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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

復活節第四土曜日(5/6)

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わたしを見た者は、父を見た

ヨハネ14:9
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録13.44-52)

 44次の安息日になると、ほとんど町中の人が主の言葉を聞こうとして集まって来た。 45しかし、ユダヤ人はこの群衆を見てひどくねたみ、口汚くののしって、パウロの話すことに反対した。 46そこで、パウロとバルナバは勇敢に語った。「神の言葉は、まずあなたがたに語られるはずでした。だがあなたがたはそれを拒み、自分自身を永遠の命を得るに値しない者にしている。見なさい、わたしたちは異邦人の方に行く。 47主はわたしたちにこう命じておられるからです。
  『わたしは、あなたを異邦人の光と定めた、
  あなたが、地の果てにまでも
  救いをもたらすために。』」
 48異邦人たちはこれを聞いて喜び、主の言葉を賛美した。そして、永遠の命を得るように定められている人は皆、信仰に入った。 49こうして、主の言葉はその地方全体に広まった。 50ところが、ユダヤ人は、神をあがめる貴婦人たちや町のおもだった人々を扇動して、パウロとバルナバを迫害させ、その地方から二人を追い出した。 51それで、二人は彼らに対して足の塵を払い落とし、イコニオンに行った。 52他方、弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた。

🌸 答唱詩編 詩編98 典149 ①③

アレルヤ唱 典264 5A

🌸 福音朗読 (ヨハネ14.7-14)

 ヨハネによる福音
 7〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」 8フィリポが「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」と言うと、 9イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか。 10わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。 11わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。 12はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである。 13わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。 14わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 昨今は何にでも取扱説明書が付いているようです。 イヤホンにさえ説明書が付いてきます。弟子たちも、 イエスに御父を示してくださいと求めた際に、「取説」 を探していたようです(ヨハ14・5、7)。イエスは彼 らの質問に、おそらくため息交じりに、「こんなに長 い間一緒にいるのに(……)」 と答えられました。 手 法、手順、 チェックリストは、神を知るための最良の 道ではありません。最良の道はイエスです。「私を見 た者は、父を見たのだ」(14.9)。イエスを知るなら、 イエスの父をも知ることになるのです。
 では、どのようにしてイエスを知ることができるの でしょうか。イエスと一緒に時間を過ごし、 そして、 イエスに耳を傾けるのです。イエスは弟子たちに、 「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける」(ヨハ10・7)と言われました。私たちはイエスの羊の群れの一員で あり、イエスの前に座れば、イエスの声を聞くことが できると期待していいのです。ですから、邪魔されな い場所に行くことを試みてください。指示を受けるた めではなく、イエスともっと個人的につながるため に閉じこもってください。
 コンピューター、電話、やることリストから離れる ことから始めると良いでしょう。深呼吸をして、イエ スとその愛に心を集中させましょう。 イエスに顔を向 け、「主よ、お話しください。 僕は聞いております」 (サム上3.9)と祈りましょう。 それから聖書を開い て読んでください。今日のミサの朗読箇所でいいで しょう。あるいは、ただ黙って座って、あなたの心に 語りかける主の声を聴こうとするのが良いかもしれま せん。可能であれば、聖体礼拝に行き、御聖体の内に おられる主を礼拝することもできます。
 耳を傾けているうちに、あなたを励ましたり、慰め たり、優しく諭してくれたりする思いが湧いてくるか もしれません。神は御自分について何か新しいことを 教えてくださるかもしれませんし、ただ御自分の愛で あなたに触れてくださるかもしれません。忘れないよ うに、聞いていることを書き留めてください。 イエスがあなたに御心を分かち合い、あなたが御自分をより よく知ることができるよう助けてくださったことを感 謝しましょう。
 このようにして、あなたはイエスとつながることが できます。このようにして、あなたはイエスを知るよ うになります。 そして、イエスを知ることで、イエス の父をも知るようになります。なぜなら、あなたは取 説に従って神について学ぶわけではないからです。 神 の御子イエスと共に時間を過ごすことによって、あな たは神を知るようになるのです。
 「イエス様、あなたに顔を向ける私に御父を示してください」。

(『毎日の黙想』、聖母の騎士社、2023年5月6日)

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