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教皇の意向:使命を担い合う (10月)

待降節第二土曜日(12/11)

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人の子も、そのように人々から苦しめられる

マタイ17:12
集会祈願

🌸 第一朗読 (シラ48.1-4、9-11)

1そして火のような預言者エリヤが登場した。
彼の言葉は松明のように燃えていた。
2彼は人々に飢饉をもたらし、
その熱意をもって人々の数を減らした。
3彼は主の言葉によって天を閉ざし、
三度、火を降らせた。
4エリヤよ、あなたはその驚くべき業のゆえに、
どれほどほめたたえられたことだろうか。
あなたと等しく誇りうる者があろうか。
9あなたは火の旋風に包まれ、
火の馬の引く車に乗せられ天に上げられた。
10あなたは、書き記されているとおり、
定められた時に備える者。
神の怒りが激しくなる前に、これを静め、
父の心を子に向けさせ、
ヤコブの諸部族を立て直す者。
11あなたを見る者、
また、愛のうちに眠りについた者は幸いである。
確かに、わたしたちも生きるであろう。

🌸 答唱詩編 詩編80 典80 ⑤⑥

アレルヤ唱 典256 ⑦

🌸 福音朗読 (マタイ17.10-13)

マタイによる福音
 10〔山に下りるとき、弟子たちは、〕イエスに、「なぜ、律法学者は、まずエリヤが来るはずだと言っているのでしょうか」と尋ねた。 11イエスはお答えになった。「確かにエリヤが来て、すべてを元どおりにする。 12言っておくが、エリヤは既に来たのだ。人々は彼を認めず、好きなようにあしらったのである。人の子も、そのように人々から苦しめられることになる。」 13そのとき、弟子たちは、イエスが洗礼者ヨハネのことを言われたのだと悟った。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 待降節に登場する第二の人物、洗礼者ヨハネの話が続く。マタイが記すのは、イエスの変容の出来事の後のこと。変容の場面にエリヤとモーセが登場したので、弟子たちがイエスに問う、「なぜ、律法学者は、まずエリヤが来るはずだと言っているのでしょうか」と。
 イエスの時代、人々は、預言者の教えを受けて、メシアの時代には、メシアに先駆けてあのエリヤがやってくると信じていた。そのため、過ぎ越しの食事の折には、各家でエリヤのための席を設けておくという習慣があった。
 エリヤは、多くの預言者が現れる時代(9世紀)よりかはり前、北王国イスラエルに現れた。王国が異国の宗教の影響を受けて唯一の神への信仰から離れ、神々の祭壇を築いて礼拝したりしたとき、エリヤはただ一人、王に立ち向かい、先祖の信仰を守るために戦った。そのため何度も身の危険を経験し、シナイの砂漠に身を隠そうとしたことが列王記に記されている。
 そのエリヤの再来と言われる洗礼者ヨハネが現れたとき、人々は、それに気づかず、「彼を認めず、好きなようにあしらった」と主は言われる。メシアご自身であるイエスについても「人の子も、そのように人々から苦しめられることになっている」と主は言われる。
 神が計画し、準備し、その時を用意されたにも拘わらず、人々がそれに気づかず、受け入れない、とはどういうことなのだろうか。主の降誕を迎える準備のとき、はたして、わたしたちのうちに、主を迎える心があるか、照らしを祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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