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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第二十四金曜日(9/22)

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信仰の戦いを立派に戦い抜き、

1テモテ6:12
集会祈願

🌸 第一朗読 (一テモテ6.2c-12)

 〔愛する者よ、〕これらのことを教え、勧めなさい。 3異なる教えを説き、わたしたちの主イエス・キリストの健全な言葉にも、信心に基づく教えにも従わない者がいれば、 4その者は高慢で、何も分からず、議論や口論に病みつきになっています。そこから、ねたみ、争い、中傷、邪推、 5絶え間ない言い争いが生じるのです。これらは、精神が腐り、真理に背を向け、信心を利得の道と考える者の間で起こるものです。 6もっとも、信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道です。 7なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。 8食べる物と着る物があれば、わたしたちはそれで満足すべきです。 9金持ちになろうとする者は、誘惑、罠、無分別で有害なさまざまの欲望に陥ります。その欲望が、人を滅亡と破滅に陥れます。 10金銭の欲は、すべての悪の根です。金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。
 11しかし、神の人よ、あなたはこれらのことを避けなさい。正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。 12信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。

🌸 答唱詩編 詩編1 典100 ①②

アレルヤ唱 典271 12

🌸 福音朗読 (ルカ8.1-3)

ルカによる福音

 1〔そのとき、〕イエスは神の国を宣べ伝え、その福音を告げ知らせながら、町や村を巡って旅を続けられた。十二人も一緒だった。 2悪霊を追い出して病気をいやしていただいた何人かの婦人たち、すなわち、七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリア、 3ヘロデの家令クザの妻ヨハナ、それにスサンナ、そのほか多くの婦人たちも一緒であった。彼女たちは、自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕していた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスの宣教活動のお供をした弟子たち、また婦人たちの話。ただ、ここでは、明らかに婦人たちの存在に焦点が当てられている。しかも、無名な女性だけでなく、具体的な名前の知られた女性が3人までも登場する。マグダラのマリア、クサの妻ヨハナ、そしてスサナ。ルカ福音には、イエスの誕生のはじめから、女性が多く登場するが、ルカだけでなく、ヨハネもそうである。実は、福音書はどれをとっても、女性の存在ぬきには考えられない。特に、イエスの最後の場面、十字架のもとにたたずみ、イエスの墓に詣で、さらには、復活のメッセージを最初に聞いたのも女性たちである。『イエスに出会った女性たち』(英隆一朗著)を是非一読されたい。
 あらためて、男性中心だった社会に生きたイエスの生涯に、どうして、これほど女性が登場するのかを考えてみたい。イエスの女性に対する態度は明らかに、画期的だった。イエスが昼下がりの井戸端で、サマリアの女と一対一で対話された。それは、ユダヤ人にとって、まさに、つまずきそのものであった。しかし、イエスはあえてそのような行動を通して、人間の常識を超える神の神秘へと人々を導かれたのである。
 自然は女性に大きな役割を与えた。しかし、人間は、いつの世も、男性に優位を与え、女性の価値を貶めてきた。神は、イエスを通して、そうした世界に転換をもたらそうとされたのではないか。そして、それは今日に至るまで、完成されることのない人類にとって大きな課題の一つとなっている。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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