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教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

年間第二十五水曜日(9/27)

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至るところで福音を告げ知らせ、病気をいやした

ルカ9:6

聖ビンセンチオ・ア・パウロ司祭(記)

集会祈願

🌸 第一朗読 (エズラ9.5-9)

  5〔わたしエズラは、〕夕べの献げ物のときになって、かがめていた身を起こし、裂けた衣とマントをつけたままひざまずき、わが神、主に向かって手を広げ、 6祈り始めた。
 「わが神よ、御前に恥じ入るあまり、わたしは顔を上げることができません。わたしたちの罪悪は積み重なって身の丈を越え、罪科は大きく天にまで達しています。 7先祖の時代から今日まで、わたしたちは大きな罪科の中にあります。その罪悪のために、わたしたちは王も祭司もこの地の王の支配下に置かれ、剣にかけられ、捕らわれ人となり、略奪され、辱められてきました。今日、御覧のとおりです。
 8ところが今、ほんの少し前から、わたしたちの神、主の憐れみにより、わたしたちの幾人かが捕囚を免れて生き残り、あなたの聖なる所によりどころを得るようにされました。こうして、わたしたちの神はわたしたちの目に光を与え、奴隷の身にありながらも、わずかに生きる力を授けてくださいました。 9まことに、わたしたちは奴隷にされています。しかし、わたしたちの神はわたしたちを奴隷のまま捨て去ることなく、ペルシアの諸王がわたしたちに対して好意を抱くようにし、生きる力を与えてくださいました。こうして、ユダとエルサレムでわたしたちの神の神殿を再建し、廃虚を復興し、城壁を得るようにしてくださいました。

🌸 答唱詩編 詩編130 典117②④

アレルヤ唱 典268③

🌸 福音朗読 (ルカ9.1-6)

ルカによる福音

 1〔そのとき、〕イエスは十二人を呼び集め、あらゆる悪霊に打ち勝ち、病気をいやす力と権能をお授けになった。 2そして、神の国を宣べ伝え、病人をいやすために遣わすにあたり、 3次のように言われた。「旅には何も持って行ってはならない。杖も袋もパンも金も持ってはならない。下着も二枚は持ってはならない。 4どこかの家に入ったら、そこにとどまって、その家から旅立ちなさい。 5だれもあなたがたを迎え入れないなら、その町を出ていくとき、彼らへの証しとして足についた埃を払い落としなさい。」 6十二人は出かけて行き、村から村へと巡り歩きながら、至るところで福音を告げ知らせ、病気をいやした。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「福音宣教」という言葉が、教会の中で今のように広く使われるようになったのは、そんな昔のことではありません。『教会の宣教活動に関する教令』を公布した第二バチカン会議以降でしょう。しかし、その言葉に含まれる意味は、遠く福音書の中にしっかり盛り込まれています。ルカは、特にこのことを、12人の派遣についての9章、そして、72人の派遣についての10章の初めに記しています。さらに、「福音宣教」は使徒言行録を含むルカの文書すべてに貫かれている思想と言ってよいかもしれません。

 12人の派遣にあたって、「悪霊に打ち勝ち、病気をいやす力と権能を授け」とあります。それは、人間が努力して勝ち取る資格ではなく、何よりもまず神がお与えになる力です。そして、「神の国を宣べ伝え、病人をいやすために遣わす」とあります。それは、今、まさに来ようとしている「神の国」、そして「福音」を告げ知らせること、苦しみや痛みを抱え、恐れや不安に襲われている人々に、慰めと励ましを与え、再び立ち上がって生きる力を与えることです。当然、反発や抵抗を受けることも覚悟の上、神の力によりすがり、人間的な手段に過信しないことです。

 それは、イエスに従った弟子たちに課せられた使命ですが、取りも直さず、キリスト者皆の受けた使命、そして、教会そのものが担う大きな責任です。今の時代においても、人々が意識せずに、心の深いところで求めているものに応えて行くことができますよう、導きを祈りましょう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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