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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第二十七主日(10/3)

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二人はもはや別々ではなく、一体である

マルコ10:8
集会祈願

いのちの与え主である神よ、あなたは人が孤独のうちに生きるのではなく、互いに支え合い、助け合って生きることをお望みになりました。きょう、キリストのもとに集められたわたしたちに、あなたの満ちあふれる愛を注いでください。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 第一朗読 (創世記2.18-24)

 

18主なる神は言われた。
「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」
19主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた。人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。 20人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に合う助ける者は見つけることができなかった。
21主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。 22そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、 23人は言った。
「ついに、これこそ
わたしの骨の骨
わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう
まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」
24こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。

🌸 答唱詩編 詩編128 典103 ①②

答 幸せな人、神を恐れ、主の道を歩む者。

ひたいに汗してかてを受け、
恵みと平和に満たされる。
実り豊かなぶどうの木のように、
妻は家庭をうるおす。  【答】

オリーブの若木のように、
子供たちは食卓を囲む。
神に祝福がシオンから臨み、命のある限り、
エルサレムの栄と、
数多くの子孫の群れを見る。  【答】

🌸 第二朗読 (ヘブライ2.9-11)

9〔皆さん、わたしたちは〕「天使たちよりも、わずかの間、低い者とされた」イエスが、死の苦しみのゆえに、「栄光と栄誉の冠を授けられた」のを見ています。神の恵みによって、すべての人のために死んでくださったのです。
 10というのは、多くの子らを栄光へと導くために、彼らの救いの創始者を数々の苦しみを通して完全な者とされたのは、万物の目標であり源である方に、ふさわしいことであったからです。 11事実、人を聖なる者となさる方も、聖なる者とされる人たちも、すべて一つの源から出ているのです。それで、イエスは彼らを兄弟と呼ぶことを恥としないのです。

アレルヤ唱 典270 27B

アレルヤ、アレルヤ。互いに愛し合うなら神はわたしたちとともにおられ、その愛はわたしたちのうちに全うされる。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マルコ10.2-16、または10.2-12)

マルコによる福音
 2〔そのとき、〕ファリサイ派の人々が近寄って、「夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と尋ねた。イエスを試そうとしたのである。 3イエスは、「モーセはあなたたちに何と命じたか」と問い返された。 4彼らは、「モーセは、離縁状を書いて離縁することを許しました」と言った。 5イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。 6しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。 7それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、 8二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。 9従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」 10家に戻ってから、弟子たちがまたこのことについて尋ねた。 11イエスは言われた。「妻を離縁して他の女を妻にする者は、妻に対して姦通の罪を犯すことになる。 12夫を離縁して他の男を夫にする者も、姦通の罪を犯すことになる。」
 13イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。 14しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。 15はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」 16そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。

奉納祈願

拝領祈願

愛である神よ、ともにいてくださるキリストに力づけられて祈ります。わたしたちが、神の愛に生かされる一つの家族となることができますように。私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 私が助祭の時に、結婚式を司式したことがあります。その後、またもう一度、あるカップルに結婚式を司式させていただくことがありました。この二人とも日本人の方々でした。お二人ともカトリックの信者ではありません。ですが、結婚式ということこそは非常に良いことだと思います。教会で結婚式が行われるのは最近あまりなくて、本当にさみしく感じているのです。

 皆さんがご存知のとおり、現在の社会では、結婚率はかなり低くなりつつあるような気がします。そして、家庭の中でも色々な問題が発生されて、離婚率は高くなりつつあるということを感じています。同時に、現代の社会では結婚しない人は増えているようです。

 だからこそ、今度結婚しようとする若者たちのために特にお祈りしたいと思います。また、結婚しておられた皆さんのためにもお祈りします。お互いに結婚の絆、家庭の絆が神の愛によって、毎日強められるように祈りましょう。神はこの絆を最初から祝福してくださったのです。最後の日まで、この祝福は夫婦の上に絶えず与えられています。

 今日の福音の箇所で、主イエスは結婚の絆を改めて確認してくださいます。「神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない」ということです。

 離縁の問題は基本的にどこにあるでしょうか。私たちは自分のエゴ、自分に都合がいいか、悪いかで人を見てしまう。夫婦の間でもそういうことが起こるではないかと思います。そして、エゴとエゴがぶつかりあって壊れていく夫婦が現代ではたくさんあります。そういうことを考えたときに、夫婦がお互いを神から与えられたかけがえのない人生のパートナーだと見ていくことは大切なことだと思います。

 結婚、夫婦という関係は自分の思い通りになる、という関係ではない、自分の思い通りにしていい関係ではないと思います。相手を神から与えられた者として大切に受け取って、大切に築き上げていく、ということが大切ではないかと思います。

 今日の福音書のメッセージは「神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない」という言葉ではないかと思います。したがって、大事なことは、神からいただいたものをすべて大切にしなければならないという重要なメッセージでしょう。このメッセージは夫婦だけに与えられるのではなく、修道者や司祭、またすべての人にも与えてくださると思います。

 どうか、私たちはどのような生活の状態でも、自分のわがまま、自分のエゴを捨てて、神のみ旨に従って、相手を大切にすることできますよう、また相手を大切な人生の同伴者として受け取ることができますよう、このミサを通してお祈りしましょう。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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