2025年10月18日
年間第二十八土曜日(聖ルカ福音記者)
宣教の豊かさ
「財布も袋も履物も持って行くな。」…「神の国はあなたがたに近づいた。」(ルカ10:4,9)
今日、教会は聖ルカ福音記者を記念します。ルカは使徒たちの証言を信仰をもって目と耳で受け止め、福音書と使徒言行録を通して、イエスの生涯、幼少期、そしてその母マリアの姿を、私たちが観想できるようにしてくれます。
今日の御言葉から強く印象づけられるのは、「すべての町や村」へ遣わされる人々の貧しさ、そして宣教の豊かさです。
主が、今日一日、不要な重荷や心配から解放してくださり、すべての人たちに主の普遍的な救いのメッセージを届けられますように。
「日々ささげる祈り」を唱えましょう。
イタリア青年チーム
真理の種
「さまざまな宗教的伝統の中に存在し、働きかけている『真理の種』は、すべての人を照らす唯一の神の言(ことば)の反映です(ヨハネ1:14)。[…] あらゆる真正な宗教的体験において、最も特徴的に表れるのは祈りです。」(ヨハネ・パウロ二世、1998年9月9日)
これらの言葉について、しばらく黙想しましょう。
様々な宗教を持つすべての人々と教会共同体が、神の光によって真理と善へと導かれるよう、主に祈りましょう。聖霊が、善意を持つすべての人々の心に息吹を送ってくださいますように。
教皇の祈りの意向のために「今月の祈り」を唱えましょう。
イタリア青年チーム
友情と対話
父なる神の御前で、一日を振り返りましょう。今日の心配事や些細な安楽への執着が、他者との出会いを妨げているならば、ゆるしを求めましょう。
主が絶えず、御自身の愛の証人となる機会を与えてくださっていることを心にとめ、この信頼に感謝しましょう。
聖霊に願い求めましょう。対話と友情を通して、全人類、特に異なる信仰を持つ兄弟姉妹の中におられる主に出会い、神を認識するという願いをかなえてくださいますように。
「主の祈り」
イタリア青年チーム
前日のお祈りを読み直したいと思うならば、こちらをクリックしてください。ありがとうございます。
🌸 今月の祈り
さまざまな宗教的伝統を信じる人々が、平和、正義、人類の友愛を守り、推し進めるために共に働くことができるよう、祈りましょう。
主イエスよ、
あなたは多様の中にあって一つであり、
すべての人を愛のまなざしで見守ってくださいます。
どうか私たちが互いを兄弟姉妹として認め、
共に生き、祈り、働き、夢をもつ者となるよう導いてください。
私たちの生きる世界は美しさに満ちています。
しかし同時に、深い分裂に傷ついています。
ときに、宗教は人々を結び合わせるどころか、
対立の原因となってしまうことがあります。
どうか、あなたの霊をお与えください。
私たちの心を清め、
私たちを結ぶものを見いだすことができますように。
そこから再び耳を傾け、
壊すことなく協力する道を学べますように。
宗教における平和、正義、友愛の具体的な証しが、
違いを越えて共に生き、共に働くことが可能だと、信じる勇気を与えてくれますように。
宗教が武器や壁としてではなく、
むしろ橋や預言として生きられますように。
共通善という夢を信頼できるものとし、
命に寄りそい、希望を支え、
分断された世界にあって、一致のパン種となることができますように。アーメン。
(翻訳 教皇による祈りの世界ネットワーク日本)
Pope Video
🌸 日々ささげる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
🌸 🌸 🌸
*Note: 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより
🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸
聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。