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教皇の意向:女性の役割 (4月)

聖家族 祝日(12/30)

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彼はナザレの人と呼ばれる。

マタイ2:23
集会祈願

🌸 第一朗読 (シラ3:2-6、12-14)

シラ書
2主は、子に対する権威を父に授け、
子が母の判断に従う義務を定めておられる。
3父を尊べば、お前の罪は償われ、
4同じく、母を敬えば、富を蓄える。
5父を尊べば、いつの日か、
子供たちがお前を幸せにしてくれる。
主は、必ず祈りを聞き入れてくださる。
6父を敬う者は、長寿に恵まれ、
主に従う者は、母を安心させる。
12子よ、年老いた父親の面倒を見よ。
生きている間、彼を悲しませてはならない。
13たとえ彼の物覚えが鈍くなっても、
思いやりの気持を持て。
自分が活力にあふれているからといって、
彼を軽蔑してはならない。
14主は、父親に対するお前の心遣いを忘れず、
罪を取り消し、お前を更に高めてくださる。

またはコロサイ3:12-21
使徒パウロのコロサイの教会への手紙
 12〔皆さん、〕あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。 13互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。 14これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。 15また、キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい。この平和にあずからせるために、あなたがたは招かれて一つの体とされたのです。いつも感謝していなさい。 16キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。 17そして、何を話すにせよ、行うにせよ、すべてを主イエスの名によって行い、イエスによって、父である神に感謝しなさい。
 18妻たちよ、主を信じる者にふさわしく、夫に仕えなさい。 19夫たちよ、妻を愛しなさい。つらく当たってはならない。
 20子供たち、どんなことについても両親に従いなさい。それは主に喜ばれることです。 21父親たち、子供をいらだたせてはならない。いじけるといけないからです。

🌸 答唱詩編 詩編128 典103 ①②

アレルヤ唱 典258(聖家族)

🌸 福音朗読 (マタイ2:13-15、19-23)

マタイによる福音
 13占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」 14ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、 15ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
 19ヘロデが死ぬと、主の天使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて、 20言った。「起きて、子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい。この子の命をねらっていた者どもは、死んでしまった。」 21そこで、ヨセフは起きて、幼子とその母を連れて、イスラエルの地へ帰って来た。 22しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、 23ナザレという町に行って住んだ。「彼はナザレの人と呼ばれる」と、預言者たちを通して言われていたことが実現するためであった。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 聖家族の祝日は、降誕節の8日間中の主日に祝われることになっていますが、今年はその主日は元旦のミサとなっていますので、今日になりました。聖家族と言えば、模範的な、何の欠陥もない、理想的な家族を考えがちですが、実際の、マリアとヨセフ、そして、幼子イエスの家族は、決して波風の立たない、幸せそのものの家族ではありませんでした。
 今お聞きになった、マタイの福音が描くように、誕生間もない幼子イエスを育てようとしておられたマリアとヨセフを待っていたのは、幼子の命を狙うヘロデの手から逃れるために、「エジプトに逃げよ」、という天使の告げです。現代日本でも、しばしば聞くようになった「避難指示」です。
 さらに、追いうちをかけるように、エジプトから戻った聖家族に告げられたのは、ヘロデの後を継ぐアケラオの支配を逃れるため、ガリラヤのナザレに行くことです。まさに、避難につぐ避難、原発の爆発被害に遭った家族の、その後の生活を思わせます。
 わたしたちの家族の状況も、考えてみれば、そっくりです。結婚して子供が生まれるまでは、ひとえに子どもの誕生を願っていても、生まれてくる子は、必ずしも親の期待通りではないかもしれません。子どもが小さいうちは幸せいっぱいに思えても、学童期、思春期を迎えるころには、なかなか親の手に負えない状況が生まれて来るかもしれません。幸い、成長して社会に出、就職・結婚ととんとん拍子に進んできたかと思う矢先、思いもかけない出来事が降りかかってきたり、子育ての苦労が終わった時には、年老いた親の介護が待っています。
 家庭の中で、すべてが順調に進まないからこそ、相互の愛が必要です。コロサイの教会への手紙は記します、「憐みの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。・・・これらすべてに加えて愛を身につけなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです」と。
 神の御独り子が人となられたのは、人間のありのままの現実の中に、神ご自身が身を置かれたということです。弱さに包まれたお互いの中に、神がおられることを、少しでも悟り、受け入れる恵みをお祈りしましょう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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