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教皇の意向:女性の役割 (4月)

復活節第五火曜日(5/9)

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わたしは、平和をあなたがたに残し、

ヨハネ14:27
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録14.19-28)

 19〔その日、〕ユダヤ人たちがアンティオキアとイコニオンからやって来て、群衆を抱き込み、パウロに石を投げつけ、死んでしまったものと思って、町の外へ引きずり出した。 20しかし、弟子たちが周りを取り囲むと、パウロは起き上がって町に入って行った。そして翌日、バルナバと一緒にデルベへ向かった。
 21二人はこの町で福音を告げ知らせ、多くの人を弟子にしてから、リストラ、イコニオン、アンティオキアへと引き返しながら、 22弟子たちを力づけ、「わたしたちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なくてはならない」と言って、信仰に踏みとどまるように励ました。 23また、弟子たちのため教会ごとに長老たちを任命し、断食して祈り、彼らをその信ずる主に任せた。 24それから、二人はピシディア州を通り、パンフィリア州に至り、 25ペルゲで御言葉を語った後、アタリアに下り、 26そこからアンティオキアへ向かって船出した。そこは、二人が今成し遂げた働きのために神の恵みにゆだねられて送り出された所である。 27到着するとすぐ教会の人々を集めて、神が自分たちと共にいて行われたすべてのことと、異邦人に信仰の門を開いてくださったことを報告した。 28そして、しばらくの間、弟子たちと共に過ごした。

🌸 答唱詩編 詩編145 典63 ①②

アレルヤ唱 典265 ①
 

🌸 福音朗読 (ヨハネ14.27-31a)

ヨハネによる福音
 27〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。 28『わたしは去って行くが、また、あなたがたのところへ戻って来る』と言ったのをあなたがたは聞いた。わたしを愛しているなら、わたしが父のもとに行くのを喜んでくれるはずだ。父はわたしよりも偉大な方だからである。 29事が起こったときに、あなたがたが信じるようにと、今、その事の起こる前に話しておく。 30もはや、あなたがたと多くを語るまい。世の支配者が来るからである。だが、彼はわたしをどうすることもできない。 31わたしが父を愛し、父がお命じになったとおりに行っていることを、世は知るべきである。

奉納祈願
 
拝領祈願
 

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスは、世を去るにあたって、いろいろなものを残すことを約束する。弁護者とも言われる聖霊、自分の体とされるパン・聖体、そして、今日の福音で読まれた「平和」等。
 「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない」と。ミサの聖体拝領の前に、司祭が唱えることばでもある。
 「平和」は、旧約聖書にも、たびたび出る言葉で、戦いに明け暮れ、悲惨な目にあう人々が切に願っていたものだ。聖書に登場する「平和」は、人間が努力して生み出すものではなく、神が与える賜物として考えられている。「平和」(シャローム)は日常のあいさつにも使われる言葉だが、現実には、なかなか手にすることのない貴重な恵みだったに違いない。
 イエスは言われる、「わたしは、これを世が与えるように与えるのではない」と。昔から、人々は、戦いを終結させるため、また、戦争を回避するため、様々な手を使って平和を実現しようとした。しかし、「平和は戦争がないことではない。力のバランスでもない。独裁的な支配がもたらすものでもない」。平和は「正義が造り出すもの」であり、さらには、愛の実りでもある、と第二バチカン公会議(「現代世界憲章」78)
は言う。
 イエスが約束された真の「平和」が、地道な、一人一人の心に生まれ、それが広がり、平和な間柄を作り、平和な共同体、社会を作ることによって、次第に実現するものであることを、そして、そのために主が自らを渡されたことを繰り返し、心に刻もう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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