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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第十一金曜日(6/17)

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あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ

マタイ6:21
集会祈願

🌸 第一朗読 (列王記下11:1-4、9-18、20)

 〔その日、〕1アハズヤの母アタルヤは息子が死んだのを見て、直ちに王族をすべて滅ぼそうとした。 2しかし、ヨラム王の娘で、アハズヤの姉妹であるヨシェバが、アハズヤの子ヨアシュを抱き、殺されようとしている王子たちの中からひそかに連れ出し、乳母と共に寝具の部屋に入れておいた。人々はヨアシュをアタルヤからかくまい、彼は殺されずに済んだ。 3こうして、アタルヤが国を支配していた六年の間、ヨアシュは乳母と共に主の神殿に隠れていた。

 4七年目に、ヨヤダは人を遣わして、カリ人と近衛兵からなる百人隊の長たちを神殿にいる自分のところに連れて来させ、彼らと契約を結んだ。彼は主の神殿の中で彼らに誓いを立てさせ、王子を見せ〔た。〕

 9百人隊の長たちは、すべて祭司ヨヤダが命じたとおり行い、おのおの安息日が出番に当たる部下と非番に当たる部下を引き連れ、祭司ヨヤダのもとに来た。 10祭司は主の神殿に納められているダビデ王の槍と小盾を百人隊の長たちに渡した。 11近衛兵たちはおのおの武器を手にして、祭壇と神殿を中心に神殿の南の端から北の端まで王の周囲を固めた。 12そこでヨヤダが王子を連れて現れ、彼に冠をかぶらせ、掟の書を渡した。人々はこの王子を王とし、油を注ぎ、拍手して、「王万歳」と叫んだ。

 13アタルヤは近衛兵と民の声を聞き、主の神殿の民のところに行った。 14彼女が見ると、慣例どおり柱の傍らに王が立ち、その傍らには将軍たちと吹奏隊が立ち並び、また国の民は皆喜び祝い、ラッパを吹き鳴らしていた。アタルヤは衣を裂いて、「謀反、謀反」と叫んだ。 15祭司ヨヤダは、軍を指揮する百人隊の長たちに、「彼女を隊列の間から外に出せ。彼女について行こうとする者は剣にかけて殺せ」と命じた。祭司が、「彼女を主の神殿で殺してはならない」と言ったからである。 16彼らはアタルヤを捕らえ、馬の出入り口を通って王宮に連れて行った。彼女はそこで殺された。

 17ヨヤダは、主と王と民の間に、主の民となる契約を結び、王と民の間でも契約を結んだ。 18国の民は皆、バアルの神殿に行き、それを祭壇と共に破壊し、像を徹底的に打ち砕き、バアルの祭司マタンを祭壇の前で殺した。祭司ヨヤダは主の神殿の監督を定め〔た。〕 20こうして、国の民は皆喜び祝った。アタルヤが王宮で剣にかけられて殺された後、町は平穏であった。

🌸 答唱詩編 詩編50 典171②③

アレルヤ唱 典272㉞

🌸 福音朗読 (マタイ6:19-23)

マタイによる福音

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕19「あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。 20富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。 21あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。」

 22「体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、 23濁っていれば、全身が暗い。だから、あなたの中にある光が消えれば、その暗さはどれほどであろう。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 人にとって「宝」とは、価値ありとするもの、生きがい、喜びと満足を与えてくれるものです。それらがその人にとっても宝ということができます。「宝」は必ずしも「お金」のことではありません。私たちは皆、幸せや平和、安心感を得るために、この世で何か宝物を見つけようとしているのではないでしょうか。人はだれでも、例外なく、自分の有形無形の宝をもっているのです。例えば、信仰、愛する人、家族、子ども、健康、安定した生活、自分の才能・能力・技能、仕事、所有物、などなど。その中で、私たちが一番大切にしているもの、求めているものは何でしょうか。

 さて、今日の福音書の中で、主イエスが惜しげもなく提供するこの宝物とは何でしょうか?それは神ご自身の宝であり、この世のあらゆる良い贈り物と祝福の源であり、与え主であり、永遠に続く天の国なのです。天の国の宝は、すべての喜びと祝福の源である神ご自身と私たちを結びつけるので、言葉に表せないほどの喜びを生み出します。神は私たちに、ご自身と、そして天の国で神と結ばれているすべての人々と、尽きることのない喜びと友情という宝を与えてくださいます。

 目は、私たちの心、精神、そして「内なる存在」の窓です。私たちが自分の人生と現実をどのように見るかは、ただ個人的なビジョン、つまり自分自身と周りの世界をどのように見ているかを反映するだけでなく、内なる存在と魂、つまり私たちがどのような道徳的人間や人格を選ぶかを反映するのです。もし私たちが人生、真理、現実を見る窓が何らかの形で曇ったり、汚れたり、傷ついたりすれば、神の真理の光はそがれ、弱まり、ゆがむことになるのです。

 だから、主イエスは比類ない価値と価値を持つ宝物を提供しますが、私たちが所有できる最大の宝物が何であるかを認識するためには、健康な目、つまり優れた霊的視力が必要なのです。世の光である主イエスは私たちの目を開き、私たちの心を照らしてくださいます。偏見、自尊心、嫉妬やねたみなどの目を私たちから退け、その代わりに真、愛、善、美、清、永遠の目を与えてくださいますよう、主イエスの父である神にお願いしましょう。また、どのような宝を積んだらいいかのために、主イエスを良く見つめましょう。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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