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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第十六土曜日(7/24)

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刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい

マタイ13:30
集会祈願

🌸 第一朗読 (出エジプト24.3-8)

 3〔その日、〕モーセは戻って、主のすべての言葉とすべての法を民に読み聞かせると、民は皆、声を一つにして答え、「わたしたちは、主が語られた言葉をすべて行います」と言った。 4モーセは主の言葉をすべて書き記し、朝早く起きて、山のふもとに祭壇を築き、十二の石の柱をイスラエルの十二部族のために建てた。 5彼はイスラエルの人々の若者を遣わし、焼き尽くす献げ物をささげさせ、更に和解の献げ物として主に雄牛をささげさせた。 6モーセは血の半分を取って鉢に入れて、残りの半分を祭壇に振りかけると、 7契約の書を取り、民に読んで聞かせた。彼らが、「わたしたちは主が語られたことをすべて行い、守ります」と言うと、 8モーセは血を取り、民に振りかけて言った。「見よ、これは主がこれらの言葉に基づいてあなたたちと結ばれた契約の血である。」

🌸 答唱詩編 詩編50 典171 ①③

アレルヤ唱 典272 ㉚

🌸 福音朗読 (マタイ13.24-30)

マタイによる福音
 24〔そのとき、〕イエスは、別のたとえを持ち出して言われた。「天の国は次のようにたとえられる。ある人が良い種を畑に蒔いた。 25人々が眠っている間に、敵が来て、麦の中に毒麦を蒔いて行った。 26芽が出て、実ってみると、毒麦も現れた。 27僕たちが主人のところに来て言った。『だんなさま、畑には良い種をお蒔きになったではありませんか。どこから毒麦が入ったのでしょう。』 28主人は、『敵の仕業だ』と言った。そこで、僕たちが、『では、行って抜き集めておきましょうか』と言うと、 29主人は言った。『いや、毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。 30刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。刈り入れの時、「まず毒麦を集め、焼くために束にし、麦の方は集めて倉に入れなさい」と、刈り取る者に言いつけよう。』」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「天の国」(神の国)のたとえが続く。今日は、「毒麦」のたとえ。農夫は、麦の中に、毒麦がまじっていても、麦との区別は難しく、成長するまで放っておく。その例をとって、神の国でも、毒麦のような存在があっても、収穫(終末)まで放っておきなさい、という教え。イエスが教えの中で、「ゆるし」を強調されたり、「裁くな」「復讐するな」と言われたりすることを考えれば、なるほどと、思えるが、他方、現実の社会を考えると、すんなり受け止めてよいのかと思う人もいるに違いない。
 ふさわしくない人物、違法を働く人物を組織の存続のために、組織から追放することは、どんな組織にもあること。ユダヤ人の世界では、「律法」という尺度に照らして、人を判断する。イエスはまさに、それによって厳しく断罪され、十字架につけられた。そして、イエスが批判した律法主義、厳格主義と言われる姿勢は、異端裁判等、教会の歴史の中にも色濃く残っていた。
 イエスはそれに対して、寛容を説き、罪びとをゆるし、人を裁くな、と教えられる。しかし、繰り返し犯罪が起き、不正が横行し、ふさわしくない人間が祭り上げられる人間社会の現実を考えると、果たしてイエスの教えを文字通り生きることは可能なのか、という疑問は残る。
 どうしたら、不完全な、悪に満ちた現実社会の中で、イエスの教えを生きることが出来るのか、微妙で難しい問題。特に政治が絡んでくると、一層ややこしくなるが、実は教会共同体の中でも、繰り返し生じ、対応しなければならない問題。両極端を排し、正しい判断を行うことができるよう識別の恵みを祈ろう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

2 comments

  1. はじめまして。
    この様なホームページがあることを初めてしりました。
    以前、せせらぎ、祈祷の使徒を見せて頂いたことがありましたが、
    とても充実したホームページになっていることに感謝致します。
    このホームページを通して私自身が祈りと黙想を深めますように。
    また多くの人にこのホームページが知られますように。
    私自身、充分にホームページを活用出来ていませんが、
    日々の生活のなかで役立たせて頂きたいと思います。
    有難うございます🌻

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