• 復活節第四火曜日(4/28)

    わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。

    🌸 第一朗読 (使徒言行録11.19-26)

    使徒たちの宣教

     19〔その日、〕ステファノの事件をきっかけにして起こった迫害のために散らされた人々は、フェニキア、キプロス、アンティオキアまで行ったが、ユダヤ人以外のだれにも御言葉を語らなかった。 20しかし、彼らの中にキプロス島やキレネから来た者がいて、アンティオキアへ行き、ギリシア語を話す人々にも語りかけ、主イエスについて福音を告げ知らせた。 21主がこの人々を助けられたので、信じて主に立ち帰った者の数は多かった。 22このうわさがエルサレムにある教会にも聞こえてきたので、教会はバルナバをアンティオキアへ行くように派遣した。 23バルナバはそこに到着すると、神の恵みが与えられた有様を見て喜び、そして、固い決意をもって主から離れることのないようにと、皆に勧めた。 24バルナバは立派な人物で、聖霊と信仰とに満ちていたからである。こうして、多くの人が主へと導かれた。 25それから、バルナバはサウロを捜しにタルソスへ行き、 26見つけ出してアンティオキアに連れ帰った。二人は、丸一年の間そこの教会に一緒にいて多くの人を教えた。このアンティオキアで、弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。

    🌸 答唱詩編 詩編100 典172 ①②

    :わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

    世界よ、神に喜びの声をあげ、
    歓呼の歌をささげつつ、
    み前に進み、
    神に仕えよ。【答】

    神こそ
    主であると悟れ。
    神はわたしたちを造られた。【答】

    アレルヤ唱 典265(③)

    アレルヤ、アレルヤ。羊はわたしの声を聞き分け、わたしもその羊を知り、羊はわたしに従う。アレルヤ、アレルヤ。

    🌸 福音朗読 (ヨハネ10.22-30)

    ヨハネによる福音

     22そのころ、エルサレムで神殿奉献記念祭が行われた。冬であった。 23イエスは、神殿の境内でソロモンの回廊を歩いておられた。 24すると、ユダヤ人たちがイエスを取り囲んで言った。「いつまで、わたしたちに気をもませるのか。もしメシアなら、はっきりそう言いなさい。」 25イエスは答えられた。「わたしは言ったが、あなたたちは信じない。わたしが父の名によって行う業が、わたしについて証しをしている。 26しかし、あなたたちは信じない。わたしの羊ではないからである。 27わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。 28わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。 29わたしの父がわたしにくださったものは、すべてのものより偉大であり、だれも父の手から奪うことはできない。 30わたしと父とは一つである。」

    祈る花:Inoruhana
    祈る花:Inoruhana

    🌸 分かち合い

     羊飼いと羊の話の結びの部分。なぜか、「神殿奉献記念祭」の話が出る。いわゆる、「ハヌカ」と呼ばれる、ユダヤ人の祭り。紀元前164年、ユダヤのマカバイ率いる部隊が、当時神殿を占拠したシリアのアンティコスに挑み、神殿を奪回したことを記念する日。家々の前に小さな明かりのついた飾りを施し、12月はじめのことで、クリスマスデコレーションと見まがう風景が見られる。
     なぜ、そんな時期のことと羊の話が結び付けられているのだろうか。それは、今日の最後の言葉、「わたしと父とは一つである」に関連している。すぐ後の節では、イエスを取り囲んでいたユダヤ人が、石を取り上げ、イエスを石で打ち殺そうとした、と書かれている。その直接の理由は、イエスの言葉、「わたしと父とは一つである」にある。ユダヤ人にとって、それはまさに、神への冒涜の言葉。「あなたは人間なのに、自分を神とした」とイエスに迫る。
     考えてみると、羊飼いと羊の話は、ほのぼのとした、あたたかい雰囲気の言葉に聞こえるが、羊飼いと羊の関係は、父である神と、人となられた神の子イエスの関係を表すたとえだったのではないか。羊飼いが羊をわが子のように愛し、そのために、命までかける。それは、イエスが弟子たちに、そして、信じる人々に対して持っておられる愛をかたどるものだが、それは、もとはと言えば、御父と御子の間の愛の関係を表すものだったのである。残念ながら、ユダヤ人は、それを理解し、受け入れることができず、イエスを葬り去ろうとする。
     あらためて、人となられた方の神秘を、へりくだった心で信じ受け入れる恵みを願おう。(S.T.)

🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸

み言葉を読み続くならば、これをクリックしていただければ幸いです。

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。