♰ キリストにおいてすべてを新しく見る ♰

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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第十九金曜日(8/18)

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神が結び合わせてくださったものを、

マタイ19:6
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヨシュア24.1-13)

 1〔その日、〕ヨシュアは、イスラエルの全部族をシケムに集め、イスラエルの長老、長、裁判人、役人を呼び寄せた。彼らが神の御前に進み出ると、 2ヨシュアは民全員に告げた。
 「イスラエルの神、主はこう言われた。
 『あなたたちの先祖は、アブラハムとナホルの父テラを含めて、昔ユーフラテス川の向こうに住み、他の神々を拝んでいた。 3しかし、わたしはあなたたちの先祖アブラハムを川向こうから連れ出してカナン全土を歩かせ、その子孫を増し加えた。彼にイサクを与え、 4イサクにはヤコブとエサウを与えた。エサウにはセイルの山地を与えたので、彼はそれを得たが、ヤコブとその子たちはエジプトに下って行った。
 5わたしはモーセとアロンを遣わし、エジプトに災いをくだしたが、それはわたしが彼らの中にくだしたことである。その後、わたしはあなたたちを導き出した。 6わたしがあなたたちの先祖をエジプトから導き出し、彼らが葦の海に着くころ、エジプト軍は戦車と騎兵を差し向け、後を追って来た。 7彼らが主に助けを求めて叫ぶと、主はエジプト軍との間を暗闇で隔て、海を彼らに襲いかからせて彼らを覆われた。わたしがエジプトに対して行ったことは、あなたたちがその目で見たとおりである。その後、長い間荒れ野に住んでいた 8あなたたちを、わたしは、ヨルダン川の向こう側の住民アモリ人の国に導き入れた。彼らは戦ったが、わたしが彼らをあなたたちの手に渡し、あなたたちのために彼らを滅ぼしたので、あなたたちは彼らの国を得た。
 9その後、モアブの王、ツィポルの子バラクが立ち上がりイスラエルに戦いを挑んだ。彼は使いを送って、ベオルの子バラムを呼び寄せ、あなたたちに呪いをかけようとしたが、 10わたしがバラムに聞こうとしなかったので、彼はあなたたちを祝福することとなった。わたしはこうして、あなたたちを彼の手から救い出した。
 11あなたたちがヨルダン川を渡り、エリコに達したとき、エリコの人々をはじめ、アモリ人、ペリジ人、カナン人、ヘト人、ギルガシ人、ヒビ人、エブス人があなたたちに戦いを挑んだが、わたしは彼らをあなたたちの手に渡した。 12わたしは、恐怖をあなたたちに先立たせ、剣にもよらず、弓にもよらず、彼らと二人のアモリ人の王をあなたたちのために追い払った。 13わたしは更に、あなたたちが自分で労せずして得た土地、自分で建てたのではない町を与えた。あなたたちはそこに住み、自分で植えたのではないぶどう畑とオリーブ畑の果実を食べている。』

🌸 答唱詩編 詩編136 典133 ①②

アレルヤ唱 典270 57

🌸 福音朗読 (マタイ19.3-12)

マタイによる福音

 3〔そのとき、〕ファリサイ派の人々が近寄り、イエスを試そうとして、「何か理由があれば、夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と言った。 4イエスはお答えになった。「あなたたちは読んだことがないのか。創造主は初めから人を男と女とにお造りになった。」 5そして、こうも言われた。「それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。 6だから、二人はもはや別々ではなく、一体である。従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」 7すると、彼らはイエスに言った。「では、なぜモーセは、離縁状を渡して離縁するように命じたのですか。」 8イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、モーセは妻を離縁することを許したのであって、初めからそうだったわけではない。 9言っておくが、不法な結婚でもないのに妻を離縁して、他の女を妻にする者は、姦通の罪を犯すことになる。」 10弟子たちは、「夫婦の間柄がそんなものなら、妻を迎えない方がましです」と言った。 11イエスは言われた。「だれもがこの言葉を受け入れるのではなく、恵まれた者だけである。 12結婚できないように生まれついた者、人から結婚できないようにされた者もいるが、天の国のために結婚しない者もいる。これを受け入れることのできる人は受け入れなさい。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 離婚の問題は、デリケートであまり触れたくないテーマだが、社会の変化に伴って、身近なところで、かなり起きていることも事実。様々な事情で、望まずして、そこまで行かざるを得ない人もいれば、どこかで妥協している人もいる。カトリック教会は、伝統的に、離婚に対して厳しい姿勢をとってきたが、フランシスコ教皇は、原則を守りながらも、傷ついた離婚者に対して最大限の配慮を示すよう望まれ、教会法上も種々改定を加えられた。他人が容易に介入できない夫婦の間柄に対して、軽軽な判断はしないよう気をつけなければならない。
 イエスの時代に、ユダヤ人の間でも、離婚に対する考えははっきりしていたが、その解釈には、かなりの幅があったらしい。離縁について、申命記が記している「離縁状を渡す」ということが、安易に考えられていたことも否定できない。
 イエスは、そこで、結婚の根本に立ち返り、そもそも結婚は何か、ということから考える。つまり、結婚というものが「神が合わせる」(現代的な表現では、「当事者二人の間の自由な同意」)という原点に立ち返って、それを一時的な感情や自分中心的な計算で絶ってはならない、と主張する。
 かつては、家を守ること、子孫を儲けることが重視されたが、今、考慮すべきもう一つの点は子ども自身のこと。結婚が二人の愛の絆によって幸せをもたらすものであるならば、その幸せを子どもたちから奪ってはならないのではないか。
 結婚の誓いが、絶え間ない絆の更新、互いの謙遜な祈りなしに存続できないことを思い、結婚の絆を結ばれた人々、特に、はからずも、結婚によって傷ついた人々のために祈ろう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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