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教皇の意向:修道士・修道女と神学生の養成 (5月)

年間第十六水曜日(7/20)

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種を蒔く人が種蒔きに出て行った

マタイ13:3
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ1:1、4-10)

エレミヤの預言

1エレミヤの言葉。彼はベニヤミンの地のアナトトの祭司ヒルキヤの子であった。
4主の言葉がわたしに臨んだ。
5「わたしはあなたを母の胎内に造る前から
あなたを知っていた。
母の胎から生まれる前に
わたしはあなたを聖別し
諸国民の預言者として立てた。」
6わたしは言った。
「ああ、わが主なる神よ
わたしは語る言葉を知りません。
わたしは若者にすぎませんから。」
7しかし、主はわたしに言われた。
「若者にすぎないと言ってはならない。
わたしがあなたを、だれのところへ
遣わそうとも、行って
わたしが命じることをすべて語れ。
8彼らを恐れるな。
わたしがあなたと共にいて
必ず救い出す」と主は言われた。
9主は手を伸ばして、わたしの口に触れ
主はわたしに言われた。
「見よ、わたしはあなたの口に
わたしの言葉を授ける。
10見よ、今日、あなたに
諸国民、諸王国に対する権威をゆだねる。
抜き、壊し、滅ぼし、破壊し
あるいは建て、植えるために。」

🌸 答唱詩編 詩編71 典146②③

アレルヤ唱 典268㉓

🌸 福音朗読 (マタイ13:1-9)

マタイによる福音

 1その日、イエスは家を出て、湖のほとりに座っておられた。 2すると、大勢の群衆がそばに集まって来たので、イエスは舟に乗って腰を下ろされた。群衆は皆岸辺に立っていた。 3イエスはたとえを用いて彼らに多くのことを語られた。「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。 4蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。 5ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。 6しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。 7ほかの種は茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。 8ところが、ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。 9耳のある者は聞きなさい。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 マタイ13章は、「神の国」に関するたとえを集めた章である。今日はその冒頭、「種まきのたとえ」が読まれた。ある人が種を蒔きに行った。ある種は道端に、他の種は石地に、別の種はいばらの中に、そして、ある種はよい土地に蒔かれた、という。同じ種でも、蒔かれた土地によって、同様な成長をするわけではない。芽を出し、しっかり実を結ぶ種の方が、少ないのかもしれない。
 しかし、いくつか疑問も湧いてくる。たとえば、どうして、土地を耕して、よい土地に種を蒔かないのかと。当時のパレスチナの農夫たちの種の蒔き方は、先に種を蒔いて、あとから土を耕していたらしい。当然、無駄になる種もあったのだろう。
 このたとえを、種がまかれた土地のたとえと取ると、確かにわかりやすいし、実際、すぐ後に来る説明の部分もそのように解釈している。しかし、近年の聖書学者(エレミヤス等)には、違った解釈をするものもいる。つまり、たとえは、「神の国」のたとえであって、本来は、種がまかれた土地のたとえではなく、「種を蒔く人」のたとえだったのではないかと。「種を蒔く人」といえば、まずは、み言葉を語るイエスご自身、ついで、イエスから派遣される弟子たち、そして、宣教者たち。いくら、尊い神のことばといえども、すべての人が、快く受け入れるわけではない。「神の国」のために働くものは、たとえ、実を結ぶものが僅かであっても、忍耐して、神の働きに信頼して働き続けるようにと、いう戒めだったのではないかと。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

1 comments

  1. 司祭や事務の方の、むしろ抑制された言葉や態度に励まされることが大きい。
    「土地のたとえではなく種を蒔く人のたとえ」との指摘ははっとする。
    種を、御言葉を日々受け入れて、自分の中で育てていくこと。そして「忍耐して神の働きに信頼して働き続けること」ができますように。

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