12+

わたしの名のために、(すべて)を捨てた者は皆、その百倍もの報いを受け、永遠の命を受け継ぐ。

マタイ19:29
集会祈願

🌸 第一朗読 (エゼキエル28:1-10)

 1主の言葉がわたしに臨んだ。 2「人の子よ、ティルスの君主に向かって言いなさい。主なる神はこう言われる。お前の心は高慢になり、そして言った。『わたしは神だ。わたしは海の真ん中にある神々の住みかに住まう』と。しかし、お前は人であって神ではない。ただ、自分の心が神の心のようだ、と思い込んでいるだけだ。 3お前はダニエルよりも賢く、いかなる奥義もお前には隠されていない。 4お前は知恵と悟りによって富を積み、金銀を宝庫に蓄えた。 5お前は取り引きに知恵を大いに働かせて富を増し加え、お前の心は富のゆえに高慢になった。
 6それゆえ、主なる神はこう言われる。お前は自分の心が神の心のようだと思い込んでいる。 7それゆえ、わたしはお前に対して諸国の中でも最も暴虐な外国人を立ち向かわせる。彼らはお前の知恵の誇りに向かって剣を抜き、お前の栄華を汚し、 8お前を陰府に突き落とす。お前は海の真ん中で切り倒されて死ぬ。 9お前は自分を殺す者の前でもなお、『わたしは神だ』と言い張るのか。お前は人であって、神ではなく、切り倒す者の手にある。 10お前は割礼のない者として、外国人の手にかかって死ぬ。まことにわたしがこのことを語った」と主なる神は言われる。

🌸 答唱詩編 詩編31 典66①⑥

アレルヤ唱 典273 ㉖C

🌸 福音朗読 (マタイ19:23-30)

マタイによる福音

 23〔そのとき、〕イエスは弟子たちに言われた。「はっきり言っておく。金持ちが天の国に入るのは難しい。 24重ねて言うが、金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」 25弟子たちはこれを聞いて非常に驚き、「それでは、だれが救われるのだろうか」と言った。 26イエスは彼らを見つめて、「それは人間にできることではないが、神は何でもできる」と言われた。 27すると、ペトロがイエスに言った。「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました。では、わたしたちは何をいただけるのでしょうか。」 28イエスは一同に言われた。「はっきり言っておく。新しい世界になり、人の子が栄光の座に座るとき、あなたがたも、わたしに従って来たのだから、十二の座に座ってイスラエルの十二部族を治めることになる。 29わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子供、畑を捨てた者は皆、その百倍もの報いを受け、永遠の命を受け継ぐ。 30しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」

奉納祈願

拝領祈願

🌸 分かち合い

 今日は、お金持ちである青年の悲しい物語に続いて、弟子たちがすべてを捨てて、主イエスに従ったら、何をいただけるでしょかという話を語っています。

 弟子たちの代表として、ペテロは、「自分たちは富める青年と異なり、何もかも捨てて、主イエスに従ってきた。自らの払った犠牲の大きさに応じて神からの報いがあるはずだ」と考え尋ねました。主イエスは、これに対し、彼らの尋ねを否定されるのではなく、富める青年の時と同様、弟子たちの考え方に乗り、ご自身に従う彼らの祝福を約束しつつも、彼らの誤りと訂正されていきます。主イエスは、ご自身に従って歩む者たちの祝福と永遠のいのちを受け継ぐことを約束されています。

 ここで、主イエスが強調されていることは、「その百倍もの報いを受け、永遠のいのちを受け継ぐ」ということです。この報いは「報酬」ではなく「恵み」です。主イエスは、弟子たちの内にある問題をも深く見つめておられます。「捨てた」ことを誇るおごりでした。そのようなペテロの奥深くに潜む信仰者のおごりに、主イエスは「ただ、先の者があとになり、あとの者が先になることが多いのです」と言われています。報いまたは救いは、主の一方的な恵みであると共に、主に従い、主のために労苦していくことも決して自分を誇ることではなく、主の恵みによるものであると仰せられたのです。(1コリント15:8-10参照)

 全ては神のお恵みです。もしも富があったら、その富を正しく用いて、自らも喜び、必要なところにささげて、天に宝を積む者となりましょう。天国への投資は失敗することがありません。

 私たちは永遠の報いということを考えなくてはいけません。この世だけのことを考えるなら、「損した」、「全部失った」、「神さまなんかいない」「神さまはひどい」とつぶやくかもしれません。しかし、信仰者である私たちはこの世だけの人生ではありません。やがてこの世は終わり、新しい時代が来るのです。

 つまり、神の救いの恵みに感謝し、恵みを気ままなことに変えることなく、新しい時代が来るという希望をもって、喜んで精一杯主にお仕えして参りましょう。

年間二十火曜日(8月18)
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