小教区の教会のために祈る (1月)

復活節第六主日A

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集会祈願

慈しみ深い神よ、主イエスは最後の晩餐の席で弟子たちに「あなた方をみなしごにはしない」と約束してくださいました。どのような時も助け主である聖霊に支えられ、キリストとともに生きる恵みを、私たちに与えてください。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

栄光の賛歌

天の いと高き ところには神に栄光、
地には善意の人に平和あれ。
われら主を ほめ、主を たたえ、
主を拝み、主を あがめ、
主の大いなる栄光のゆえに感謝し奉る。
神なる主、天の王、全能の父なる神よ。
主なる御ひとり子、イエス・キリストよ。
神なる主、神の小羊、父の み子よ。
世の罪を除きたもう主よ、
われらを あわれみたまえ。
世の罪を除きたもう主よ、
われらの願いを聞き入れたまえ。
父の右に座したもう主よ、
われらを あわれみたまえ。
主のみ聖なり、主のみ王なり、
主のみいと高し、イエス・キリストよ。
聖霊とともに、父なる神の栄光のうちに。 
アーメン。

???? 第一朗読 (使徒8:5-8、14-17)

使徒たちの宣教

〔そのころ、〕8:5 フィリポはサマリアの町に下って、人々にキリストを宣べ伝えた。8:6 群衆は、フィリポの行うしるしを見聞きしていたので、こぞってその話に聞き入った。8:7 実際、汚れた霊に取りつかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫びながら出て行き、多くの中風患者や足の不自由な人もいやしてもらった。8:8 町の人々は大変喜んだ。
8:14 エルサレムにいた使徒たちは、サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞き、ペトロとヨハネをそこへ行かせた。8:15 二人はサマリアに下って行き、聖霊を受けるようにとその人々のために祈った。8:16 人々は主イエスの名によって洗礼を受けていただけで、聖霊はまだだれの上にも降っていなかったからである。8:17 ペトロとヨハネが人々の上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。

???? 答唱詩編 詩編66 典130①②④

答:主をたたえよう。
主は慈しみ深く、その憐れみは永遠。

すべての人よ、神に向かって喜びの声をあげよ。
神の栄えを褒め歌い、その栄光を賛美せよ。
「すべての人はあなたを伏し拝み、
み名をたたえて喜び歌う。」 【答】

神のわざを仰ぎ見よ、
人々に行われた恐るべきわざを。
神は私たちに命を与え、
足をゆるぎなく支えられる。 【答】

神を恐れる者は耳を傾けよ。
神のわざを語ろう、
わたしの上に行われたことを。
わたしは神の名を呼び求め、
賛美の歌が口にあふれる。 【答】

???? 第二朗読 (1ペトロ3:15-18)

〔愛する皆さん、〕3:15 心の中でキリストを主とあがめなさい。あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。3:16 それも、穏やかに、敬意をもって、正しい良心で、弁明するようにしなさい。そうすれば、キリストに結ばれたあなたがたの善い生活をののしる者たちは、悪口を言ったことで恥じ入るようになるのです。3:17 神の御心によるのであれば、善を行って苦しむ方が、悪を行って苦しむよりはよい。3:18 キリストも、罪のためにただ一度苦しまれました。正しい方が、正しくない者たちのために苦しまれたのです。あなたがたを神のもとへ導くためです。キリストは、肉では死に渡されましたが、霊では生きる者とされたのです。

アレルヤ唱 典264(第六主日)

アレルヤ、アレルヤ。わたしを愛する人は私の言葉を守る。私の父はその人を愛し、私たちはその人のもとに行く。アレルヤ、アレルヤ。

???? 福音朗読 (ヨハネ14:15-21)

ヨハネによる福音

〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕14:15 「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。14:16 わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。14:17 この方は、真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。14:18 わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。14:19 しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。14:20 かの日には、わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる。14:21 わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」

信仰宣言

天地の創造主、
全能の、神である父を信じます。
父をひとり子、わたしたちの主
イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、
おとめマリアから生まれ、
ポンテイオ・ピラトのもとで苦しみを受け、
十字架につけられて死に、葬られ、陰府(よみ)に下り、
三日目に死者のうちから復活し、天に昇って、
全能の父である神の右の座に着き、
生者と死者を裁くために来られます。
聖霊を信じ、聖なる普遍の教会、聖徒の交わり、
罪のゆるし、からだの復活、永遠のいのちを信じます。
アーメン。

奉納祈願

恵み深い父よ、独り子イエスは、すべての人の友となられ、ご自分の命まで差し出す愛を示してくださいました、この秘跡を通して私たちがキリストの心に結ばれますように。私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

全能の神よ、永遠の命の糧に強められて祈ります。私たちの内におられるキリストに支えられ、日々、愛と喜びをもって生きることができますように。私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

???? 分かち合い

新型コロナウイルス感染情報により、39県で緊急事態宣言解除が発表されました。少し感染者の人数が減ってきたそうですが、不安感や苦しみという厳しい状況はまだ続いているような気がします。その中には、すべてのいのちを守るために、困っている人々、特に外国人に様々な形で支援してくださる運動があって、心から本当に感謝いたします。一人で何もできないかもしれませんが、皆と共に、心を合わせてこのような困難を乗り越えていくことができるのではないかと思います。どんな状況であっても、私が生きるのは一人ではなりません。むしろ、弁護者である聖霊、救い主である主イエス、慈しみ深い父である神は、私たちの協力を通して、何かより良い方法、自由と平和をもたらす力を与えてくださいます。

ところで、ヨハネ福音書による晩餐の席で、主イエスは遺言として大事なことを話してくださいます。主イエスは、ご自分は目に見える形ではもういなくなる、しかし、何かが残るということを様々な形で約束しています。その約束の中心は「聖霊の派遣」だと言えるでしょう。ところが、今日読まれた福音の個所では、「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない」(18節)という力強い約束を中心として語られています。この言葉を中心にして、16-17節に「別の弁護者」すなわち「聖霊」の約束があり、19-20節には「イエスがともにいる」という約束があります。これはなにより最も大きな主イエスの約束でしょう。

「別の弁護者」とは「真理の霊」、すなわち弟子たちを守り、真理に教え導く聖霊のことです。「聖霊」とは私たちのうちに働く神の力です。その聖霊の働きによって、復活した主イエスが目に見えない形で私たちのうちにおられ、私たちを支え導いてくださるということです。だからこそ、私たちは決して孤立無援ではないと実感することのほうが大切です。生きて共にいてくださる主イエスによって、私たちは「父と子と聖霊」の深い交わりに招き入れられ、真に生きる者となるのです。

私たちはこの深い交わりに支えられて、第二朗読の中で聖ペトロが勧めてくださったように「神の御心によるのであれば、善を行って苦しむ方が、悪を行って苦しむよりはよい」(1ペトロ3:17)ということに今週実行していきたいと思います。ここでは、注目していただきたいのは「神の御心によるのであれば」という言葉です。神の御心と結びつくことのない苦しみは、除去されるべき苦しみとみられるのが普通です。だとすれば、避けることのできない苦しみが私たちを襲うことがあるとすれば、復活された主イエスに出会わない限り、そこに意味を見出すことができないことになると思います。

「私の父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、私がその人を終わりの日に復活させることだからである。」(ヨハネ6:40)

???? 祈り

すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り

宇宙万物の造り主である神よ、
あなたはお造りになったすべてのものを
ご自分の優しさで包んでくださいます。

わたしたちが傷つけてしまった地球と、
この世界で見捨てられ、
忘れ去られた人々の叫びに気づくことができるよう、
一人ひとりの心を照らしてください。

無関心を遠ざけ、
貧しい人や弱い人を支え、
ともに暮らす家である地球を大切にできるよう、
わたしたちの役割を示してください。

すべてのいのちを守るため、
よりよい未来をひらくために、
聖霊の力と光でわたしたちをとらえ、
あなたの愛の道具として遣わしてください。

すべての被造物とともに
あなたを賛美することができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。
アーメン。

(2020年5月8日 日本カトリック司教協議会認可)

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