2025年11月21日
年間第三十三金曜日(聖母マリアの奉献)
心の変容
この新たな一日、主が与てくださる命に感謝し、主の声に耳を傾ける準備をしましょう。「『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」(ルカ19:46)
心に不満や落胆が入り込み、希望を奪ってしまう「強盗の巣」のようになってしまうことがどれほどあるでしょうか。今日一日を主への祈りとしてささげましょう。主との出会いの中で心に安らぎを得て、あらゆる行いに喜びと献身をもって仕える恵みを主に願いましょう。
自殺を考える人々が、主と出会う祈りの中で、平安を見出すことができるよう、「日々ささげる祈り」を唱えましょう。
受け入れることを学ぶ
少し立ち止まり、次の言葉にとどまりましょう。「わたしたちは、自分の力で自分を満たすことはできません。自らを救うこともできません。わたしたちは強い時に『満たされる』のではなく、受け入れることを学んだ時に『満たされる』のです。」(教皇レオ14世)
助けを受け入れる勇気と、一人ひとりがありのままで大切にされる、温かく寛容な共同体を築く力を、主に願い求めましょう。
この意向のために、「今月の祈り」をささげましょう。
愛を求める心
心静かに、気持ちを落ち着かせ、この一日に感謝しましょう。自問してみましょう。「一日を通して、どこに愛を注いだだろうか?」
もっと深く愛せた場面がありましたか。何かに、あるいは誰かに対して、拒絶感や不健全な執着を感じましたか。正しく愛することが、満たされて自由になる道であることを忘れないようにしましょう。
自由と愛の中で成長し、あらゆる存在をよりよく愛するために、これまでとは違う何かをすることができるでしょうか。
「主の祈り」
前日のお祈りを読み直したいと思うならば、こちらをクリックしてください。ありがとうございます。
🌸 今月の祈り
自殺の誘惑にさらされている人々が、地域社会での必要な支援やケアを受け、愛に触れて、人生の美しさに心を開くことができますように。
主イエスよ、あなたは疲れた者、重荷を負う者がご自分のもとに集い、聖心のうちに憩うよう招いてくださいます。
私たちは今月、闇と絶望のうちに暮らすすべての人、特に自らいのちを絶とうと苦しんでいる人々のために祈ります。
この方々がいつも自分を受け入れ、耳を傾け、寄り添ってくれる共同体に出会うことができますように。私たちすべてに慰めと支えを与えることのできる、思いやりに満ちた心をお与えください。必要な専門的助けも惜しまず用いることができますように。
私たちが、相手を尊重し、優しさをもって寄り添いながら、傷を癒し、絆を築き、希望の地平を開く助けとなりますように。
共に、いのちは神からの賜物であり、苦しみや痛みの中にもなお美しさと意味があることを、あらためて見いだすことができますように。
主よ、あなたに従う者もまた、希望のない悲しみに陥る可能性のあることを、私たちはよく知っています。
どうかいつもあなたの愛を感じさせてください。
それによって私たちが、すぐそばにおられるあなたに支えられ、
私たちの手を取って導き、あなたが与えてくださるいのちへの信頼を新たにしてくださる御父の無限の愛を悟り、これをすべての人に告げ知らせることができますように。
アーメン。
Pope Video
🌸 日々ささげる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
🌸 🌸 🌸
*Note: 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより
🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸
聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。