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教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

年間第十八金曜日(8/11)

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自分を捨て、わたしに従いなさい

マタイ16:24
集会祈願

🌸 第一朗読 (申命記4:32-40)

 〔そのとき、モーセはイスラエルの民に言った。〕32あなたに先立つ遠い昔、神が地上に人間を創造された最初の時代にさかのぼり、また天の果てから果てまで尋ねてみるがよい。これほど大いなることがかつて起こったであろうか。あるいは、そのようなことを聞いたことがあろうか。 33火の中から語られる神の声を聞いて、なお生きている、あなたと同じような民があったであろうか。 34あるいは、あなたたちの神、主がエジプトにおいてあなたの目の前でなさったように、さまざまな試みとしるしと奇跡を行い、戦いと力ある御手と伸ばした御腕と大いなる恐るべき行為をもって、あえて一つの国民を他の国民の中から選び出し、御自身のものとされた神があったであろうか。 35あなたは、主こそ神であり、ほかに神はいないということを示され、知るに至った。 36主はあなたを訓練するために、天から御声を聞かせ、地上に大いなる御自分の火を示された。あなたは火の中からその言葉を聞いた。 37主はあなたの先祖を愛されたがゆえに、その後の子孫を選び、御自ら大いなる力をもって、あなたをエジプトから導き出された。 38神はあなたよりも強大な国々をあなたの前から追い払い、あなたを導いて、今日のように彼らの土地をあなたの嗣業の土地としてくださった。 39あなたは、今日、上の天においても下の地においても主こそ神であり、ほかに神のいないことをわきまえ、心に留め、 40今日、わたしが命じる主の掟と戒めを守りなさい。そうすれば、あなたもあなたに続く子孫も幸いを得、あなたの神、主がとこしえに与えられる土地で長く生きる。

🌸 答唱詩編 詩編50 典171①②

アレルヤ唱 典271⑧

🌸 福音朗読 (マタイ16:24-28)

マタイによる福音

 24そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。 25自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。 26人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。 27人の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。 28はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、人の子がその国と共に来るのを見るまでは、決して死なない者がいる。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 昨日の受難の予告に続く言葉。弟子たちにとって師であり、さらには、メシアである方が、苦しみを受け十字架に架けられるという、ショッキングな話し。しかし、それは、師であるイエスの身に起こるだけのことではない。イエスに従おうとする弟子たち、また、将来イエスの教えに魅かれ、その生き方に倣おうとするキリスト者皆の歩むべき道。
 「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」 
 「自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る」
 「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか」
 一つ一つ、いわば格言のような重みをもった言葉だが、決して、別々のことではない。
 イエスは、人々が真の命を得るために人となってお出でになった。そのためには、これこそ自分のものと思っているものを断固捨てる覚悟がなければならない。また、これだけはあってほしくない、捨てたいと思う十字架を背負う勇気がなければならない。
 イグナチオが若い同室の青年、フランシスコに繰り返し聞かせたのは、最後の言葉、「たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失った、何の得があろうか」。主が自らの生き方を通して教えられた、命への道をしっかり心に刻もう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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