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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第三土曜日(1/28)

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いったい、この方はどなたなのだろう

マルコ4:41
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヘブライ11.1-2、8-19)

 1信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。 2昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。
 8信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。 9信仰によって、アブラハムは他国に宿るようにして約束の地に住み、同じ約束されたものを共に受け継ぐ者であるイサク、ヤコブと一緒に幕屋に住みました。 10アブラハムは、神が設計者であり建設者である堅固な土台を持つ都を待望していたからです。 11信仰によって、不妊の女サラ自身も、年齢が盛りを過ぎていたのに子をもうける力を得ました。約束をなさった方は真実な方であると、信じていたからです。 12それで、死んだも同様の一人の人から空の星のように、また海辺の数えきれない砂のように、多くの子孫が生まれたのです。
 13この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。 14このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを明らかに表しているのです。 15もし出て来た土地のことを思っていたのなら、戻るのに良い機会もあったかもしれません。 16ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。だから、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていたからです。
 17信仰によって、アブラハムは、試練を受けたとき、イサクを献げました。つまり、約束を受けていた者が、独り子を献げようとしたのです。 18この独り子については、「イサクから生まれる者が、あなたの子孫と呼ばれる」と言われていました。 19アブラハムは、神が人を死者の中から生き返らせることもおできになると信じたのです。それで彼は、イサクを返してもらいましたが、それは死者の中から返してもらったも同然です。

🌸 答唱詩編 詩編105 典177 ⑤⑥

アレルヤ唱 典268 ㉑

🌸 福音朗読 (マルコ4.35-41)

マルコによる福音
 35その日の夕方になって、イエスは、「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。 36そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。 37激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。 38しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と言った。 39イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。 40イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」 41弟子たちは非常に恐れて、「いったい、この方はどなたなのだろう。風や湖さえも従うではないか」と互いに言った。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 湖の上での嵐の体験。共観福音書がいずれも記す弟子たちにとって、忘れることのできない大事な出来事。マルコは、イエスの言葉には控えめだが、イエスの不思議な力が現れたときの描写、そして、それを体験した弟子たちの反応には、言葉を惜しまない。
弟子たちは、眠っておられたイエスを起こし、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と。そして、「黙れ、静まれ」という、イエスの力に溢れた叫びによって、風はやみ、すっかり凪になった、と記す。人間の自由を損なう汚れた霊や、病人を苦しめる病魔、さらには、愛するものの命を奪う死に対するのと同じように、自然の力に対する支配の力をあらわにされるイエスの力をマルコは印象的に描く。
 しかし、同時に、マルコは、そんなイエスの力を体験した弟子たちが、それにもかかわらず、イエスのことが「分からなかった」ことを強調する。そして、イエスの諭の言葉、「なぜ怖がるのか、まだ信じないのか」と。病人が癒され、健康を回復し、様々な不思議を目撃しても、それが神のわざであり、神の働きのしるしであることを悟らない。
 イエスへの信仰を生きるわたしたちも、いざという時になると、すっかり自分が信じた方のことを忘れ、人間的な思いにとらわれて慌てふためいたり、不安に襲われたりする。信じることを後回しにし、嵐にのまれそうになるまで、気づかないわたしたち、強い信仰の恵みを祈ろう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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