♰ キリストにおいてすべてを新しく見る ♰

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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

年間第一水曜日(1/10)

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イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、

マルコ1:34
集会祈願

🌸 第一朗読 (サムエル上3.1-10、19-20)

 1少年サムエルはエリのもとで主に仕えていた。そのころ、主の言葉が臨むことは少なく、幻が示されることもまれであった。 2ある日、エリは自分の部屋で床に就いていた。彼は目がかすんできて、見えなくなっていた。 3まだ神のともし火は消えておらず、サムエルは神の箱が安置された主の神殿に寝ていた。 4主はサムエルを呼ばれた。サムエルは、「ここにいます」と答えて、 5エリのもとに走って行き、「お呼びになったので参りました」と言った。しかし、エリが、「わたしは呼んでいない。戻っておやすみ」と言ったので、サムエルは戻って寝た。
6主は再びサムエルを呼ばれた。サムエルは起きてエリのもとに行き、「お呼びになったので参りました」と言った。エリは、「わたしは呼んでいない。わが子よ、戻っておやすみ」と言った。 7サムエルはまだ主を知らなかったし、主の言葉はまだ彼に示されていなかった。 8主は三度サムエルを呼ばれた。サムエルは起きてエリのもとに行き、「お呼びになったので参りました」と言った。エリは、少年を呼ばれたのは主であると悟り、 9サムエルに言った。「戻って寝なさい。もしまた呼びかけられたら、『主よ、お話しください。僕は聞いております』と言いなさい。」サムエルは戻って元の場所に寝た。
10主は来てそこに立たれ、これまでと同じように、サムエルを呼ばれた。「サムエルよ。」サムエルは答えた。「どうぞお話しください。僕は聞いております。」
 19サムエルは成長していった。主は彼と共におられ、その言葉は一つたりとも地に落ちることはなかった。 20ダンからベエル・シェバに至るまでのイスラエルのすべての人々は、サムエルが主の預言者として信頼するに足る人であることを認めた。

🌸 答唱詩編 詩編40 典54 ①③

アレルヤ唱 典272 ㉖

🌸 福音朗読 (マルコ1.29-39)

マルコによる福音 

 29〔その時、イエスは〕会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。 30シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。 31イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。 32夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。 33町中の人が、戸口に集まった。 34イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。
 35朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。 36シモンとその仲間はイエスの後を追い、 37見つけると、「みんなが捜しています」と言った。 38イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」 39そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 マルコが伝えるイエスの一日。会堂を出て、人々の生きる現実に身を置かれる。まず弟子とされたペトロとアンデレの家で、ペトロのしゅうとめの高熱を冷まされる。夕方になると、人々は我も我もとイエスのもとに病人また、悪霊に憑かれた人を連れてくる。イエスは彼ら一人一人を癒しておやりになる。眠りを取る余裕がおありだったのだろうか。そして、朝、まだ暗いうちに一日が始まる。
 これが、イエスの働きの実態。マタイは、イエスの働きを三つの動詞で要約する。「諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民衆のあらゆる病気や患いをいやされた」と。教えること=会堂で権威をもって聖書について語る、宣教すること=神の国の福音―神の国が近づいたーを宣べ伝える、そして、癒すこと=体に、そして、心に様々な傷、痛み、飢えを抱えてる人に癒しの恵みを注がれる。
 マルコは、それに加えて、どれほど忙しい一日であろうとも、イエスが祈りのために時間を取られたことを忘れない。かつて、年配の司祭が言われた。「祈りのために一番よい時間をあてなさい」と。マルコは言う、「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ行き、そこで祈っておられた」と。それでも、人々は、イエスの後を追ってくる。しかし、イエスは、さらに多くの人々が神を求めていることを知っている。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する」。イエスは決して「仕事人間」ではない。ご自分を遣わされた父との一致、その愛の交わり、すべての人に開かれた愛、それこそが、イエスの働きの動機であり、力の源である。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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