2025年7月12日
年間第十四土曜日
弟子は師にまさるものではない
主から与えられた新しいこの日を感謝で始めましょう。
今日の福音では、師と弟子の関係について思い巡らせてみましょう。
「弟子は師にまさるものではなく、僕は主人にまさるものではない。」(マタイ10:24)
また、「恐れるな。困難や迫害のときにも、主に忠実でありなさい」とイエスは語っておられます。
自分自身に問いかけてみましょう。「キリストのようにこの世の試練に直面するかもしれないと知りながら、きょう私は、キリストの弟子として従う覚悟があるだろうか。」
祈りましょう。「主よ、私に識別の霊をお与えください。常にいのちの道を選び、主から離れるものすべてを拒むことができますように。」
「日々ささげる祈り」を唱え、この恵みを求めましょう。
フランス語圏アフリカチーム
識別
午後、ひととき立ち止まり、イザベル・モレルの論文(2020年)『カテキズムにおける識別の養成』の言葉にとどまりましょう。
「現代の生活は、行動と気晴らしの無限の可能性を提供し、世界はそれらをすべて有効で良いものであるかのように私たちに提示します。…識別の知恵がなければ、私たちは簡単に時代の潮流に翻弄される操り人形になりかねません。識別とは、『主にさらによく従うための闘いの道具』なのです。」
これらの言葉を心に響かせて、自身に問いかけましょう。「これらの言葉は私に何を伝えているのだろうか? 今の私の生活の中でどのように響いているのだろうか?」
「今月の祈り」を通して、主に識別の恵みを願い求めましょう。主をもっと深く愛し、もっと忠実に従うことができますように。
フランス語圏アフリカチーム
あなたは弟子
この日の終わりに、聖霊の光の中、主と共に歩んだ今日の旅路を振り返る時間を取りましょう。
今朝、主は、師と弟子の関係について考えるように招いてくださいました。困難、矛盾、誤解を信仰を持って受け入れ、弟子として主に従った今日のすべての瞬間に感謝しましょう。
人間性が邪魔をして、主が何を望まれているかを探そうとしなかった時には、ゆるしを求めましょう。明日、より忠実に主に従うことができるよう、識別の恵みを祈りましょう。
「主の祈り」
フランス語アフリカチーム
🌸 今月の祈り
識別する力を養う
生きることを学ぶには、
愛することを学ばなくてはなりません。
愛の旅路において、
私たちは時に間違った道を選んでしまうことがあります!
愛するためには、
識別の仕方を知らなければならないのです。
理解するための光であり、
決断の時に静かに力をくださる聖霊よ
あなたの声に注意深く耳を傾ける恵みを授けてください。
私が最も敏感に感じているものを見極め、
本当に重要なものを理解し
私の心をかき乱すものを排除することができるよう
私の心の「パスワード」を見分けるための恵みを授けてください。
立ち止まって、私の行動の仕方、内なる感情、
繰り返して私を制約したり
自分で気づかない思いを認識できる恵みを願います。
自分自身を知り、自分の最も深い望みを知りたいのです。
そうすることで、決断したことが
あなただけから生まれる喜びにつながるでしょう。
不確実さや困難をくぐり抜け、
もがいたり、思考したり、
探し求めなくてはならなくても…
正しい決断の実りにこそ主の喜びがあるのです。
主よあなたをより深く愛し、仕えることができるよう、
あなたと自分自身をより深く知る恵みを与えてください。
アーメン。
Pope Video
🌸 日々ささげる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
🌸 🌸 🌸
*Note: 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより
🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸
聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。