う「なぜ、こんなことをしてくれたのですか。御覧なさい。お父さんもわたしも心配して捜していたのです」(2.48)と。イエスは、動じることなく言われる、「どうしてわたしを捜すのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか」(2.49)と。イエスははじめて自らの言葉で、自分が何者であるかを明かされる。しかし、「両親にはイエスの言葉の意味が分からなかった」(2.50)。
 救い主の母となる恵みを受けながらも、人間としての思いから解放されたわけでない聖母は、わたしたちと同様、人間の思い、言葉、ふるまいを超えたイエスの現実を受け止めるために、生涯、その神秘を心に納め、聖霊の光を求めておられたことの意味を、あらためて心に刻もう。「母はこれらのことをすべて心に納めていた」(2.51)と、ルカは降誕物語の結びの言葉をあえて繰り返すように記している。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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