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主よ、わたしを憐れんでください

マタイ15:22
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ31:1-7)

エレミヤの預言

1そのときには、と主は言われる。わたしはイスラエルのすべての部族の神となり、彼らはわたしの民となる。
2主はこう言われる。
民の中で、剣を免れた者は
荒れ野で恵みを受ける
イスラエルが安住の地に向かうときに。
3遠くから、主はわたしに現れた。
わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し
変わることなく慈しみを注ぐ。
4おとめイスラエルよ
再び、わたしはあなたを固く建てる。
再び、あなたは太鼓をかかえ
楽を奏する人々と共に踊り出る。
5再び、あなたは
サマリアの山々にぶどうの木を植える。
植えた人が、植えたその実の初物を味わう。
6見張りの者がエフライムの山に立ち
呼ばわる日が来る。
「立て、我らはシオンへ上ろう
我らの神、主のもとへ上ろう。」
7主はこう言われる。
ヤコブのために喜び歌い、喜び祝え。
諸国民の頭のために叫びをあげよ。
声を響かせ、賛美せよ。そして言え。
「主よ、あなたの民をお救いください
イスラエルの残りの者を。」

🌸 答唱詩編 詩編65 典183②③

アレルヤ唱 典271⑭

🌸 福音朗読 (マタイ15:21-28)

マタイによる福音

 〔そのとき、イエスは〕ティルスとシドンの地方に行かれた。 22すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。 23しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄って来て願った。「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」 24イエスは、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。 25しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、「主よ、どうかお助けください」と言った。 26イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、 27女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」 28そこで、イエスはお答えになった。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 カナンの女との出会い、そして、娘の癒しの物語
 「カナン」と言えば、イスラエルの民が約束の地に定着する前に住んでいた住民の総称。マタイは、マルコが「シロ・フェニキア」と言っている所を、あえて、「カナンの女」と呼ぶことで、当時の教会(マタイの教会)がもっていた、否定しがたい差別意識を表わしているのかもしれない。娘を癒してほしい、という女の懇願に対して、イエスは、最初は沈黙、そして、執拗な訴えに対して、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」と言われる。
 イエスの婉曲的な拒絶の言葉に、女はしたたかに答える、「小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです」と。
自らを小さな存在、小犬として認め、さらには、いただく恵みをパン屑とまで、卑下して言う、女のとっさの機転とユーモアのセンスに感銘を受けない人がいるだろうか。さすがのイエスも、「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように」と言い、娘を癒された。
 英神父は『イエスに出会った女性たち』の中の「カナンの女」の章に、「偏見を打ち破る信仰の力」と副題をつけている。彼は、イエスが当初いだいていた「ユダヤ人中心主義」が、この女性との出会いによって打ち破られ、より広い異邦人世界への福音の展開が視野に入ってきたと説明する。異邦人への宣教は、復活後弟子たちによって実現するが、イエス自身の働きが、つねに、貧しい人、病人、罪びと、外国人など、周辺の人々に向けられていたことを、あらためて思い起こし、わたしたちの中にある差別意識に思いを致さなければならない。(S.T.)

年間第十八水曜日(8/3)
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