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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第八主日(2/27)

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まず自分の目から丸太を取り除け

ルカ6:42
集会祈願

🌸 第一朗読 (シラ27.4-7)

4ふるいを揺さぶると滓が残るように、
人間も話をすると欠点が現れてくるものだ。
5陶工の器が、かまどの火で吟味されるように、
人間は論議によって試される。
6樹木の手入れは、実を見れば明らかなように、
心の思いは話を聞けば分かる。
7話を聞かないうちは、人を褒めてはいけない。
言葉こそ人を判断する試金石であるからだ。

🌸 答唱詩編 詩編92 典143 ①③

🌸 第二朗読 (一コリント15.54-58)

54〔皆さん、〕この死ぬべきものが死なないものを着るとき、次のように書かれている言葉が実現するのです。
「死は勝利にのみ込まれた。
55死よ、お前の勝利はどこにあるのか。
死よ、お前のとげはどこにあるのか。」
56死のとげは罪であり、罪の力は律法です。 57わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう。 58わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。

アレルヤ唱 典271 8C

🌸 福音朗読 (ルカ6.39-45)

ルカによる福音 

 39〔その時、イエスは弟子たちに〕たとえを話された。「盲人が盲人の道案内をすることができようか。二人とも穴に落ち込みはしないか。 40弟子は師にまさるものではない。しかし、だれでも、十分に修行を積めば、その師のようになれる。 41あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。 42自分の目にある丸太を見ないで、兄弟に向かって、『さあ、あなたの目にあるおが屑を取らせてください』と、どうして言えるだろうか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるおが屑を取り除くことができる。」
 43「悪い実を結ぶ良い木はなく、また、良い実を結ぶ悪い木はない。 44木は、それぞれ、その結ぶ実によって分かる。茨からいちじくは採れないし、野ばらからぶどうは集められない。 45善い人は良いものを入れた心の倉から良いものを出し、悪い人は悪いものを入れた倉から悪いものを出す。人の口は、心からあふれ出ることを語るのである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 コロナ禍で、公開ミサのない主日が続いています。現実に、身近なところで感染者が出ていることを考えれば、これもやむを得ない措置ですが、これを機に教会から足が遠のく人が少なくないことで心が痛みます。
 個人的に祈り、み言葉を味わうこともできますが、教会が、神のみ言葉によって招かれた人々の集会であることを考えると、いつまでもこの状態が続いてよいはずはありません。来週から始まる四旬節には、是非、公開ミサをささげ、主を共に賛美できるよう祈りましょう。
 今日選ばれた福音は、今年のはじめから読まれているルカ福音書の続きです。山から下って、弟子たちと人々に語られたイエスの説教の後半です。今日は特に、人間に与えられている、素晴らしい恵み、目と口についての戒めと言ってよいでしょう。
 「兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか」とイエスは言われます。
 人間は、とかく、他人の欠点や失敗に注目し、心の中で人を裁いたり、厳しいまなざしを向けたりしながら、自分の間違いを指摘されると、我慢できずに不機嫌になったりします。
 第一朗読のシラ書の著者が「人間も話をすると欠点が現れてくるものだ。・・・心の思いは話を聞けば分かる」と言うように、イエスも、「人の口は、心からあふれ出ることを語る」と言われます。言葉で、素直に自分を表わすこともできますが、往々にして、本来の自分を隠したり、よく見せようとしたり、はては、人を欺こうとさえします。
 目は心の窓、口は心の発信機と言ってよいでしょう。
素晴らしい恵みだからこそ、上手に、神の望みにかなった使い方をしなければなりません。
 人となられた神の子イエスは、神の心をもって人の目線で人を、そして、物事をごらんになりました。イエスは、神の心に隠された思い、望み、意志、そして愛を、人間の言葉で語ってくださいました。目だけでなく、言葉だけでなく、その振舞い、態度、眼差し、そして、存在そのもので、神を語ってくださいました。
 み言葉の恵みに与ったわたしたちも、与えられた素晴らしい賜物を、自分をより豊かにし、人を喜ばせ、希望を与える使い方ができるよう、主の導きを祈りましょう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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