0
集会祈願

???? 第一朗読 (イザヤ49:1-6)

イザヤの預言

1島々よ、わたしに聞け
遠い国々よ、耳を傾けよ。
主は母の胎にあるわたしを呼び
母の腹にあるわたしの名を呼ばれた。
2わたしの口を鋭い剣として御手の陰に置き
わたしを尖らせた矢として矢筒の中に隠して
3わたしに言われた
あなたはわたしの僕、イスラエル
あなたによってわたしの輝きは現れる、と。
4わたしは思った
わたしはいたずらに骨折り
うつろに、空しく、力を使い果たした、と。
しかし、わたしを裁いてくださるのは主であり
働きに報いてくださるのもわたしの神である。
5主の御目にわたしは重んじられている。
わたしの神こそ、わたしの力。
今や、主は言われる。
ヤコブを御もとに立ち帰らせ
イスラエルを集めるために
母の胎にあったわたしを
御自分の僕として形づくられた主は
6こう言われる。
わたしはあなたを僕として
ヤコブの諸部族を立ち上がらせ
イスラエルの残りの者を連れ帰らせる。
だがそれにもまして
わたしはあなたを国々の光とし
わたしの救いを地の果てまで、もたらす者とする。

???? 答唱詩編 詩編139 典53①②④

???? 第二朗読 (使徒13:22-26)

使徒たちの宣教

 〔その日、パウロは言った。「神は〕サウルを退けてダビデを王の位につけ、彼について次のように宣言なさいました。『わたしは、エッサイの子でわたしの心に適う者、ダビデを見いだした。彼はわたしの思うところをすべて行う。』 23神は約束に従って、このダビデの子孫からイスラエルに救い主イエスを送ってくださったのです。 24ヨハネは、イエスがおいでになる前に、イスラエルの民全体に悔い改めの洗礼を宣べ伝えました。 25その生涯を終えようとするとき、ヨハネはこう言いました。『わたしを何者だと思っているのか。わたしは、あなたたちが期待しているような者ではない。その方はわたしの後から来られるが、わたしはその足の履物をお脱がせする値打ちもない。』
 26兄弟たち、アブラハムの子孫の方々、ならびにあなたがたの中にいて神を畏れる人たち、この救いの言葉はわたしたちに送られ〔たのです。〕」

アレルヤ唱 典276(洗礼者ヨハネ)

???? 福音朗読 (ルカ1:57-66、80)

ルカによる福音

 さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。 58近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った。 59八日目に、その子に割礼を施すために来た人々は、父の名を取ってザカリアと名付けようとした。 60ところが、母は、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。 61しかし人々は、「あなたの親類には、そういう名の付いた人はだれもいない」と言い、 62父親に、「この子に何と名を付けたいか」と手振りで尋ねた。 63父親は字を書く板を出させて、「この子の名はヨハネ」と書いたので、人々は皆驚いた。 64すると、たちまちザカリアは口が開き、舌がほどけ、神を賛美し始めた。 65近所の人々は皆恐れを感じた。そして、このことすべてが、ユダヤの山里中で話題になった。 66聞いた人々は皆これを心に留め、「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」と言った。この子には主の力が及んでいたのである。
 80幼子は身も心も健やかに育ち、イスラエルの人々の前に現れるまで荒れ野にいた。

奉納祈願

拝領祈願

???? 分かち合い

 人が生まれて、名前をつけるのはとても大切なことです。

 日本では、昔は男性の名前として、太郎、次郎、和夫など、女性では和子、幸子、礼子などがよく付けられたと言われましたが、最近は懲りすぎて、読みにくい名前もたくさん出てきたそうです。現在、どんな名前がよく付けられましたかとインターネットで調べますと、次のようになります。明治安田生命の「名前ランキング2019」によれば、男の子では「蓮」くんと「陽翔」くん、女の子では「凛[1]」ちゃん、「陽菜」ちゃんや「結愛」ちゃんなどがそれぞれトップになったそうです。「漢字一文字」の名前では、男の子が「翔」「陽」「輝」、女の子では「愛」「結」「希」のつく名前が人気だそうです。今の時代に、「明るい希望に向かい、力強くはばたいてほしい」、「人との結びつきを大切にし、愛情に満ち溢れた子に育ってほしい」との願いが込められているような気がします。だから、誰でもお名前の意味があります。よく調べてみますと、そのお名前は深い意味があるかもしれません。

 さて、聖書の世界では、名前を付ける際に伴う使命も与えられるという場合が多いです。今日語られた洗礼者ヨハネの場合には、エルサレムの神殿の祭司をしていた父の名前を取って、「ザカリア」という名前をつけるだろうとみんな思っていました。「ザカリア」とは、「主は覚えている」という意味を持っているそうです。ところがヨハネの両親は「ヨハネ」という名前をつけていきます。「ヨハネ」という名は、「主は恵み深い」、「神は慈しみ」という意味があるようです。この名前は天使ガブリエルから与えられた名前なのです。

 母親であるエリザべトが高齢の時、(ルカ1・18)洗礼者ヨハネを身籠ったと聖書は述べています。その時、エリサベトは喜びをもって、「これこそ、主の業です。主は私を顧みて、人々の間でわたしの恥となっていたことを、取り除いてくださいました。」(ルカ1・25)と伝えています。

 このような意味で、「ヨハネ」が神の慈しみによって生まれ、また、両親に対しても神の慈しみが注がれていたということが思われています。さらに、洗礼者ヨハネが「イスラエルの多くの子らを、彼らの神である主のもとに立ち返らせる。」(ルカ1・16)という使命を持つものという意味もあるのです。 私たちは、洗礼者ヨハネの誕生を祝いながら、私たち一人ひとりも同じように神の恵みの中で、また両親や親戚やたくさんの人々の祝福の中で生まれてきたということを改めて感謝できるといいでしょう。


[1] りん:凛々しい、男らしい、きちんとしている、勇ましい

洗礼者聖ヨハネの誕生
0
Tagged on:     

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です