♰ キリストにおいてすべてを新しく見る ♰

  • 年間第二十六水曜日(9/30)

    狐には穴があり、空の鳥には巣がある。
    だが、人の子には枕する所もない。

    聖ヒエロニモ司祭教会博士

    🌸 第一朗読 (ヨブ9:1-12、14-16)

    ヨブ記

    1ヨブは〔友に〕答えた。
    2それは確かにわたしも知っている。
    神より正しいと主張できる人間があろうか。
    3神と論争することを望んだとしても
    千に一つの答えも得られないだろう。
    4御心は知恵に満ち、力に秀でておられる。
    神に対して頑になりながら
    なお、無傷でいられようか。
    5神は山をも移される。
    怒りによって山を覆されるのだと誰が知ろう。
    6神は大地をその立つ所で揺り動かし
    地の柱は揺らぐ。
    7神が禁じられれば太陽は昇らず
    星もまた、封じ込められる。
    8神は自ら天を広げ、海の高波を踏み砕かれる。
    9神は北斗やオリオンを
    すばるや、南の星座を造られた。
    10神は計り難く大きな業を
    数知れぬ不思議な業を成し遂げられる。
    11神がそばを通られてもわたしは気づかず
    過ぎ行かれてもそれと悟らない。
    12神が奪うのに誰が取り返せよう。
    「何をするのだ」と誰が言いえよう。
    14わたしのようなものがどうして神に答え
    神に対して言うべき言葉を選び出せよう。
    15わたしの方が正しくても、答えることはできず
    わたしを裁く方に憐れみを乞うだけだ。
    16しかし、わたしが呼びかけても返事はなさるまい。
    わたしの声に耳を傾けてくださるとは思えない。

    🌸 答唱詩編 詩編130 典117 ①②

    【答】主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

    神よ、深い淵から、
    あなたに叫び、
    嘆き祈る私の声を
    聞いてください。【答】

    あなたが悪に目を留められるなら、
    だれがみ前に立てよう。
    しかし、あなたのゆるしのために、
    人はあなたをおそれ尊ぶ。【答】

    アレルヤ唱 典268 ③

    アレルヤ、アレルヤ。神の国は近づいた。回心して福音を信じなさい。アレルヤ、アレルヤ。

    🌸 福音朗読 (ルカ9:57-62)

    ルカによる福音

     57〔そのとき、イエスと弟子たち〕が道を進んで行くと、イエスに対して、「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言う人がいた。 58イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」 59そして別の人に、「わたしに従いなさい」と言われたが、その人は、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。 60イエスは言われた。「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい。」 61また、別の人も言った。「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」 62イエスはその人に、「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」と言われた。

    祈る花:Inoruhana
    祈る花:Inoruhana

    🌸 分かち合い

     「弟子の覚悟」と見出しがついている。イエスに従う弟子に求められる姿勢。当時の「師」(ラビ)と呼ばれる人は弟子に律法の解釈を教える。弟子になる人は、師の教えを学び、それを自分のものとして教える。
     しかし、イエスはそれ以上のものを弟子に求める。教えだけでなく、生き方まで。イエスが教え、また、生きられたように生きること。それが、「イエスに従う」ことの意味。
     「人の子には枕する所がない」。ただ、休みなく働く、あるいは、質素な生活に耐えるということではなく、むしろ、人間的なよりどころに信を置かないこと。父を葬る、父母を敬うことは、律法の定め。亡くなれば、当然のこととして、弔いの礼を尽くすのがユダヤ人。しかし、イエスは、それに勝ることとして、「神の国を広める」ことを要求する。「家族にいとまごいをする」。旧約の預言者エリヤはエリシャにそれを認めたが、イエスは、「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」という。
     イエスに従う、イエスの弟子になるとは、そのようなこと、人間全体をもって、イエスに自らを委ねて生きること。
     今日、教会は、トマス西と同志殉教者の記念を行う。殉教者たちは、文字通り、自分たちの自由な意思、決断によって、イエスの弟子としての生き方を証された。そこに何ものにもまさる価値があることを、身をもって示してくださった。はたして、わたしたちの信仰は、どうであろうか。名ばかりの、実践を伴わない信仰になっていないだろうか。(S.T.)

🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸

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