2025年3月3日年間第八月曜日
毎日のみ言葉と教皇の意向に合わせて、一緒に祈り、祈祷の使徒になるために、主イエスとともに生きましょう[1]
🌸 父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。 🌸
教皇の意向: 危機に瀕する家族
関係が壊れてしまった家族が、たとえ違いがあっても、ゆるし合うことで互いの賜物を再発見し、傷を癒すことができますように。
🌞 朝イエスと共に
主の御前に
主よ、新しい一日が始まることに感謝します。どうか、私たちをあなたの手から離さないでください。
「『それでは、だれが救われるのだろうか』と互いに言った。イエスは彼らを見つめて言われた。『人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。』」(マルコ10:27)
自分によるものだと信じることが間違いなのです。自分の功績だと思わせるのがプライドです。もしイエスから目を逸らさずに、イエスに従うことだけを求めるなら、イエスは私たちの道をまっすぐにして、くびきを軽くしてくださいます。
他者と関わる時、イエスがどのように行動したでしょうか。 家族の中で、違っているもの同士が近づき、和解の道を探していますか。あるいは自分の信念を主張していますか。
分裂した家族のために、「日々ささげる祈り」をささげましょう。
🍵 日中イエスと共に
視野の広さ
少しの間、あなたのうちに宿る神の静かな声に耳を傾けてください。
「他者は私を悩ませるものだけではなく、それをはるかに超えた存在です。ですから、私は他者の愛を大切にするために、完璧であることを要求しません。他者は私をありのままに、限界を超えてできる限り愛してくれますが、その愛が不完全だからといって、それが本物ではないというわけではありません。」(教皇フランシスコ)
あなたの周りの人々の光と影、あなた自身の光と影は何でしょうか。 一人一人は見た目以上の存在であり、その欠点や苦労をはるかに超えていることを思い出してください。
周りの人々を主の目で見られるよう、より広い視野と新しい視点を与えてくださるように主に願いましょう。同じ希望、忍耐、愛を差し伸べて、一人ひとりが神の子として拡がっていきますように。
困難を抱えている家族のために祈りましょう。彼らを神に委ね、癒しと恵みを求めて「今月の祈り」をささげましょう。
🌙🕯 夜イエスと共に
イエスを見つめる
一日の終わりに、心を静め、この一日を振り返ってみましょう。
あなたのまなざしはイエスに向いていましたか。イエスの愛、ゆるし、仕える姿勢が、他者との関わり方を導きましたか。違いに直面したとき、謙虚さと慈悲で応じましたか、それとも自分の考えを守ることに焦点を当てましたか。
他の人を見る時、神の目—愛と希望の目、理解し受け入れる目ーで見るよう努めましたか、それとも自分の傷ついた心の歪みによって曇っていましたか。和解への架け橋となりましたか。気づかずに分裂を生み出してしまいましたか。
この神聖なひとときに、いつくしみ深い神の前に立ち、欠けているものを補い、神の愛をもっと映し出せるよう恵みを求めましょう。
信頼をもって、「主の祈り」をささげ、夢や願いを神の手に委ねましょう。神はいつもともに歩んでくださっています。
🌸 今月の祈りとビデオ
危機にある家族のために
父なる神よ、あなたは御子が家族の中に生まれることを望まれました。愛をもって支える場所。救い主が「成長し、強められた」場所です。今、不和と危機によって引き裂かれたすべての家族が御前におります。家族が心と心を通わせ、和解という難しい術を学ぶための場所となりますように。
家族の危機の中に隠れている福音を、イエスの御こころが明らかにし、心の耳を研ぎ澄まし、ゆるし合えますように。
聖霊に息吹かれ、家族や友人とともに恵みの中で、新たな「はい」をいただき、愛に強められ、変容し、成熟し、照らされますように。アーメン。
🌸 日々ささげる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
アーメン。
日本の教会の意向: 性虐待被害者
性虐待被害者の受けた心と体の傷がいやされ、神との交わりの中で生きる希望を見出すことができますように。
🌸 🌸 🌸
[1] 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより