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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

聖ヤコブ使徒のミサ典礼

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人の子が、多くの人の身代金として自分の命を献げる

マタイ20:28

聖ヤコブ使徒(7月25日)

集会祈願

🌸 第一朗読 (2コリント4:7-15)

使徒パウロのコリントの教会への手紙

〔皆さん、〕わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。 8わたしたちは、四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、 9虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない。 10わたしたちは、いつもイエスの死を体にまとっています、イエスの命がこの体に現れるために。 11わたしたちは生きている間、絶えずイエスのために死にさらされています、死ぬはずのこの身にイエスの命が現れるために。 12こうして、わたしたちの内には死が働き、あなたがたの内には命が働いていることになります。 13「わたしは信じた。それで、わたしは語った」と書いてあるとおり、それと同じ信仰の霊を持っているので、わたしたちも信じ、それだからこそ語ってもいます。 14主イエスを復活させた神が、イエスと共にわたしたちをも復活させ、あなたがたと一緒に御前に立たせてくださると、わたしたちは知っています。 15すべてこれらのことは、あなたがたのためであり、多くの人々が豊かに恵みを受け、感謝の念に満ちて神に栄光を帰すようになるためです。

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (マタイ20:20-28)

マタイによる福音

そのとき、ゼベダイの息子たちの母が、その二人の息子と一緒にイエスのところに来て、ひれ伏し、何かを願おうとした。 21イエスが、「何が望みか」と言われると、彼女は言った。「王座にお着きになるとき、この二人の息子が、一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください。」 22イエスはお答えになった。「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。このわたしが飲もうとしている杯を飲むことができるか。」二人が、「できます」と言うと、 23イエスは言われた。「確かに、あなたがたはわたしの杯を飲むことになる。しかし、わたしの右と左にだれが座るかは、わたしの決めることではない。それは、わたしの父によって定められた人々に許されるのだ。」 24ほかの十人の者はこれを聞いて、この二人の兄弟のことで腹を立てた。 25そこで、イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。 26しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、 27いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。 28人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ヤコブは、兄弟ヨハネとともに主イエスに召され、イエス復活の後、エルサレムの教会の中心的存在で、ヘロデ・アグリッパ王によって殺害された使徒である。

 大使徒でありながら、イエスの受難の直前でも、地上的な野心に駆られて、イエスに次ぐ地位を望んでいたのだろうか。マタイは彼らの名誉をおもんばかってか、母の願いとして記している。

 イエスは言う、「あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたいものは皆の僕になりなさい」と。「偉くなる」は人々から大事な存在と認められること、「一番上」とは最初に置かれる存在のこと。掟の中で「最も重要な第一の掟」と言われた時の言葉と重なる。また、「ぶどう園の労働者」のたとえの中で、最初に雇われた人と、最後に来た人が同じ扱いを受けた話とも関係がありそう。

 人間には、様々な欲があるが、その中でも、地位や名誉に対する欲が一番深いのかもしれない。人から重んじられたい、一目置かれる存在になりたいという願望は、だれにでも、生涯、つきまとうものかもしれない。教会の柱とされた人にも、そのような思いがあったことは慰めだろうか。イエスは、自分に従う者に、むしろ、最後のもの、小さいものになることを求め、そこに、自ら範を示されたように、「僕」となり、「仕えるもの」となる真のメシアへの道があることを教えておられるのだ。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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