
2025年3月9日四旬節第一主日
毎日のみ言葉と教皇の意向に合わせて、一緒に祈り、祈祷の使徒になるために、主イエスとともに生きましょう[1]
🌸 父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。 🌸
教皇の意向: 危機に瀕する家族
関係が壊れてしまった家族が、たとえ違いがあっても、ゆるし合うことで互いの賜物を再発見し、傷を癒すことができますように。
🌞 朝イエスと共に
四旬節第一主日
何のために生きていますか?
神が新たに生きるチャンスを与えてくださることに感謝して一日を始めましょう。
「人はパンだけで生きるものではない。」(ルカ 4:4)
最初の誘惑に対するイエスの返答は、最も困難な瞬間でさえ、人として生きてきた経験と全く同じであることをはっきり示しています。さらに同時に、神とのより深く親しい関係への招きでもあります。
父なる神の近くにいて、自分の限界をどう耐え忍ぶかを、イエスは教えてくれます。
困難な時の支えは何ですか。 不安に直面した時に、どこに安心を求めますか。 自分の望みが混沌としているとき、どうやって静まりますか。
分裂した家族のために祈りをささげましょう。神のもとで、一致を見出せますように。
🍵 日中イエスと共に
いっしょに
ひとときを神と共に過ごし、深呼吸をして静寂の中に入っていきましょう。そして、今日一日の目的を思い起こしましょう。
「それとは反対に、結婚がさまざまな障壁を乗り越えることをその目的の一つとするなら、それぞれの危機を、二人で最上のワインを飲むようになる絶好の機会として受け止めることもできるでしょう。困難に立ち向かうことができるよう、危機にある夫婦がともに歩み、家庭の中に居場所をつくることは良いことです。」(教皇フランシスコ)
神は愛の共同体であり、あなたは神の似姿として造られました。孤独は誘惑の温床となり得ます。他者に支えられることで、他者に寄り添うことができますように。
今月の意向のために祈りましょう。
🌙🕯 夜イエスと共に
私の中におられる主
一日の終わりに、主から受けたすべてのことに感謝しましょう。
今日、何を考え、何を語ったかを振り返りましょう。主から与えられたものだったでしょうか。恐れに直面したとき、主に求めましたか。あるいは、自分に閉じこもりましたか。
神の存在にもっと注意を向け、他者の中に神の顔を見て大切にし、耳を傾け、ニーズに応えましょう。主があなたとともに歩むように、兄弟姉妹とともに歩むことができますように。
明日、出会う人々の中で神の愛により気づくことができますように。
「主の祈り」を唱えましょう。
🌸 今月の祈りとビデオ
危機にある家族のために
父なる神よ、あなたは御子が家族の中に生まれることを望まれました。愛をもって支える場所。救い主が「成長し、強められた」場所です。今、不和と危機によって引き裂かれたすべての家族が御前におります。家族が心と心を通わせ、和解という難しい術を学ぶための場所となりますように。
家族の危機の中に隠れている福音を、イエスの御こころが明らかにし、心の耳を研ぎ澄まし、ゆるし合えますように。
聖霊に息吹かれ、家族や友人とともに恵みの中で、新たな「はい」をいただき、愛に強められ、変容し、成熟し、照らされますように。アーメン。
🌸 日々ささげる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
アーメン。
日本の教会の意向: 性虐待被害者
性虐待被害者の受けた心と体の傷がいやされ、神との交わりの中で生きる希望を見出すことができますように。
🌸 🌸 🌸
[1] 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより
Write your prayer and share it with the other members of the Pope’s Worldwide Prayer Network
Living by His Grace
“My grace is sufficient for you.” (2 Cr 12,9)
I have come to realize the truth of these words through the many ups and downs of life. Every moment, every circumstance—whether sweet or challenging—has unfolded under the wondrous providence of God. I offer You my heartfelt thanks for the countless graces You have quietly bestowed upon me:
The grace of inner peace,
The grace of sufficiency in my daily needs,
The grace of love through the people You have placed around me.
Lord, You who are rich in mercy, please continue to uphold me on this earthly journey. Help me to change the parts of myself that do not yet please You, to discern between good and evil, and to live in a way that glorifies Your holy name. We ask this through Jesus Christ, our Lord.
Amen.🌸 🌸 🌸
Prayer for Pope Francis
Merciful God,
Today, the entire Church bows in sorrow as we bid farewell to Pope Francis, Your faithful servant, returning to the eternal home You have prepared.
Kindly receive him into the fullness of joy and everlasting peace in Your Kingdom.
We thank You for the example of humility, mercy, and love that he sowed in the heart of the world.
May the seeds of faith, hope, and charity he planted continue to grow strong in each of us.
We ask this through Christ our Lord. Amen.🌸 🌸 🌸
教皇フランシスコに感謝
あなたが、カトリックの仲間になるようにと、ずっと呼んでくださってました。
あなたの勇気と愛ある行動のニュースに勇気づけられ、私はカトリックの信徒になりました。
どうか、帰天されても、地上の平和のためにお祈りくださいますように。
そして、地上の各国の首脳が、平和を実現するために活動を開始しますように。
教皇フランシスコ、ありがとうございました。
神に感謝🌸 🌸 🌸
教皇フランシスコの永遠の安息のために
慈しみ深い主よ、亡くなられた教皇フランシスコにあなたのもとで、永遠の安息をお与えください。そして、亡くなられた教皇フランシスコをあなたの取次ぎ手としてください。彼ほど自らを謙遜にし、人々に仕えた教皇はありません。特に貧しい人々、難民や社会の底辺に置かれている人々、子供や女性への慈しみと愛を行動によって示されました。教会は出かけていって野戦病院にならなければならないと仰いました。災害や暴力や戦争で苦しみ人々を心にかけ、平和のために祈り続けられました。私たちも教皇フランシスコに倣って慈しみに満ちた人、他者の苦しみに共感し、困難を抱える人に手を差し伸べ、共に住む地球のために働き、紛争の渦巻く世界に平和をもたらす人となるようにと願います。特に今日ローマで開かれる教皇の葬儀に集まる各国の首脳が心を開き、亡くなった教皇フランシスコの心に触れ、慈しみと愛と平和を世界にもたらす指導者となるよう心から祈ります。
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Prayer of Farewell to Our Beloved Shepherd
Lord Jesus Christ, You are the light that guides our way, the lamp that illuminates our steps through the darkness of this world. Today, in deep sorrow, we bow our heads to bid farewell to our beloved Shepherd, One who devoted his entire life to leading Your flock in this world. He lived with a simple heart amidst a noisy world, yet his love, humility, and unwavering faithfulness were enough to warm the entire Church, in the radiant light of Easter—where the hope of resurrection burns brightly. The lamp of his earthly life has gently been extinguished… Yet this is not the end, but the beginning of a new journey: A journey back to the Father’s house. He faithfully followed the call of the One he loved all his life. And today, we believe he has been received into the loving arms of God in hope of eternal life, we entrust his soul to the boundless mercy of the Lord. May You, O Lord—the Resurrection and the Life, welcome him into everlasting joy, where pain no longer exists, and Your light shines forevermore. Amen.
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