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天の国はパン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。

マタイ13:33
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ13:1-11)

エレミヤの預言

 主はわたしにこう言われる。「麻の帯を買い、それを腰に締めよ。水で洗ってはならない。」 2わたしは主の言葉に従って、帯を買い、腰に締めた。
 3主の言葉が再びわたしに臨んだ。 4「あなたが買って腰に締めたあの帯をはずし、立ってユーフラテスに行き、そこで帯を岩の裂け目に隠しなさい。」 5そこで、わたしは主が命じられたように、ユーフラテスに行き、帯を隠した。 6多くの月日がたった後、主はわたしに言われた。「立って、ユーフラテスに行き、かつて隠しておくように命じたあの帯を取り出しなさい。」 7わたしはユーフラテスに行き、隠しておいた帯を探し出した。見よ、帯は腐り、全く役に立たなくなっていた。
 8主の言葉がわたしに臨んだ。 9主はこう言われる。「このように、わたしはユダの傲慢とエルサレムの甚だしい傲慢を砕く。 10この悪い民はわたしの言葉に聞き従うことを拒み、かたくなな心のままにふるまっている。また、彼らは他の神々に従って歩み、それに仕え、それにひれ伏している。彼らは全く役に立たないこの帯のようになった。 11人が帯を腰にしっかり着けるように、わたしはイスラエルのすべての家とユダのすべての家をわたしの身にしっかりと着け、わたしの民とし、名声、栄誉、威光を示すものにしよう、と思った。しかし、彼らは聞き従わなかった」と主は言われる。

🌸 答唱詩編 詩編81 典162④⑤

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (マタイ13:31-35)

マタイによる福音

 〔その時、〕イエスは、別のたとえを持ち出して、〔人々〕に言われた。「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、 32どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」
 33また、別のたとえをお話しになった。「天の国はパン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」34イエスはこれらのことをみな、たとえを用いて群衆に語られ、たとえを用いないでは何も語られなかった。 35それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
 「わたしは口を開いてたとえを用い、
 天地創造の時から隠されていたことを告げる。」

奉納祈願

拝領祈願

🌸 分かち合い

 「天の国」のたとえが続く。からし種とパン種の話。
 「からし種」と言えば、実際1mmにも足りないほどの小さな種。しかし、「成長すれば、どんな野菜よりも大きくなり、(大きいものは、2~3mにもなり)、鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる」と言われる。大きくなるだけでなく、わずかな量でも、食事に貴重な味付けをほどこすのがからし。「『からし種一粒の信仰があれば、この桑の木に、抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう」(ルカ17.6)、とイエスが言われたことも思い起こそう。
 「パン種」は粉に混ぜると全体をふくらます力を持つ酵母、イーストのこと。「三サトンの粉に混ぜると。やがて全体が膨れる」とあるが、「三サトン」は約40リットルに相当し、それにパン種を混ぜると、150人ほどが食べて満腹するほどの量のパンになると言われる。やや大げさなたとえかもしれない。「パン種」は、悪い影響を及ぼすものに使われる例もある。イエスは「ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種に注意しなさい」(マタ16.11)と言われたことがある。
 どちらも、最初はほとんど人の目につかないほど僅かなものでも、時の経過とともに驚くほどのものに成長発展することのたとえである。「神の国」は、そのように、はじめは、だれの目にも気づかれない、小さな群れ、無視され、侮られるようなものであっても、神は、ご自身の力によって、それを信じられないほどのものに成長させることを、イエスは教え、弟子たちを励ましておられたのであろう。

年間第十七月曜日(偶数年)
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