2025年11月1日
諸 聖 人
(長崎教区司教座教会献堂記念日)
聖性
数え切れないほど多くの聖人たちの存在に思いを巡らしましょう。彼らの多くは、弱さや苦しみ、そして絶望の重圧を経験しました。聖性とは苦闘の不在ではなく、父なる神の愛への揺るぎない信頼であることを、彼らの生き方を通して示してくれますように。「悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。」(マタイ5:4)
特に、人生に打ちのめされ、絶望に駆られて自殺しようとしている人々のことを心にとめましょう。彼らもまた、自らの力ではなく、父なる神の限りないいつくしみによって、聖性へと招かれているのです。
自殺の誘惑に駆られている方々が、聖人たちの取り次ぎを通して、人生の美しさと神の忠実さを信じ続ける力を見出すことができるよう祈りましょう。
この意向のために、「日々ささげる祈り」を唱えましょう。
フランス語圏アフリカチーム
簡素な管理者
「わたしたちは神がゆだねてくださったいのちの管理者であって、所有主ではありません。」(『カトリック教会のカテキズム』 2280)
少し立ち止まって、すべてのいのちがかけがえのない贈り物であることを思い出しましょう。アフリカ諸国では、苦難に苦しむ多くの若者が、見捨てられたと感じ、希望を失い、時にはこの贈り物を手放そうとさえしています。
すべてのいのちには目的があるという真理を証しするため、ともに生きようとする愛に満ちた心を向けることができるよう主に願いましょう。具体的な支援と親密さの姿勢に力づけられて、自らの価値に疑いを抱く人々に主の愛が届きますように。彼らに向けられた言葉と態度が、地の塩、世の光となりますように。
人生を無意味なものと見なす誘惑に苦しむ人々のために、「今月の祈り」をささげましょう。
フランス語圏アフリカチーム
聖母マリアとすべての聖人たちと共に
この一日の終わりに、主が与えてくださるこの夜、周囲の人々に希望を取り戻させてくださったすべての主の御業に感謝をささげましょう。愛と傾聴に欠けていたことにはゆるしを願い、心に力を取り戻させてくださるように祈りましょう。
もはや生きる意味を見出せない人々を主にゆだねましょう。主が彼らのもとを訪れ、「あなたは一人ではない」「あなたは愛されている」「あなたは主の目には尊い存在である」と告げてくださいますように。
いつも助けをくださる聖母マリアとすべての聖人たちと共に、この夜を主にささげましょう。主がすべての家庭を訪れ、敵の罠を取り除いてくださいますように。聖なる天使たちがそこに住み、彼らの平安を守り、主の祝福と愛が永遠に留まりますように。
「主の祈り」
フランス語圏アフリカチーム
