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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

復活節第七火曜日(5/23)

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永遠の命とは、イエス・キリストを知ること

ヨハネ17:3
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録20.17-27)

 17〔その日、〕パウロはミレトスからエフェソに人をやって、教会の長老たちを呼び寄せた。 18長老たちが集まって来たとき、パウロはこう話した。「アジア州に来た最初の日以来、わたしがあなたがたと共にどのように過ごしてきたかは、よくご存じです。 19すなわち、自分を全く取るに足りない者と思い、涙を流しながら、また、ユダヤ人の数々の陰謀によってこの身にふりかかってきた試練に遭いながらも、主にお仕えしてきました。 20役に立つことは一つ残らず、公衆の面前でも方々の家でも、あなたがたに伝え、また教えてきました。 21神に対する悔い改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰とを、ユダヤ人にもギリシア人にも力強く証ししてきたのです。 22そして今、わたしは、“霊”に促されてエルサレムに行きます。そこでどんなことがこの身に起こるか、何も分かりません。 23ただ、投獄と苦難とがわたしを待ち受けているということだけは、聖霊がどこの町でもはっきり告げてくださっています。 24しかし、自分の決められた道を走りとおし、また、主イエスからいただいた、神の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことができさえすれば、この命すら決して惜しいとは思いません。
 25そして今、あなたがたが皆もう二度とわたしの顔を見ることがないとわたしには分かっています。わたしは、あなたがたの間を巡回して御国を宣べ伝えたのです。 26だから、特に今日はっきり言います。だれの血についても、わたしには責任がありません。 27わたしは、神の御計画をすべて、ひるむことなくあなたがたに伝えたからです。

🌸 答唱詩編 詩編68 典34 ④⑤

アレルヤ唱 典267 ⓶

🌸 福音朗読 (ヨハネ17.1-11a)

ヨハネによる福音
 1〔そのとき、イエスは〕天を仰いで言われた。「父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄光を与えてください。 2あなたは子にすべての人を支配する権能をお与えになりました。そのために、子はあなたからゆだねられた人すべてに、永遠の命を与えることができるのです。 3永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。 4わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、地上であなたの栄光を現しました。 5父よ、今、御前でわたしに栄光を与えてください。世界が造られる前に、わたしがみもとで持っていたあの栄光を。
 6世から選び出してわたしに与えてくださった人々に、わたしは御名を現しました。彼らはあなたのものでしたが、あなたはわたしに与えてくださいました。彼らは、御言葉を守りました。 7わたしに与えてくださったものはみな、あなたからのものであることを、今、彼らは知っています。 8なぜなら、わたしはあなたから受けた言葉を彼らに伝え、彼らはそれを受け入れて、わたしがみもとから出て来たことを本当に知り、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じたからです。 9彼らのためにお願いします。世のためではなく、わたしに与えてくださった人々のためにお願いします。彼らはあなたのものだからです。 10わたしのものはすべてあなたのもの、あなたのものはわたしのものです。わたしは彼らによって栄光を受けました。 11わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ヨハネ17章は、最後の晩餐の説教に続くイエスの祈りを記したもの。ユダヤ教の神殿に仕える大祭司が、年に一回贖罪祭の折に、犠牲を捧げた後に祈る形式を踏襲していると言われる。前教皇ベネディクト16世の『イエスの祈り』あるいは、『ナザレのイエス』で詳しく扱われている。
 大祭司は、そこで、まず自分自身のため、そして、彼の家の祭司たちのため、さらには、イエスラエルのすべての民のために祈るとされている。
 ご自身、いけにえであり、祭司でもあるイエスは、御父に向かって、まず「栄光を与えてください」と祈ります。それは、世間的な意味での栄光ではなく、受難を通してご自分のすべてを捧げた後に、神のみが与える「栄光」です。
 また、今日の箇所の後半では、イエスは、自分の仲間である、弟子たちのために祈ります。イエスが離れて行かれたのちも、世に残る弟子たちのためにイエスは祈るのです。「世から取り去るのではなく、悪いものから守ってください」と祈ります。
 何の汚れもない世界ではなく、人間の弱さと傲慢さゆえに生じる悪のあふれる、世の中で生き抜く恵みを祈るのです。
 そして、明日の朗読部分になりますが、三つめは、弟子たちの言葉によってイエスを信じるようになった人々のための祈りです。そこで、皆が一つになるように、神ご自身が愛の交わりにおいて一つであるように。 受難と十字架の死に向かうイエスの心にあった思いを、こうした祈りを通して知る恵みを祈りましょう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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