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教皇の意向:女性の役割 (4月)

無原罪の聖マリア 祭日(12/8)

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お言葉どおり、この身に成りますように。

ルカ1:38
集会祈願

🌸 第一朗読 (創世記3:9-15、20)

創世記

9主なる神はアダムを呼ばれた。
「どこにいるのか。」
10彼は答えた。
「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」
11神は言われた。
「お前が裸であることを誰が告げたのか。取って食べるなと命じた木から食べたのか。」
12アダムは答えた。
「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」
13主なる神は女に向かって言われた。
「何ということをしたのか。」
女は答えた。
「蛇がだましたので、食べてしまいました。」
14主なる神は、蛇に向かって言われた。
「このようなことをしたお前は
あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で
呪われるものとなった。
お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。
15お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に
わたしは敵意を置く。
彼はお前の頭を砕き
お前は彼のかかとを砕く。」
20アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの母となったからである。

🌸 答唱詩編 詩編98 典149 ①③

🌸 第二朗読 (エフェソ1:3-6、11-12)

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

 3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。 4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。 5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。 6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。
 11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。 12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。 

アレルヤ唱 典256(無原罪の聖マリア)

🌸 福音朗読 (ルカ1:26-38)

ルカによる福音

 26〔そのとき、〕天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。 27ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。 28天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」 29マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。 30すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。 31あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。 32その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。 33彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」 34マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」 35天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。 36あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。 37神にできないことは何一つない。」 38マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 今日の無原罪の祭日は、救い主の母、神の母となられた聖マリアが、その受胎の瞬間から、原罪の汚れを免れていたことを記念し、祝う日。この祝日は、ローマ教会では7世紀頃から、18世紀から全教会の祝日となり、最終的には、19世紀の半ば、1854年教皇ピオ9世により、信仰箇条として宣言された。
 この大きな、類まれな恵みについて思うとき、あらためて人間に与えられた自由について考えさせられます。第一朗読で読まれた人祖アダムとエバは、自由が得られると思って、禁じられていた木の実を取って食べます。その結果、持っていた自由を失い、自分のみじめさを認識させられたのです。マリアはそれに反して、完全に理解することができなくても、神の知恵に自らを委ね、信じることによって、より大きな自由を与えられます。このマリアの決断によって、神の救いの計画は大きく前進し、人類全体に大きな希望が与えられたのです。
 人間は誰に対して、何に対して「はい」と答えるかによって、自分の将来、そして現在を決めるものです。今日、12月8日は、81年前、日本が太平洋戦争に突入した日です。当時、日本は誰に対して「はい」を言ったのか、振り返ってみなければなりません。確かに、難しい、大きな選択だったことは事実です。しかし、より大きな自由を得るために、見かけの自由を捨てる勇気も持たなければなりません。
 信仰の恵みに生きるわたしたちは、聖マリアにならい、繰り返し、人間を超えた神の知恵に自分を委ねる決断をすることができるように、それによって、神の世界に生きる真の自由を人々にも伝えることができるよう、祈りましょう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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