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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

年間第一土曜日(1/14)

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わたしが来たのは罪人を招くためである

マルコ2:17
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヘプライ4.12-16)

 12〔皆さん、〕神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。 13更に、神の御前では隠れた被造物は一つもなく、すべてのものが神の目には裸であり、さらけ出されているのです。この神に対して、わたしたちは自分のことを申し述べねばなりません。
 14さて、わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているのですから、わたしたちの公に言い表している信仰をしっかり保とうではありませんか。 15この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。 16だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。

🌸 答唱詩編 詩編19 典44 ①②

アレルヤ唱 典268 ⑤

🌸 福音朗読 (マルコ2.13-17)

マルコによる福音

 13〔そのとき、〕イエスは、再び湖のほとりに出て行かれた。群衆が皆そばに集まって来たので、イエスは教えられた。 14そして通りがかりに、アルファイの子レビが収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。 15イエスがレビの家で食事の席に着いておられたときのことである。多くの徴税人や罪人もイエスや弟子たちと同席していた。実に大勢の人がいて、イエスに従っていたのである。 16ファリサイ派の律法学者は、イエスが罪人や徴税人と一緒に食事をされるのを見て、弟子たちに、「どうして彼は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。 17イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 徴税人レビの召し出し。イエスの時代、「徴税人」という言葉は、非常に軽蔑のこもった言葉、今でいえば、差別用語に近かった。先ほど聞いたように、徴税人は罪人と一緒に扱われ、娼婦や異邦人とも同列にみなされた。
 そんな、人々から後ろ指を指されるような人間をイエスはなぜ、弟子の列に加えられたのだろうか。答えは、イエスの生涯、そして、その言葉と働きの中に表れている。しかし、当のレビは、「わたしに従いなさい」という言葉に、すぐに答えられたのだろうか。疑問、煩悶、拒否の心が一切なかったといえるだろうか。福音は、レビの内心については何も語らない。他の使徒たちについても、同様である。
 しかし、それが何日後のことか福音書は記さないが、イエスが、後日、彼の家の客人となったことによって、レビの中に決定的な回心が起こったことは明らかである。「立ち上がってイエスに従った」。それが、従う者にどれだけの犠牲と決断を迫るものであったとしても、それは、呼びかける者の心の広さと深さに勝るものではない。
ベネディクト16世は、『使徒―教会の起源』の中で、こう記す、「マタイの姿によって、福音書は、真の意味での逆説そのものをわたしたちに示します。すなわち、聖性からもっとも遠く離れているように思われる人こそ、神のいつくしみを受け入れる模範となることができるということです。神のいつくしみは、自分の生活に引き起こされる驚くべき結果を、人に垣間見させるからです。」と。味わうべき言葉でしょう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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