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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第二十七月曜日(10/9)

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「行って、あなたも同じようにしなさい。」

ルカ10:37
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヨナ1.1~2.1、11)

1主の言葉がアミタイの子ヨナに臨んだ。
2「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はわたしの前に届いている。」 3しかしヨナは主から逃れようとして出発し、タルシシュに向かった。ヤッファに下ると、折よくタルシシュ行きの船が見つかったので、船賃を払って乗り込み、人々に紛れ込んで主から逃れようと、タルシシュに向かった。
4主は大風を海に向かって放たれたので、海は大荒れとなり、船は今にも砕けんばかりとなった。 5船乗りたちは恐怖に陥り、それぞれ自分の神に助けを求めて叫びをあげ、積み荷を海に投げ捨て、船を少しでも軽くしようとした。しかし、ヨナは船底に降りて横になり、ぐっすりと寝込んでいた。 6船長はヨナのところに来て言った。
「寝ているとは何事か。さあ、起きてあなたの神を呼べ。神が気づいて助けてくれるかもしれない。」
7さて、人々は互いに言った。
「さあ、くじを引こう。誰のせいで、我々にこの災難がふりかかったのか、はっきりさせよう。」
そこで、くじを引くとヨナに当たった。 8人々は彼に詰め寄って、「さあ、話してくれ。この災難が我々にふりかかったのは、誰のせいか。あなたは何の仕事で行くのか。どこから来たのか。国はどこで、どの民族の出身なのか」と言った。
9ヨナは彼らに言った。
「わたしはヘブライ人だ。海と陸とを創造された天の神、主を畏れる者だ。」
10人々は非常に恐れ、ヨナに言った。
「なんという事をしたのだ。」
人々はヨナが、主の前から逃げて来たことを知った。彼が白状したからである。
11彼らはヨナに言った。
「あなたをどうしたら、海が静まるのだろうか。」
海は荒れる一方だった。 12ヨナは彼らに言った。
「わたしの手足を捕らえて海にほうり込むがよい。そうすれば、海は穏やかになる。わたしのせいで、この大嵐があなたたちを見舞ったことは、わたしが知っている。」
13乗組員は船を漕いで陸に戻そうとしたが、できなかった。海がますます荒れて、襲いかかってきたからである。 14ついに、彼らは主に向かって叫んだ。
「ああ、主よ、この男の命のゆえに、滅ぼさないでください。無実の者を殺したといって責めないでください。主よ、すべてはあなたの御心のままなのですから。」
15彼らがヨナの手足を捕らえて海へほうり込むと、荒れ狂っていた海は静まった。 16人々は大いに主を畏れ、いけにえをささげ、誓いを立てた。
1さて、主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた。ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。
11主が命じられると、魚はヨナを陸地に吐き出した。

🌸 答唱詩編 詩編30  典65 ①②

アレルヤ唱 典268 ⑮

🌸 福音朗読 (ルカ10.25-37)

ルカによる福音

 25〔そのとき、〕ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」 26イエスが、「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか」と言われると、 27彼は答えた。「『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』とあります。」 28イエスは言われた。「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」 29しかし、彼は自分を正当化しようとして、「では、わたしの隣人とはだれですか」と言った。 30イエスはお答えになった。「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追いはぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。 31ある祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。 32同じように、レビ人もその場所にやって来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。 33ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、 34近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。 35そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』 36さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」 37律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 先日、下関の細江教会では、「社会教説」についての勉強会があり、担当のN師は、フランシスコ教皇が発表された文書を中心に、現代の教会、そして、わたしたちに求められているキリスト者としての生き方について、わかちあいを交えながら、話された。来週から、彦島教会では、最新の回勅「兄弟の皆さん」を小さなグループで読み合わせることを予定している。

 どちらの企画でも、中心テーマは、回勅『兄弟の皆さん』(2020年10月3日発表)の中で、あえて「道端の異邦人」と題した一章をあてて扱われる「よいサマリア人のたとえ話」。教皇は、そこで、この話の釈義をするのではなく、たとえ話に登場する人物に光を当てながら、まさに、現代の社会で同じ現実が繰り返されていることを説き明かされる。

 「追いはぎに襲われた人」は、今、地球規模で進んでいる環境破壊と、人間社会の中に深まりつつある相互の不信・分裂によって傷つけられた人々、「祭司やレビ人」は、そんな状況を横目で見ながら、無関心であったり、見過ごしてしまったりする、わたしたち一人一人を含めた多数派の人々、そして、傷ついた人を見逃がすことなく、面倒を引き受け、犠牲を惜しまず、他の善意の人と連帯して、何とか窮状から助け出そうとした「よいサマリア人」。教皇は、こうしたサマリア人の存在、そして、その心―愛―をもって社会・政治・経済を再構築することこそが、地球と人類の傷を修復し、救うものであると、強調する。

 単なる美しい物語として聞き流すのではなく、わたしたちの生き方と結びつけて読み取り、生きる恵みを祈ろう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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