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わたしが求めるのは憐みであって、いけにえではない。

マタイ12:7
集会祈願

???? 第一朗読 (イザヤ38:1-6、21-22、7-8)

イザヤの預言

 そのころ、ヒゼキヤは死の病にかかった。預言者、アモツの子イザヤが訪ねて来て、「主はこう言われる。『あなたは死ぬことになっていて、命はないのだから、家族に遺言をしなさい』」と言った。 2ヒゼキヤは顔を壁に向けて、主にこう祈った。 3「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」こう言って、ヒゼキヤは涙を流して大いに泣いた。

 4主の言葉がイザヤに臨んだ。 5「ヒゼキヤのもとに行って言いなさい。あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたの寿命を十五年延ばし、 6アッシリアの王の手からあなたとこの都を救い出す。わたしはこの都を守り抜く。」

 21イザヤが、「干しいちじくを持って来るように」と言うので、人々がそれを患部につけると王は回復した。 22ヒゼキヤは言った。 「わたしが主の神殿に上れることを示すしるしは何でしょうか。」

 7ここに主によって与えられるしるしがあります。それによって、主は約束なさったことを実現されることが分かります。
 8「見よ、わたしは日時計の影、太陽によってアハズの日時計に落ちた影を、十度後戻りさせる。」
太陽は陰の落ちた日時計の中で十度戻った。

???? 答唱詩編 詩編30 典65①③

アレルヤ唱 典

???? 福音朗読 (マタイ12:1-8)

マタイによる福音

そのころ、ある安息日にイエスは麦畑を通られた。弟子たちは空腹になったので、麦の穂を摘んで食べ始めた。 2ファリサイ派の人々がこれを見て、イエスに、「御覧なさい。あなたの弟子たちは、安息日にしてはならないことをしている」と言った。 3そこで、イエスは言われた。「ダビデが自分も供の者たちも空腹だったときに何をしたか、読んだことがないのか。 4神の家に入り、ただ祭司のほかには、自分も供の者たちも食べてはならない供えのパンを食べたではないか。 5安息日に神殿にいる祭司は、安息日の掟を破っても罪にならない、と律法にあるのを読んだことがないのか。 6言っておくが、神殿よりも偉大なものがここにある。 7もし、『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』という言葉の意味を知っていれば、あなたたちは罪もない人たちをとがめなかったであろう。 8人の子は安息日の主なのである。」

奉納祈願

拝領祈願

???? 分かち合い

 読まれたマタイ福音書12章1-8節では、弟子たちが空腹になって、麦の穂を摘んで食べたというきっかけで、ファリサイ派の人々がそれに対して批判して、そして主イエスは安息日の本当の意味を示してくださいます。弟子たちのしていることはとうてい麦刈りの農作業とはいえないしぐさですが、ファリサイ派の人々の目には律法にそむく行為と映ります。

 律法には次のように書いてあります。「 安息日を心に留め、これを聖別せよ。 6日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、 7日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である」(出エジプト20:8-10)と。従って、安息日は神が天地を創造してくださり、自分自身のために不思議なわざを行ってくださることを思い起こし、神に感謝する日になったのです。しかし、ファリサイ派の人々の中に、この安息日の律法を間違って解釈する人もいます。

 主イエスは彼らと正面切って論争するよりもむしろ、彼らが重んじている聖書を用いてお答えになります。聖書がダビデについて語るエピソード(サムエル上21:3-7)を引用して、安息日にも一定の仕事をすることを祭司に要求している掟(民数8:9-10参照)があることを想起させたりなさいます。そして、主イエスはこのことにより、彼らの良識に訴え、法の文字にとどまらずその精神を重んじる必要を説いておられるのです。 神は形ばかりのいけにえよりは、神の慈愛にならって自分のまわりの人々を大切にする心をお喜びになる(ホセア6:6参照)という神の教えを悟っていれば、ということを主イエスは強調するではないかと思います。なので、主イエスにとって、重大なのは「人の子は安息日の主なのである」と加えられたのです。

 すなわち、主イエスは安息日を聖とするという掟が目指していることを見失わないように注意してくださいます。つまり神を信じ神に従う歩みにおいては慈愛を重んじるのです。また、時として法の文字よりも、その精神を大切にしなければならないことがあるのを教えてくださいます。

年間第十五金曜日(偶数年)
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