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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第二十九木曜日(10/26)

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地上に火を投ずるためである

ルカ12:49
集会祈願

🌸 第一朗読 (ローマ6.19-23)

 19〔皆さん、わたしは〕あなたがたの肉の弱さを考慮して、分かりやすく説明しているのです。かつて自分の五体を汚れと不法の奴隷として、不法の中に生きていたように、今これを義の奴隷として献げて、聖なる生活を送りなさい。 20あなたがたは、罪の奴隷であったときは、義に対しては自由の身でした。 21では、そのころ、どんな実りがありましたか。あなたがたが今では恥ずかしいと思うものです。それらの行き着くところは、死にほかならない。 22あなたがたは、今は罪から解放されて神の奴隷となり、聖なる生活の実を結んでいます。行き着くところは、永遠の命です。 23罪が支払う報酬は死です。しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。

🌸 答唱詩編 詩編1 典100 ①④

アレルヤ唱 典269 ㉙

🌸 福音朗読 (ルカ12.49-53)

ルカによる福音 

 49「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。 50しかし、わたしには受けねばならない洗礼がある。それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。 51あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。言っておくが、むしろ分裂だ。 52今から後、一つの家に五人いるならば、三人は二人と、二人は三人と対立して分かれるからである。
 53父は子と、子は父と、
 母は娘と、娘は母と、
 しゅうとめは嫁と、嫁はしゅうとめと、
 対立して分かれる。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。むしろ、分裂だ」、とイエスは言われる。イエスは、平和をもたらす方ではないのか。「わたしは平和をあなたがたに残し、わたしの平和をあなたがたに与える」、と毎度ミサの中で、司祭は唱えているではないか。
 イエスがもたらす分裂、あるいは、対立とは何か。昔から現代に至るまで、領土を巡ってなされる争い、血で血を洗う醜い戦争のことか。あるいは、現在選挙戦の中で繰り広げられているような政治的な主張による対立のことか。むしろ、神に従うか否か、神の望みを実現するか否か、神に反する力に抵抗するか否か、そうした対立のこと。殉教者たちは、神への信仰を捨てるように迫った為政者にNo を突きつけ、対立の犠牲となった。一見平和と思われる社会の中でも、いのちにかかわる対立が生じないという保証はない。中国、ベトナム、ミヤンマー等。
 イエスは言う、「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか」と。イエスが言われる「火」とは、イエスが与えようとする聖霊の火のことである。神の力、神の知恵、神のいのち。それを地上に燃え上がらせるためにイエス自身、通らなければならない試練があった。それは苦しみであり十字架の死だった。それをイエスは「受けねばならない洗礼」と言う。一旦水の中に沈められて死に、そこから新しいいのちに立ち上がる、それが洗礼のイメージである。わたしたちも、神のいのちに与るために、自分の中にある、神に反する力と訣別しなければならない。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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