2025年5月3日
復活節第二土曜日

祈ることは愛すること
聖フィリポと聖ヤコブの祝日に、イエスの言葉に込められた嘆願の祈りの力を思い起こします。
「わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」(ヨハネ14:6-14)
2020年、教皇フランシスコは「神の心に調和して祈る」よう私たちに呼びかけ、「祈りは愛の心においてのみ捧げられます。愛を持たない人は、祈っているふりをしたり、あるいは自分は祈っていると思い込んだりしますが、実際には祈っていません。なぜなら、その人には愛の心が欠けているからです」と教えました。
今月、私たちは仕事の世界について祈っています。共に協力して働くことが「私たちの意図に反して」起こるのではなく、真の社会的な友情の心からの善意を通じて起こるように主に祈り求めましょう。
「日々ささげる祈り」を唱え、労働が常に人間化の源となるよう祈りましょう。
優しさ
正午です。今朝、心に響いたテーマ―祈りの大切さと、祈りが愛の織り物の中に織り込まれていること―に戻りましょう。
教皇フランシスコは、祈りについて次のようなイメージを提示しています。「私たちは皆、同じ木についている葉っぱです。それぞれが落ちる時、私たちは互いに祈りの中で育んでいくべき大いなる優しさを思い出すのです。お互いのために祈りましょう。それは私たち自身のため、すべての人々のために良いことをもたらします」。
あなたは世界のネットワークの一部で、巡礼や集会、秘跡を通して、主が仮想上だけでなく、真に結びつけてくださる共同体の一員です。真の交わりの瞬間です。
主があなたを御自分の心に集めてくださいますように。主は、ありのままのあなたと、主の民の一員としてのあなたを無限に愛しておられます。
今月の祈りを主に捧げましょう。あなたの働きが愛に根ざし、祈りによって育まれる友愛の種となりますようにと、主にお願いしましょう。
コミュニティ
今日の終わりに、少し時間を取って、真の心で振り返りましょう。美しいと思えたことをすべて思い出しましょう。洞察の時、出会いの時、訪れの時、仕える時。一つひとつが、それぞれのあり方で、あなたの人生と他者の人生に美しさを加えてくれました。これらの贈り物に感謝しましょう。
あなたに関わりたかった誰かを見落としていたかもしれません。主のゆるしを求めましょう。
明日、主があなたの心を照らしてくれるようにお願いしましょう。典礼でいただくご聖体から力を得て、周りの人々に心を配りながら、祈りと奉仕の道を歩み続けることができるようにと。
教皇による祈りのネットワークに真の共同体が生まれていくよう願い、主に助けを求めましょう。
天にまします我らの父よ…