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教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

復活節第六水曜日(5/17)

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真理の霊が来ると、あなたがたを導いて

ヨハネ16:13
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録17.15、22~18.1)

  15〔その日、〕パウロに付き添った人々は、彼をアテネまで連れて行った。そしてできるだけ早く来るようにという、シラスとテモテに対するパウロの指示を受けて帰って行った。
  22パウロは、アレオパゴスの真ん中に立って言った。「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、わたしは認めます。 23道を歩きながら、あなたがたが拝むいろいろなものを見ていると、『知られざる神に』と刻まれている祭壇さえ見つけたからです。それで、あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それをわたしはお知らせしましょう。 24世界とその中の万物とを造られた神が、その方です。この神は天地の主ですから、手で造った神殿などにはお住みになりません。 25また、何か足りないことでもあるかのように、人の手によって仕えてもらう必要もありません。すべての人に命と息と、その他すべてのものを与えてくださるのは、この神だからです。 26神は、一人の人からすべての民族を造り出して、地上の至るところに住まわせ、季節を決め、彼らの居住地の境界をお決めになりました。 27これは、人に神を求めさせるためであり、また、彼らが探し求めさえすれば、神を見いだすことができるようにということなのです。実際、神はわたしたち一人一人から遠く離れてはおられません。 28皆さんのうちのある詩人たちも、
『我らは神の中に生き、動き、存在する』
『我らもその子孫である』と、
言っているとおりです。 29わたしたちは神の子孫なのですから、神である方を、人間の技や考えで造った金、銀、石などの像と同じものと考えてはなりません。 30さて、神はこのような無知な時代を、大目に見てくださいましたが、今はどこにいる人でも皆悔い改めるようにと、命じておられます。 31それは、先にお選びになった一人の方によって、この世を正しく裁く日をお決めになったからです。神はこの方を死者の中から復活させて、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。」
 32死者の復活ということを聞くと、ある者はあざ笑い、ある者は、「それについては、いずれまた聞かせてもらうことにしよう」と言った。 33それで、パウロはその場を立ち去った。 34しかし、彼について行って信仰に入った者も、何人かいた。その中にはアレオパゴスの議員ディオニシオ、またダマリスという婦人やその他の人々もいた。
 1その後、パウロはアテネを去ってコリントへ行った。

🌸 答唱詩編 詩編148 典20 ⑥⑦

アレルヤ唱 典267 ⓶

🌸 福音朗読 (ヨハネ16.12-15)

ヨハネによる福音
 12〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。 13しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。 14その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。 15父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 晩餐での説教の中心がいよいよ聖霊の派遣に及んでくる。
 毎日、祈りの前後に、「父と子と聖霊のみ名によって」と唱えるが、あらためて「聖霊」と聞くと、もう一つピンと来ないと感じる人が少なくないのでは。三位一体の神の第三位でありながら、第一位の「父」、創造主である父、第二位の「子」、人となられた御子イエスと比べると、聖霊はどこか影が薄いという印象もある。
 今日の箇所でも、聖霊について、「その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることを告げる」と言われる。イエスのように、人々を驚かせるような新しい教えを語るのではなく、まさに、イエスから聞いたことを語る。さらに、「わたしのもの(=イエスのもの)を受けて、あなたがたに告げる」とある。イエスの教え、つまり、イエスが父から受けたものを語る。そして、イエスが語ったこと、教えたことを理解させ、悟らせる。言ってみれば、ご自分の顔がなく、イエスの生き写しの顔を持つ、イエスとまったく一つなのが聖霊と言うべきかもしれない。
 はたして人間の世界で、そのような存在、人格を考えることができるだろうか。たとえ愛し合う二人であっても、自分を失うほど、相手と同一化できる関係があるだろうか。イエスと聖霊はそのような間柄、三位の間柄はそのような愛の交わりである。そのような聖霊が、教会に、そして、現代に生きるわたしたち、一人一人に働きかけておられるということは何と素晴らしいことか。はたして、それほど、神が身近におられ、働いておられることを信じて生きているだろうか。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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