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教皇の意向:使命を担い合う (10月)

聖フランシスコ・ザビエルの典礼(12月3)

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主は彼らと共に働き

マルコ16:20

日本宣教の保護者聖フランシスコ・ザビエル司祭

集会祈願

いつくしみ深い父よ、あなたは、聖フランシスコ・ザビエルの宣教を通して、アジアの民をみもとに集めてくださいました。わたしたちも、聖人と同じ熱意に燃えて信仰を伝え、救いの喜びを多くの人と分かち合うことができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

???? 第一朗読 (一コリント9.16ー19、22-23)

 

6〔皆さん、〕わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません。そうせずにはいられないことだからです。福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸なのです。 17自分からそうしているなら、報酬を得るでしょう。しかし、強いられてするなら、それは、ゆだねられている務めなのです。 18では、わたしの報酬とは何でしょうか。それは、福音を告げ知らせるときにそれを無報酬で伝え、福音を伝えるわたしが当然持っている権利を用いないということです。19わたしは、だれに対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。 22弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。 23福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。

???? 答唱詩編 詩編96 典148 ①②

答 遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

新しい歌を神にうたえ、
世界よ、神に向かって喜び歌え。
神の名をたたえて歌い、
日ごとに救いを告げ知らせる。 【答】

すべての国にその栄光をかたり、
すべての民に不思議の業をつたえよ。
神は偉大、ほむべきかた、
すべてを越えておそるべきかた。 【答】
 

アレルヤ唱 典256聖フランシスコ・ザビエル

アレルヤ、アレルヤ。全世界に行き、すべての人をわたしの弟子にしなさい。わたしは世の終わりまでいつもあなたがたとともにいる。アレルヤ、アレルヤ。

???? 福音朗読 (マルコ16.15-20)

マルコによる福音

15〔そのとき、イエスは弟子たちに現れて、〕言われた。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。 16信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。 17信じる者には次のようなしるしが伴う。彼らはわたしの名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語る。 18手で蛇をつかみ、また、毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る。」19主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。 20一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。〕

奉納祈願

父である神よ、聖フランシスコの祝日にこの供えものをささげて祈ります。遠い国々に赴いて、人々の救いのために尽くした聖人にならい、わたしたちも力強く福音をのべ伝え、多くの兄弟とともにあなたの国に入ることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

聖なる父よ、主のとうといからだをいただいて祈ります。聖フランシスコの心に燃えた宣教の熱意を、わたしたちのうちに燃え立たせてください。宣教の使命を忠実に生き、約束された喜びに入ることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 皆さんは聖フランシスコ・ザビエルのことをよくご存知でしょう。私も聖ザビエルの話を色々と聞きまして、彼の熱心さに影響されて日本に行くという希望を出したわけです。皆さんがご存知の通り、聖ザビエルは1533年即ち28歳の時に、パリの大学で聖イグナチオ・ロヨラの影響によって改心しました。聖イグナチオは「人がもし全世界を得ようとも、自分の魂を失ったなら何の益があろうか」(マタイ16:26)というマタイ福音書の言葉をザビエルに何回も言いました。ザビエルはこの御言葉に納得して、前途ある教授の職を捨て、神の使徒として働く決意を固めました。その後、アジアへの熱心な大宣教師となりました。

 今日の福音書では、主イエスが昇天なさる前に弟子たちを派遣しました。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」と。そして、弟子たちが主イエスの命令に従って、出かけて宣教した時に、「主は彼らとともに働き」という経験でした。やはり、マルコによって、私たちは宣教したとき、主イエスは私たちとともに働いてくださるということを体験することができると考えられています。主イエスによって、聖フランシスコ・ザビエルも私たちも全世界に派遣されましたということです。

 主イエスの派遣によって、私たちのキリスト教共同体は、「出向いていく」共同体、「出発する」共同体です。しかも、教会は「出向いていく」ことによって誕生しました。ですから、私たちは、人々に復活した主イエスを告げ知らせるために出向いていくのです。つまり、今私たちは聖フランシスコ・ザビエルの記念日をお祝いしながら、自分の使命を改めて考えることが出来ると思います。出向いていくという福音宣教の使命です。宣教するとき、私独りだけではなく、主イエスとともに、また共同体の皆とともに宣教するのです。「慈しみと愛のあるところ神ともに」ということを証しましょう。(ubi caritas)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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