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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

四旬節第五金曜日(3/31)

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父が与えてくださった多くの善い業を示した

ヨハネ10:32
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ20.10-13)

10わたしには聞こえています
多くの人の非難が。
「恐怖が四方から迫る」と彼らは言う。
「共に彼を弾劾しよう」と。
わたしの味方だった者も皆
わたしがつまずくのを待ち構えている。
「彼は惑わされて
我々は勝つことができる。
彼に復讐してやろう」と。

11しかし主は、恐るべき勇士として
わたしと共にいます。
それゆえ、わたしを迫害する者はつまずき
勝つことを得ず、成功することなく
甚だしく辱めを受ける。
それは忘れられることのない
とこしえの恥辱である。
12万軍の主よ
正義をもって人のはらわたと心を究め
見抜かれる方よ。
わたしに見させてください
あなたが彼らに復讐されるのを。
わたしの訴えをあなたに打ち明け
お任せします。

13主に向かって歌い、主を賛美せよ。
主は貧しい人の魂を
悪事を謀る者の手から助け出される。

🌸 答唱詩編 詩編18 典64 ①⑤

詠唱 典263 ⑫

🌸 福音朗読 (ヨハネ10.31-42)

ヨハネによる福音

 31〔そのとき、〕ユダヤ人たちは、イエスを石で打ち殺そうとして、また石を取り上げた。 32すると、イエスは言われた。「わたしは、父が与えてくださった多くの善い業をあなたたちに示した。その中のどの業のために、石で打ち殺そうとするのか。」 33ユダヤ人たちは答えた。「善い業のことで、石で打ち殺すのではない。神を冒瀆したからだ。あなたは、人間なのに、自分を神としているからだ。」 34そこで、イエスは言われた。「あなたたちの律法に、『わたしは言う。あなたたちは神々である』と書いてあるではないか。 35神の言葉を受けた人たちが、『神々』と言われている。そして、聖書が廃れることはありえない。 36それなら、父から聖なる者とされて世に遣わされたわたしが、『わたしは神の子である』と言ったからとて、どうして『神を冒瀆している』と言うのか。 37もし、わたしが父の業を行っていないのであれば、わたしを信じなくてもよい。 38しかし、行っているのであれば、わたしを信じなくても、その業を信じなさい。そうすれば、父がわたしの内におられ、わたしが父の内にいることを、あなたたちは知り、また悟るだろう。」 39そこで、ユダヤ人たちはまたイエスを捕らえようとしたが、イエスは彼らの手を逃れて、去って行かれた。
 40イエスは、再びヨルダンの向こう側、ヨハネが最初に洗礼を授けていた所に行って、そこに滞在された。 41多くの人がイエスのもとに来て言った。「ヨハネは何のしるしも行わなかったが、彼がこの方について話したことは、すべて本当だった。」 42そこでは、多くの人がイエスを信じた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 今日の箇所は、羊のたとえで始まるヨハネ10章の後半部分。主イエスは言われた、「わたしはよい羊飼いである」、「わたしが来たのは羊が命を受け、しかも豊かに受けるためである。」「わたしは羊のために命を捨てる。」「わたしの羊はわたしの声を聞き分け、わたしに従う」と。
 こうした慰め深い言葉が、人々の間に対立をもたらすのはなぜだろうか。イエスの存在を快く思わないユダヤ人、イエスを何とか亡き者にしようと考える人々が、少なからずいたのはなせだろうか。昨日読まれた箇所では、イエスはっきりと、「わたしはアブラハムが生まれる前から、『わたしはある』」(8.58)と言われ、今日の箇所の直前には、「わたしと父とは一つである」(10.30)と言われる。聖書に通暁していたユダヤ人にとって、聞き捨てならない発言である。彼らは言う、「あなたは、人間なのに、自分を神としているからだ」と。まさに、冒涜の言葉、石殺しにあたる罪である。ユダヤ人でなければ、そのような反応は示さない。
 そこで、イエスは言われる、「わたしを信じなくても、その業を信じなさい」と。イエスのなさる業、それは人々への愛と癒しの業、ゆるしと和解の業、すべて神の愛の業である。なぜ、そのような業のためにイエスが裁かれなければならないのか。人間の心の奥深くに潜む、傲慢、自己の絶対化、それは、民族・文化を超えて、今も、人間を滅ぼし続けるものかもしれない。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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