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教皇の意向:女性の役割 (4月)

主の公現後1月6日(木)

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主の霊がわたしの上におられる

ルカ4:18
集会祈願

🌸 第一朗読 (1ヨハネ4:19ー5:4)

使徒ヨハネの手紙

 〔愛する皆さん、〕19わたしたちが愛するのは、神がまずわたしたちを愛してくださったからです。 20「神を愛している」と言いながら兄弟を憎む者がいれば、それは偽り者です。目に見える兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することができません。 21神を愛する人は、兄弟をも愛すべきです。これが、神から受けた掟です。
 1イエスがメシアであると信じる人は皆、神から生まれた者です。そして、生んでくださった方を愛する人は皆、その方から生まれた者をも愛します。 2このことから明らかなように、わたしたちが神を愛し、その掟を守るときはいつも、神の子供たちを愛します。 3神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。 4神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です。

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (ルカ4:14-22a)

ルカによる福音

 〔そのとき、〕14イエスは“霊”の力に満ちてガリラヤに帰られた。その評判が周りの地方一帯に広まった。 15イエスは諸会堂で教え、皆から尊敬を受けられた。
 16イエスはお育ちになったナザレに来て、いつものとおり安息日に会堂に入り、聖書を朗読しようとしてお立ちになった。 17預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある個所が目に留まった。
 18「主の霊がわたしの上におられる。
 貧しい人に福音を告げ知らせるために、
 主がわたしに油を注がれたからである。
 主がわたしを遣わされたのは、
 捕らわれている人に解放を、
 目の見えない人に視力の回復を告げ、
 圧迫されている人を自由にし、
 19主の恵みの年を告げるためである。」
 20イエスは巻物を巻き、係の者に返して席に座られた。会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれていた。 21そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。 22皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚い〔た。〕

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 旧約聖書が予言したとおりに、主イエスは油を注がれた方である、すなわちメシアであり、救い主であるのです。そして、主イエスの使命は「神の恵みの年を告げる」のです。すなわち、主イエスは御父の赦し、御父の慈しみを宣べ伝えるという使命です。その御父の慈しみによって、貧しい人が良き知らせを聞き、捕らわれている人が解放され、目の見えない人が目に見えるようになり、圧迫されている人が自由になるという神の恵みの年が来ます。

 さて、貧しい人に福音を告げ知らせるという言葉を注目していきたいと思います。貧しい人に福音を告げ知らせるのは主イエスの使命です。また、それは教会の使命でもあり、教会にいる我々の使命でもあります。キリスト者になることと宣教者になることは、同じことです。

 それでは、貧しい人とは一体どういう人しょうか。主イエスはもちろん福音を誰も除外することなく全人類に、また全人類を救うためにこの世に来ました。ただし、聖書を読んでみますと、神の国の訪れを告げる救い主の言葉は、遠くにいる人、病気で苦しんでいる人、社会から疎外されている人、圧迫されている人に優先的に向けられるということです。そういう意味で、貧しい人とは経済的に貧しい、ということだけでなく、先ほど述べたような人も含められています。更に、自分の力ではやっていけない、神様なくしてどうすることもできない、自分の力不足を認め、神に信頼する人、神に頼る人です。貧しい人はそういうような人だと思います。そうすれば福音は、必ずその人に力を注ぎ、その人の足りなさを補う(おぎなう)のです。つまり、貧しい人が、まさに、福音の中心にいるのです。

 それから、福音を告げ知らせる、あるいは福音をもたらすとはどういうことでしょうか。それは何よりもまず、彼らのそばに行くこと、喜んで彼らのために尽くし、圧迫されている人を解放することです。このすべては、キリストの名のもとに、キリストの霊とともに行われることです。キリストこそが神の福音、キリストこそが神の慈しみ、キリストこそが神による解放、キリストこそが私たちのために貧しくなられ、その貧しさで私たちを豊かにされた方だからです。福音を告げ知らせることを通して、主イエス・キリストは私たちに心を入り替えさせ、傷を癒し、愛の倫理に基づいて人間関係と社会関係を変えてくださいます。

 「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と主イエスは仰っています。神の恵みは今、訪れています。神の真の救いは今、実現しているのです。私たちの使命と主イエスの使命は同じです。まず、私たちは貧しい人びとですかという疑問を考えてみましょう。主イエスのようにへりくだって貧しくすることができるでしょうか。そうしてから福音、すなわち神の赦しと慈しみを宣べ伝えます。周りの人々の中には、貧しい人がいらっしゃいますか。特に家族の中には貧しい人がいらっしゃるでしょうか。という様々な疑問を、福音書を聞きながら、今週考えて、それを実習していきましょう。

 乙女マリア、福音宣教者の母よ、私たちが世界中に、中でも、貧しい人の身と心の中にある福音への飢えと渇きに敏感になれるよう助けてください。また、私たち一人ひとりと、すべてのキリスト教共同体が、キリストが与えてくださる大いなる慈しみをあかしできるよう、助けてください。アーメン。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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