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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第二十金曜日(8/25)

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隣人を自分のように愛しなさい。

マタイ22:39
集会祈願

🌸 第一朗読 (ルツ1.1、3-6、14b-16、22)

 1士師が世を治めていたころ、飢饉が国を襲ったので、ある人が妻と二人の息子を連れて、ユダのベツレヘムからモアブの野に移り住んだ。
 3夫エリメレクは、ナオミと二人の息子を残して死んだ。
 4息子たちはその後、モアブの女を妻とした。一人はオルパ、もう一人はルツといった。十年ほどそこに暮らしたが、 5マフロンとキルヨンの二人も死に、ナオミは夫と二人の息子に先立たれ、一人残された。 6ナオミは、モアブの野を去って国に帰ることにし、嫁たちも従った。主がその民を顧み、食べ物をお与えになったということを彼女はモアブの野で聞いたのである。 7ナオミは住み慣れた場所を後にし、二人の嫁もついて行った。
 14オルパはやがて、しゅうとめに別れの口づけをしたが、ルツはすがりついて離れなかった。
15ナオミは言った。
「あのとおり、あなたの相嫁は自分の民、自分の神のもとへ帰って行こうとしている。あなたも後を追って行きなさい。」
16ルツは言った。
「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを強いないでください。
わたしは、あなたの行かれる所に行き
お泊まりになる所に泊まります。
あなたの民はわたしの民
あなたの神はわたしの神。
 22ナオミはこうして、モアブ生まれの嫁ルツを連れてモアブの野を去り、帰って来た。二人がベツレヘムに着いたのは、大麦の刈り入れの始まるころであった。

🌸 答唱詩編 詩編146 典19 ③④

アレルヤ唱 典269 ㉛

🌸 福音朗読 (マタイ22.34-40)

マタイによる福音

 34〔そのとき、〕ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。 35そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。 36「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」 37イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 38これが最も重要な第一の掟である。 39第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』 40律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 律法の中で何が第一であるかは、律法について学んだラビでなくても、イスラエルの人ならだれでも知っていたはずのこと。イエスにあえてそれを問うのは、イエスの教えの正当性を確かめるためだったのだろう。唯一の神を、何にもまして大事にする、それは、イスラエルの地に住み、先祖伝来の教えを受け継ぐものにとって、疑う余地のないこと。それは、出エジプト記の十戒にはっきりと謳われており、申命記の中ではさらに、覚えやすい形で教えられている。「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」(6.4)。イスラエルの成年男子は、毎日朝晩唱えることが義務とされた。しかし、彼らの歴史は、この掟がどれほど実行の難しいことであるかを物語っている。
イエスは、もう一つの大事な掟として、レビ記に記された掟、「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」(19.18)をあげる。この第二の掟は、レビ記の中で、他の掟の中に目立たない形で記されているが、イエスはそれに光を当てられた。「善いサマリア人のたとえ」を思い起こせば納得できるし、パウロも、ヤコブも、隣人愛の掟を強調する。しかし、イエスは、この二つの掟―神への愛と隣人への愛―が、別々のものではなく、表裏一体、不可分な関係にあることを、それとなく教えられた。
隣人への愛、特に、貧しい人、弱い人、助けを必要としている人への配慮は、預言者たちが為政者に強く求めた点であり、神への愛が真実のものであるかの指標と言える。それは、わたしたち信仰者が繰り返し立ち戻り、反省すべき点である。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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