2025年11月20日
年間第三十三木曜日
見えざるもの
新たな命の日に感謝し、心と耳を開いて主の御声に耳を傾けましょう。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら….。しかし今は、それがあなたには見えない。」(ルカ19:42)
あなたが見たくないものは何でしょうか。恨みや不信、怒りを抱えているために、人間関係に平和をもたらすことができないのかもしれません。あるいは、悲しみに執着して、物事をはっきりと見られなくなっているのかもしれません。
今日一日経験することのうちに、平和へと導くものを認められますように、主に求め願いしましょう。
「日々の祈り」を捧げましょう。
助けを求める心
午後の休憩のとき、助けを求める心が私たちのうちにいつもあることに気づきましょう。教皇レオの言葉を心に留めましょう。「救いは自立にあるのではなく、自らの必要を謙虚に認め、それを自由に表現する方法を知ることにある。」
他者のニーズに耳を傾け、極限の状況に苦しむ人々を受け入れる共同体の一員となれるよう、主に願い求めましょう。
自殺願望に苦しむ方々のために、「今月の祈り」をささげましょう。
傷ついた心
神が与えてくださった大きな恵み、小さな恵みに感謝して、会話、サプライズ、誰かが寄り添ってくれたことなど、一日の出来事を振り返りましょう。
痛みを伴う悲しい瞬間にも目を向けましょう。今日、誰かを傷つけてしまったでしょうか? 誰かに傷つけられたでしょうか?
私たちは愛する人を傷つけてしまうことがよくあります。その傷をどのように修復できるでしょうか? 心が癒されるためには何が必要でしょうか?
今日、かかわりが難しかった人に対して、明日は愛の行いを示すことができますように。
「主の祈り」
前日のお祈りを読み直したいと思うならば、こちらをクリックしてください。ありがとうございます。
🌸 今月の祈り
自殺の誘惑にさらされている人々が、地域社会での必要な支援やケアを受け、愛に触れて、人生の美しさに心を開くことができますように。
主イエスよ、あなたは疲れた者、重荷を負う者がご自分のもとに集い、聖心のうちに憩うよう招いてくださいます。
私たちは今月、闇と絶望のうちに暮らすすべての人、特に自らいのちを絶とうと苦しんでいる人々のために祈ります。
この方々がいつも自分を受け入れ、耳を傾け、寄り添ってくれる共同体に出会うことができますように。私たちすべてに慰めと支えを与えることのできる、思いやりに満ちた心をお与えください。必要な専門的助けも惜しまず用いることができますように。
私たちが、相手を尊重し、優しさをもって寄り添いながら、傷を癒し、絆を築き、希望の地平を開く助けとなりますように。
共に、いのちは神からの賜物であり、苦しみや痛みの中にもなお美しさと意味があることを、あらためて見いだすことができますように。
主よ、あなたに従う者もまた、希望のない悲しみに陥る可能性のあることを、私たちはよく知っています。
どうかいつもあなたの愛を感じさせてください。
それによって私たちが、すぐそばにおられるあなたに支えられ、
私たちの手を取って導き、あなたが与えてくださるいのちへの信頼を新たにしてくださる御父の無限の愛を悟り、これをすべての人に告げ知らせることができますように。
アーメン。
Pope Video
🌸 日々ささげる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
🌸 🌸 🌸
*Note: 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより
🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸
聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。