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教皇の意向:女性の役割 (4月)

復活節第六月曜日(5/10)

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リディアはパウロの話を注意深く聞いた

使徒16:14
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録16.11-15)

 11わたしたちはトロアスから船出してサモトラケ島に直航し、翌日ネアポリスの港に着き、 12そこから、マケドニア州第一区の都市で、ローマの植民都市であるフィリピに行った。そして、この町に数日間滞在した。 13安息日に町の門を出て、祈りの場所があると思われる川岸に行った。そして、わたしたちもそこに座って、集まっていた婦人たちに話をした。 14ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていたが、主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。 15そして、彼女も家族の者も洗礼を受けたが、そのとき、「私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください」と言ってわたしたちを招待し、無理に承知させた。

🌸 答唱詩編 詩編149 典106 ②③

アレルヤ唱 典272 ㉔

🌸 福音朗読 (ヨハネ15.26-16.4a)

ヨハネによる福音
 26〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。 27あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。
 1これらのことを話したのは、あなたがたをつまずかせないためである。 2人々はあなたがたを会堂から追放するだろう。しかも、あなたがたを殺す者が皆、自分は神に奉仕していると考える時が来る。 3彼らがこういうことをするのは、父をもわたしをも知らないからである。 4しかし、これらのことを話したのは、その時が来たときに、わたしが語ったということをあなたがたに思い出させるためである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 主イエスの時代に、ユダヤ人社会の支配者は、エルサレム神殿の大祭司でした。しかし、ヨハネ福音書が書かれた当時、つまり一世紀後半には、神殿はローマ帝国に破壊されてユダヤ人たちが皆バラバラとされてもはや祭司はおらず、ユダヤ人社会を支配していたのはユダヤ教の中のファリサイ派に属する人々でしたと考えられています。彼らは、ユダヤ人社会の生活の中心である会堂(シナゴーグ)を管理しており、礼拝と生活を指導し、また監視をしていました。そして、自分たちユダヤ人の中に、主イエスを信じるキリスト者が少しずつ誕生し始めたことに危機感を覚えて、キリスト者を会堂から追放し始めましたし、それだけでなく、裁いて殺すことも始めたのです。それも神への奉仕だと思い込んでいました。パウロも回心する前にその典型的な人物でした。

 しかし、その神は、イエス・キリストを遣わした父なる神ではありません。悪魔に支配された彼らの欲望が作り出した神であって、ある意味で、それは彼ら自身なのだと考えられています。この危機は私たちの内にあるかもしれません。知識に基づかないで熱心になることは、危険だと思います。だから、ちゃんと識別して行った方良いということはこの箇所で勧められているような気がします。

 最後には、原始キリスト教の共同体は激しく迫害されて非常に悲しんでいましたが、復活した主イエスがいつもそばにいてくださるという体験に基づいて、あらゆる悲しみを乗り越えることができました。私たちにも、悲しみは良く訪れるでしょう。状況について見定めがつかなくなり、悲しくなります。不幸なことが起こって悲しくなる、色々なことがあると思いますが、この悲しみについて、主イエスはすぐそばに来て私たちとともに歩いてくださいます。そして、励ましの言葉を与えてくださいます。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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